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『戦国BASARA』シリーズ10周年記念タイトルとして発表された『戦国BASARA4 皇』。7月23日の発売まであと3ヶ月。編集部では気になる新武将&「合戦ルーレット」のファーストインプレッションをお届けします。
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『戦国BASARA4』では敵武将として圧倒的な強さを誇った足利義輝。武器は笏(しゃく)。刀・槍・弓と自在に変化するその笏を操り、近距離~長距離をカバーする攻撃でプレイヤーをおおいに悩ませました。プレイキャラクターとして使う場合もこの多彩な固有技をどう使うかが重要になってきます。威力も高く、移動速度も申し分なし! シリーズ最強のキャラクターと言えるでしょう。
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義輝のバサラ技は天から数多の武器が降り注ぐなかあらゆる武器を使い敵を吹っ飛ばす豪快なもの。武器を縦に繋げ鞭のように振り回したりとやりたい放題。さすが剣帝。
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義輝の真骨頂は固有奥義にありました。表示されたボタン入力を規定時間内にクリアできれば大ダメージを与えられる「生命之炎(いのちのかぎろい)」。ただし失敗すると敵の体力が回復し自身がダメージを受けてしまいます。また、前方に出現する炎・氷・雷・闇の力を持ったルーレットを射抜く「旋盤之極(せんばんのきわみ)」ではバライティ豊かな効果が期待できますが、罰を射抜くと画面の左右に御簾がかかり視界が悪くなってしまいます。
自らの身体を賭けた技はスリル満点。賭けといっても運頼みではなくプレイヤーの動体視力や判断力でカバーできるので、慣れればかなりの効果が期待できそう。ペナルティも厳しすぎず甘すぎず、バトルにスリルをちょい足しするにはもってこいです。
また、ルーレットの当たりをタイミングよく狙う事で能力が変化する固有技では、赤が出れば行動スピードが早くなり、黒が出れば攻撃力が上昇し、金が出れば…なんと時を止まったかのようにすることができてしまうのです。
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時が止まったかのようになる金の目はかなり小さいので狙うのはかなり困難。筆者はまわりのハズレばかりになってしまいました…自信のない人は赤や黒で。こちらは比較的狙いやすいのでスピードアップ、攻撃力アップと自分の好みにカスタムする感覚で。金を狙えるようになった暁には動体視力が高くなっているかも!?
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続いて本作にて新登場となる千利休をプレイ。「二重人格の茶人サイキッカー」という言葉の組み合わせにゲームファンも歴史ファンも騒がせた利休ですが、その肩書きに恥じぬ技を見せつけてくれました。
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まず千利休は戦いを好まない「ワビ助」と好戦的な「サビ助」という2つの人格がある武将ですが、優雅な技を使う時にはワビ助に、攻撃的な技を使う時にはサビ助になるといった感じで繰り出す技にあわせて人格がコロコロと入れ替わります。現在どちらの人格なのかは、髪型や言動で判断。新しすぎる。
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固有奥義「野点(のだて)」では殺伐とした戦場で敵を正座させ茶をもてなします。その絵面は非常にシュール。一見優雅な茶会の様相をみせながらお茶の中に閉じ込めた敵にダメージを与え、さらに自分の体力にすることができるというなかなかトリッキーな技です。野点による回復量は非常に多く、利休の体力が減った時にかなり使えそう。もてなしているつもりがもてなされていましたよ。
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もう一つの固有奥義「懐石」は地面から幾つもの巨石を引っこ抜き、各技に応じて自動攻撃させたり前方に勢いよく発射して敵を蹴散らすもの。「懐石」って、そういう意味!?
利休は武器で攻撃するのではなく、ロックオンした相手を操って蹴散らしたり追撃したりと変化球的な技が多め。性格のギャップに驚かされ、固有奥義のインパクトに衝撃を受け、プレイヤーへの「おもてなし」が半端じゃありません。
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本作でプレイアブル化したもう一人、京極マリア。マリアについてはまだ詳細を明かすことはできませんが、一部のマニアの方々が大喜びしそうな固有奥義が多数用意されているご様子。いや、むしろ新たな一面に目覚めてしまうかも!?