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秋葉原UDXにて開催中の「東京インディーフェス 2015(TIF)」で、ゴールドスポンサーとしてブース出展している、コーラスワールドワイド(Chorus Worldwide)。『The Room(ザ・ルーム)をはじめとした、同社がパブリッシング・ローカライズするインディー系タイトルを展示していました。
■ The Room(ザ・ルーム)
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コーラスワールドワイドが今最も力を入れているのが、欧米ではすでに配信中の3D謎解きアドベンチャーゲーム『The Room(ザ・ルーム)』。高品質のグラフィックや仕掛けたっぷりのゲーム性が批評家から賞賛されて数々のアワードを受賞。iOS/Android/Steamプラットフォームに展開してマルチミリオンセールスを達成しています。
コーラスがTIFで展示していたのは、デベロッパーFireproof Gamesと提携しローカライズが実現したアジア版『ザ・ルーム』。インターフェースやテキストが日本語化されていて、新規ユーザーにはより遊びやすく、英語版をプレイ済みのユーザーでも再発見がきっとあるはずです。
PR担当の大柳氏によると、海外発売中の続編『The Room 2』はもちろん、最新作『The Room 3』の同時期ローカライズ配信も視野にあるということです。
■ Kitty Powers Matchmaker(キティ パワーズ・マッチメーカー)
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『キティ パワーズ・マッチメーカー(Kitty Powers Matchmaker)』は、Criterion Gamesから独立したRichard Franke氏が、自らも奇抜なメイクでゲーム中に登場する、異色のデートシミュレーター。プレイヤーは愛の伝道師“キティ”として、あの手この手でカップルたちの愛を成立させるのが目的です。
2015年2月にコーラスが配信した日本語をふくむアジア版は、英語版からいくつかの新要素が備わっている他、『はーとふる彼氏』で知られる玻都もあ氏の手によって、キャラクタービジュアルが日本のユーザーにも親しみやすいデザインに一新されています。
『キティ パワーズ・マッチメーカー』は、App Store/Google Playに加え、SteamのPC版も配信中です。
■ 英国初のユニークなインディータイトルが一堂に
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コーラスワールドワイドのブースには、上述2タイトルの他にも、「モンティ・パイソン」風の英国流ダークユーモアで描かれるアニメアドベンチャー『バートラム・フィドルの冒険』、斬新な操作性を持ったシューティング『スカイパトロール』、愉快なタッチアクションが特徴の『ドラゴンフィンガ』などなど、ユニークな作品がプレイアブル展示。コーラスのCEOである金親晋太郎氏は、イギリスゲーム業界での長年に渡るキャリアをいかして、こうしたUKタイトルのパブリッシング・ローカライズをつぎつぎと実現させています。
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コーラスのPRマネージャー大柳竜児氏
英国産ゲームは、アクションジャンルが多く大衆向けの傾向が強い米国産ゲームとは、世界観やビジュアル面でもひと味違った個性を備えていて、日本人にも遊びやすくしっくりくるのではないかと大柳氏。かつてのファミコンではなく、アプリゲームを遊んで育った新しい世代にむけて、海外の“ゲームらしいゲーム”を届けたいと話していました。
記事提供元: Game*Spark