中でも異彩を放っていたのが、Xbox One専用タイトルの『Inifinity Brade Saga』です。アンリアルエンジンを採用し、モバイル向けにリリースされた人気IPの第三弾で、満を持してコンソールに登場。しかも本作は中国開発タイトルという点でも興味が惹かれるところです。さっそくプレイしてみました。

ゲームは新型Kinect専用タイトルで、実際に体を動かしながら敵キャラクターと1対1で切り結んでいきます。デモ版では父親を惨殺された騎士が主人公で、敵討ちのために敵の城に乗り込んでいくシークエンスが、たっぷり20分くらい楽しめました。

ゲームはカットシーンとバトルの繰り返しで進行し、基本操作はカーソルを手で誘導して、画面上のアイコンに重ねることで選択するというもの。ラスボスを含めて5体の敵を撃破していき、途中で財宝やアイテム(剣)を入手することもできます。財宝を入手するか否かで敵キャラの装備の一部が変更される違いもありました。

敵キャラクターはオーク風、ミノタウロス風のモンスター、巨大な柱や矛を振り回してくるクリーチャー、通常の人間より1.5倍はあろうかという黒騎士、そして城の主で父親を殺害した「冥府之王」です。





バトルシーンでは画面左側に推奨される動作が表示されます。体を左右に傾けて敵の攻撃をかわしたり、手を上下左右に動かして剣を振り回すなどです。敵の攻撃に対してタイミング良く剣をふるえば、相手の剣を払いのけてピヨらせることもできます。左手を上にかざすと盾で防御できますが、受け止めるごとに破損していき、最終的に盾が破壊されるギミックもありました。



このほか一定の条件下でボクシングのように両手を交互に突き出し、敵に連続ダメージを与えられるシーンも発生しました。相手の体力をゼロにするとカットシーンに移行し、敵にとどめが刺されます。新型Kinectの反応は良好で、そこまで体を動かさなくてもいいのですが、ついつい熱くなって体を必要以上に動かしてしまい、終了後は心地よい疲労感が得られました。

現世代機だけあってグラフィックは非常に美麗で、大画面いっぱいに敵キャラクターが表示されるさまは迫力満点です。中国ゲーム産業といえばPCオンラインゲームというイメージが強い中で、新鮮な驚きでした。またデモ冒頭ではプレイアブルキャラクターらしき女騎士らしきの姿も見られました。中国国外での発売は未定ですが、今後のニュースを期待したいところです。