【E3 2015】『人喰いの大鷲トリコ』のゲームデザイン、そしてテーマとは

E3会場では、そんな本作のプレゼンテーションが実施。上田氏解説のもと、映像で披露されたステージが実際にプレイされました。本稿ではそのレポートをお届けします。

ソニー PS4
【E3 2015】『人喰いの大鷲トリコ』のゲームデザイン、そしてテーマとは
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SCEが6月16日に実施した「PlayStation E3 EXPERIENCE」にて、待望の発売時期がついに決定したPS4ソフト『人喰いの大鷲トリコ』。本作を手掛けるのは、『ICO』や『ワンダと巨像』で著名なゲームクリエイター上田文人氏です。



発表自体は「E3 2009」で行われたため、早くも6年が経過していますが、今年のE3ではプレイ映像も披露。まず注目なのが「トリコ」の動きで、様々なペット動物をミックスし、そこに野生動物の凶暴さなどをプラスしたデザインを確認することができます。



またダイナミックかつリアルタイムに崩壊するステージにも注目で、プレイヤーの行動とゲームの進行が違和感なくシームレスに繋がっていることがわかります。



E3会場では、そんな本作のプレゼンテーションが実施。上田氏解説のもと、映像で披露されたステージが実際にプレイされました。本稿ではそのレポートをお届けします。

◆そもそも『人喰いの大鷲トリコ』ってどんなゲーム?


まずは、本作がどのようなゲームなのかを説明しておきましょう。本作は遺跡を舞台としたアクションアドベンチャーゲームで、「少年」と「大鷲 トリコ」の物語が描かれます。

広場のトリコ

ゲームデザインとしては、“少年とトリコのそれぞれのアクションを組み合わせ、先に進んで行く”というもので、プレイヤーは「少年」を操作しつつ、トリコに指示を出して行きます。その内容を具体的に説明するため、デモプレイが披露されました。デモでは遺跡のとある広場からスタート。広場の出口は鍵が掛かっているため、脱出方法を見つけるというシチュエーションです。

上の方に別の出口が

実際のプレイとしては、まずは寝ているトリコを起こすことから開始。そして辺りを見渡すと、少年では届かない高い場所に別の出口を発見します。そこにトリコを誘導し、背中に上って先に進むと、広場の外に出ることに成功しました。

トリコに乗って移動

ただ、トリコはまだ広場に残ったままですので、こっちに来るように誘導。突進し出口の扉を破壊しようとするトリコですが、その扉は非常に頑丈でビクともしません。そこで再度周囲を見渡すと、扉を開けるレバーを発見。そのレバーを操作することで、無事に少年とトリコは外に出ることができました。

レバーを操作して扉を開ける

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《栗本 浩大》

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