熱中症で11人搬送の「モンスト」イベント、「飲み物持ち込み禁止」報道を否定

　2日に幕張メッセで開催されたイベント「モンストフェスティバル2015」の来場者11人が熱中症と見られる症状で救急搬送されるなどした騒動で、主催のミクシィは4日、「飲み物の持ち込みを禁止していた」とした一部報道を否定した。

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2015.8.4 Tue 20:22

　ミクシィは4日、同社が主催したイベント「モンストフェスティバル2015」（以下、モンフェス）の来場者11人が熱中症と見られる症状で救急搬送されるなどした騒動をめぐり「当社がイベント内への飲み物の持ち込みを禁止していた」とした一部報道に対し、「禁止していた事実は一切ございません」と否定した。

　同イベントは、ミクシィが配信する人気スマホゲーム「モンスターストライク」のイベントで、2日に幕張メッセで開催された。来場者特典として、ゲーム内で使える限定キャラクターが配布されることもあり、会場の収容可能人数を大幅に上回る来場者が集まり、混乱を招いた。

　同社は3日、体調を崩した来場者に素早く充分な対応がとれなかったことや、入場に関する情報などの提供が遅れたこと、会場および会場周辺の案内が不十分だったことにより混乱を拡大してしまったことなどについて謝罪した。

　しかし今回の件について、同日放送のフジテレビ系「とくダネ！」が、「イベント主催側　飲み物の持ち込みを禁止」というテロップとともに、イベントを主催する当社がイベント内への飲み物の持ち込みを禁止していたと報じたことを受け、「当社が、上記イベントの実施にあたり飲料等の持ち込みを禁止していた事実は一切ございません。当社は、防犯対策等の一環として手荷物検査を実施いたしましたが、来場者が持参した飲料等を没収したり、取り上げたりした事実も一切ございません」と否定した。

　さらに一部SNSで「心肺停止者が出た」などといった情報が掲載されていることに対しても、「そのような事実はございません」とし、「同日救急搬送された方の状況につきましては、千葉市消防局の発表のとおり（11名搬送、重症者なし）となります」と説明した。