4人プレイが熱い『HELLDIVERS』プレイレポ…仲間に殺されないコツとは

PlayStation 4、PlayStation 3、PS Vita専用の超骨太SFシューティングゲーム『HELLDIVERS』のゲーム紹介とプレイインプレッション記事です。

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4人プレイが熱い『HELLDIVERS』プレイレポ…仲間に殺されないコツとは
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PS4、PS3、PS Vita専用の超骨太SFシューティングゲーム『HELLDIVERS』が、3月5日に配信がスタートされました。本作は見下ろし型のSFシューティングゲーム。プレイヤーはエリート特殊部隊「ヘルダイバー」の一員として、個性的な3種類のエイリアンたちと激闘を繰り広げていきます。



限られた弾薬数、救援が到着するまでの残り時間、次々に迫り来る無数のエイリアンたち――など、緊張感あふれる戦場が舞台になっており、大胆なアクションと緻密な戦術、そして仲間との連携が勝利の鍵になります。本記事では、ゲームの紹介とプレイレポートをお送りいたします。



なお、本作は各プラットフォーム間でのクロスプレイ・クロスセーブができる他、いずれかを購入するとすべてのプラットフォームでのプレイが可能となっています。さらにクロスボイスチャットにも対応しており、プラットフォームの垣根を越えネットワークを通じて声を掛け合いながら遊ぶことができます。

オンライン要素としては「ギャラクシーキャンペーン」があります。これは世界中のヘルダイバーたちのミッションの成果によって、エイリアンとの戦争の勝敗が決するもので、数ヶ月単位で終戦し、また新しい戦争が始まるようになっています。出現していた惑星もリセットされるので、長く遊べるだけでなく、自分の戦績が宇宙戦争全体に影響するので目標が出来て良いですね。

◆まずは母船で、ミッション選択と装備のカスタマイズだ!


本作では、各エイリアンが生息する惑星が12あり、難易度別に分けられています。惑星で退治するエイリアンは、進化したムシ、かつては人間だったテロリスト集団サイボーグ、高度な発達を遂げた元水生生物イルミネイトという攻撃方法も動きも異なる3種類。同じ難易度では敵の数が多いムシが一番難しく、人型のサイボーグが比較的楽かと思います。

それでは、まずは母船で自分のキャラクターの性別や見た目のカスタマイズを行いましょう。プレイ中に感じたことですが、戦場では敵味方入り乱れてしまうので度々自分が操作しているキャラクターがどれか分からなくなってしまいます。そのため、マントの柄などできる限り自分だと分かる格好にしておくとうっかり死ぬ確率が減るかと思います。



続いて武器と戦略支援を選択します。武器には解放とアップグレード機能があり、解放はミッションクリア後の経験値獲得で階級を上げることで行われ、アップグレードはミッション中にサンプルを回収し調査ポイントをためて行います。武器はメインと特殊武器2種類を選択。アサルトライフルやレールガン、マシンガンなどがあります。

「戦略支援」は1人4つまで選択可能で、攻撃系や支援系、補給系などがあり、同じものを選ぶこともできます。攻撃系は空爆、支援系では歩行型ロボットや装甲車などの乗り物や追加武器、補給系では弾薬があります。序盤はあまり難しくないので自分の好みで選んでしまっても大丈夫ですが、他のプレイヤーが選んだ戦略支援を別のプレイヤーが受けることができるので、難易度が上がると地形やミッション内容、エイリアンの種類に合わせて役割を分担する必要があります。

◆ミッションの進め方と操作方法


ミッション画面では目的が表示され、降下地点を選ぶことができます。ミッションの目的地付近では敵が密集していたり、雪原や敵の群れなど進軍に際しての障害が多数あるので、どこに上陸し、どのようなルートをたどってミッションをクリアし、離脱ポイントから母船へ帰還するかといったコース取りも大事になります。そのため、少し離れたところに降下して、1人がリーダーとなってマップを参照しつつ進行し、戦略支援を受けながら装備を整えて目的地に向かうのが着実な進め方です。



ゲームは、常にキャラクターを見下ろす視点で展開。左スティックで移動し、右スティックで照準を合わせ、R2ボタン(PS Vita版はRボタン)での射撃が基本的な操作となります。照準はレーザーサイトが表示されるので大体の方向を掴むことができます。なお、画面はローカル、オンラインともにメインキャラクターに合うようになっており、ダウン状態の場合は一番ライフが高いキャラクターが中心に来るように設定されています。

◆戦い方のポイント「戦略支援の使い方」


弾薬の補給や敵を攻撃するガンタレットなど、惑星に降り立ったプレイヤーは事前にセットしておいた「戦略支援」を駆使して戦場を突き進みます。これはL1ボタンと十字キーを組み合わせた「コマンド入力」によって行います。L1ボタンを押しながら↑→↓←など画面上に表示される特定のコマンドを入力することで、死亡した味方を復活させる増援要請やミッションクリア後の離脱ポッド要請など、様々な戦略支援を要請できます。使用回数制限とクールダウン時間に気を付けつつ、例えば、ロボットを呼んでおいて盾としてガンガン道を切り開いてもらったり、敵に囲まれた時に空爆で一網打尽にしたりと、戦局を思いのままに操りましょう。



ただ、無事に戦略支援の要請に成功しても、母船から物資や救助船が戦場に届くには時間差があり、ボーっとしているとせっかく届いた物資や救援ポッドの下敷きになって命を落としてしまうことも多々あります。さらにコマンド入力時は攻撃が手薄になるうえ、強い武器や増援ほど複雑なコマンド入力が必要になり大きな隙が生まれます。よって、迫り来るエイリアンを迎撃するのか、戦略支援を受けるために一旦退却するのか、そして何よりぺちゃんこにならないように避ける──といった、駆け引きが文字通り生死を分けることになります。

◆生き延びるために必要なのは、仲間との連携だ!


たった1つのミスが全滅へと繋がる高難易度に設定されている本作。シングルプレイでもストイックに楽しめますが、最大4人の協力プレイは盛り上がれること間違いなし。何より1人でも4人でもミッションの難易度は同じかつCPUはいないので、仲間と連携することで生存率が格段に上がります。協力プレイはオフラインではもちろん、オンラインマッチングやフレンドとも可能。

本作の難易度を上げている要素として、フレンドリーファイアがあります。プレイヤーが放った弾丸は仲間を倒してしまうこともありますし、「戦略支援」で要請した空爆や上空から落下してくる補給物資のコンテナ、投げたグレネードの爆発に巻き込まれての即死もあります。フレンドリーファイアはオフにすることができないので、とにかくポジショニングに注意しましょう。

◆プレイインプレッション─役割分担と連携が勝利の鍵!


戦場では、4人が一体となって戦うフォーマンセルを意識すると良いと思います。お互い背中合わせに死角をなくすように進むことで、四方の敵を倒しながら味方の誤射も防ぐことが出来るためです。戦略支援やエリア制圧の間は、コマンドを入力している味方を守る役を1人置くこと。ただ、敵は無限に増殖してくるので、慎重かつ大胆で何よりテキパキと時には敵を無視して逃げるのも立派な戦術です。



という戦術を頭では分かっていても、いざ敵の湧き出る戦地に降り立つと全員が自分を見失って大混乱に陥ることもしばしば(笑)。敵に囲まれたり仲間が1人やられたりしようものなら、敵に突っ込んだり味方に誤射されるなど、一気に全滅に見舞われることもありました。特にグレネードでの死亡率が高く、せっかく呼んだ離脱ポッドに乗る直前に仲間に殺されてしまうこともありました。

このように何度も失敗を繰り返すうち、次第に全員がプレイ中に声がけをして連携が生まれました。「目的地は右下です!」「弾あるよ!」「空爆呼んだから避けて!」「死にかけてるから助けてくれ!」などなど(笑)。また、自分の役割を見出し始め、1人は機銃を設置する地上の砲台係、1人は弾薬補充係、1人はミッションクリア係──と、それぞれ得意なことを見つけて貢献しようと努力をして、徐々にチームとしての一体感が感じられるようになってきたのも本作の醍醐味と感じました。難易度は高めですが、その分密接なコミュニケーションと連携が求められるゲーム性なので、複数人でプレイすると盛り上がれると思います。

◆まとめ




ストイックなゲーム性でありながら、仲間の攻撃や乗り物、支援物資や離脱ポッドに潰されて死ぬなどコミカルな要素も目立つ本作。敵味方入り乱れる密集度に協力プレイのワイワイ感が加わって、全体的にとても賑やかなゲームとなっています。驚くほど簡単に死ぬ高難易度ではありますが、肩の力を抜いてフレンドやまだ見ぬ戦友と一緒にプレイしたい作品です。

《まいたこ》

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