【インタビュー】『ライズ オブ ネイション 』『シヴィライゼーションII』開発者のスマホ向け新作SLG『DomiNations』の魅力とは

日本・韓国・台湾で事前登録者が30万人を突破した、iOS/Android向け基本プレイ無料の本格ストラテジーゲーム『DomiNations -文明創造-』のメディア向け説明会が8月18日に実施されました。

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【インタビュー】『ライズ オブ ネイション 』『シヴィライゼーションII』開発者のスマホ向け新作SLG『DomiNations』の魅力とは
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日本・韓国・台湾で事前登録者が30万人を突破した、iOS/Android向け基本プレイ無料の本格ストラテジーゲーム『DomiNations -文明創造-』のメディア向け説明会が8月18日に実施されました。



本作は、石器時代から宇宙時代までに登場する様々な文明を舞台に、冒険や戦いを繰り広げ、自国文明の発展や他文明の征服をしながら、史上最強の文明へと成長させる歴史を作っていく──深い戦略性と壮大なスケールによって練りこまれた世界観を楽しめる本格的なストラテジーゲームです。『Civilization II』や『Rise of Nations』などを開発者であるブライアン・レイノルズ氏とティム・トレイン氏が共同で創業した開発会社Big Huge Gamesの処女作であり、すでに配信がスタートしている欧米では1000万ダウンロードを突破しているタイトルです。

説明会ではまず、ネクソンの熊谷氏よりネクソンのパートナーシップの説明がなされました。インターナショナルな強みを持っているネクソンは、EAやスクウェア・エニックスなど様々な企業とパートナーシップ契約を結んでおり、『DomiNations -文明創造-』もそうした取り組みの一環となっています。



続いて、Big Huge GamesのCEOティム・トレイン氏が登壇。歴史戦略ストラテジーゲームに強い開発チームは、『Clash of Clans』や『Boom Beach』など、現在人気のストラテジーをプレイしているユーザーの次なる作品として本作を開発しました。2013年からスタートしたプロジェクトは、独自の手法として企画書を作らずに初めからゲームのコーディングを行い、毎日ひたすらプレイしてフィードバックをして議論をする──という手法を繰り返し、1年ほどかけプロトタイプを制作したとのことです。

その後のベータテストでは、「30 for 30」というコンセプトで、30名のユーザーが30日間毎日30分プレイするという方法を行い、次第に規模を拡大していきました。このような2年ほどの開発期間を経て、2015年4月2日に欧米市場での配信が開始となりました。



ここからはトレイン氏より、ゲームトレイラーを交えてゲームプレイの詳細について紹介されました。『DomiNations -文明創造-』は採取や狩猟を中心とした石器時代から始まり、青銅器時代、銃火器が使われる産業革命時代、さらに宇宙時代を目指して進化していきます。個性のある文明は8種類あり、それぞれの特有のものを含めて100種類以上のユニットを選ぶことができ、例えば中国文明ではスペシャルユニットの弓兵、人口が多いなどの特徴があるので選択の面白さも備えています。



また、戦略ストラテジーゲームの次世代を目指してグラフィックにもこだわっており、道路を使った美しいレイアウト、世界にある巨大な建造物を作るといった要素も。他文明を打ち倒す戦いについては、一般的な敵の拠点を倒すストラテジーゲームとは異なり、軍隊同士の戦いがコンセプトとなっています。具体的には、それぞれの部隊に攻撃対象を指定をできるなどの高い戦略性があるとのこと。先日行われた産業革命以降のアップデートでは、戦車やマシンガンなどの近代的な兵器が使用できるようになりました。

プレゼンテーション終了後は、質疑応答が行われました。

──8つの文明に日本を選んだ理由、将軍として織田信長を選んだ理由を教えてください。

トレイン氏: 日本を選んだ理由は、世界史に多くの影響を与えていたからです。将軍に織田信長を選んだのは、大学時代に『信長の野望』にとてもハマっていたからです(笑)。

──開発中に大変だったことはありますか?

トレイン氏: ユーザーインターフェイスの開発に苦慮しました。小さいスクリーンの中にすべてを入れ込まなければならないので、様々なプレイヤーのテストプレイから検討して行いました。また、モバイル端末は機種が多く、すべての機種でしっかり遊べるようにデザインするのも大変でした。

──戦略ストラテジーをプレイするのが初めてのユーザーでも楽しめますか?

トレイン氏: ゲーム開発をしていく中で、初めてのユーザーでもプレイできるかを徹底的に分析しました。特に年齢層の高いユーザーや子どもについては注意深く観察し作り込んだので、初心者のユーザーでも十分に楽しむことが出来る内容になっています。また、歴史というテーマはファンタジーとは違い世界共通の知識として持っているのでとっつきやすいので、多くの方にプレイして欲しいと思っています。

──今後のアップデートはどれぐらいの頻度で行われますか?

トレイン氏:産業革命時代のような大きなものから小さなものを含め、月に1回程度を目標に行っていく予定です。



筆者もAndroid版をプレイ。建物や人物などが細部まで丁寧に描かれており、まずはその繊細なグラフィックに目を奪われました。ゲーム序盤である石器時代では、狩猟や採取をこまめに行いゴールドと食料を集める必要があり、鹿やうさぎを狩ったり農園を作ったりしました。

すべての作業はタップで行え、一度建設した建物や金鉱などのオブジェクトは移動することができるので、試しに空いているスペースに色々建設して、様子を見ながら移動・整備をしていけるのもプレイしやすかった点です。

その後、軍隊を配備して他国に侵攻。歩兵だけでなく騎馬隊などユニットの種類も複数あるため、時代が進んでくると相手の戦力に合わせて自軍戦力の調整も必要があると感じました。

本格的なストラテジー要素を盛り込みつつ遊びやすさも兼ね備えた『DomiNations -文明創造-』。リリースは8月末の予定です。

記事提供元: Game*Spark

《Game*Spark》

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