【レポート】ドーム型ドライブシミュレーター『リアルドライブ』は6速シフト&3ペダル搭載で“Gを感じる”ほどリアルだった

これまでのものとは一線を画す新しいスポーツ走行体感マシンの登場です。東京モーターショーに、バンダイナムコがスポーツ走行体感マシン『リアルドライブ』を出展しています。体験プレイに1時間ほどの待ち時間が発生し、ひときわ大きな注目を集めています。

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【レポート】ドーム型ドライブシミュレーター『リアルドライブ』は6速シフト&3ペダル搭載で“Gを感じる”ほどリアルだった 全 8 枚 拡大写真
これまでとは一線を画す新しいスポーツ走行体感マシンの登場です。東京ビッグサイトで開催されている東京モーターショー2015にて、バンダイナムコエンターテインメントがスポーツ走行体感マシン『リアルドライブ』を出展しています。体験プレイに1時間ほどの待ち時間が発生し、ひときわ大きな注目を集めていました。

リアルドライブの筐体

■実際のスポーツカーを運転しているようなリアル感

『リアルドライブ』の特徴は、現在ゲームセンターに置かれているような体感マシンとは一線を画すリアル感。体感マシンの中は、180度世界のドームスクリーンになっており、今回の出展では、鈴鹿サーキットのリアルな景色を楽しむことができました。操作方法は実際の車と同じようになっており、6速シフトと3ペダルによるマニュアル操作が可能です。(なお、オートマ操作も可能。)


運転感覚は、実際の車そのもの。シートは運転に合わせて揺れ動きます。実際にプレイをしましたが、直進加速時の風を切るようなスピード感、コーナリング時の身体が外に引っ張られるような感覚、縁石に乗り上げたときの挙動の乱れ、ギアの切替に失敗した際のカクカク感…どの場面を取っても実際の運転感覚と遜色ありません。特に、コーナリング時については、他の体感マシンのプレイ感覚でハイスピードでコーナーに入ったら、曲がり切ることができませんでした。この操作感覚も実際の車そのものです。

また、いきなりレースが始まるのではなく、レーシングカーがピット(車両整備場)を出てグリッド(スタート位置)に整列するシーンからゲームが始まり、レース前にはフォーメーションラップがあります。これらの過程も実際の自動車レースそのもの。開発者のこだわりが感じられます。


ピットロードまで再現されています

■自分の好きな車を使い続けられる

『リアルドライブ』には、高タイムを狙ってクリアを目指すという概念もなければ、オンライン対戦機能もあえて設けられていません。なので、スピードを重視する必要がなく、自分の好きな車を使い続けることができます。これまでのゲームでは、スピードを追求する必要があり、自分の好きな車を途中で手放さないといけない…ということもありましたが、『リアルドライブ』ではそのようなことがありません。ゲーム中ではレース後にNPCとの順位が表示されますが、運転の操作向上を捉える目安として活用してほしいとのことです。

リリース時には、専用の記憶媒体カードも用意されるとのこと。このカードを使えば、ゲーム中で手に入れたスポーツマフラーのようなアイテムなどを、ゲームデータとして保存することが可能です。さらに、専用アプリをダウンロードすれば、自分のカードIDを入力することにより、スマホで車のカスタマイズを楽しむこともできるようになります。ゲームセンターだけではなく、自宅や通勤時間でもスマホでカスタママイズを楽しむことができるのは嬉しいですね。


この『リアルドライブ』、主に30代半ば~40代半ばの方にプレイしてもらうことを想定して作られたそうです。開発担当者に話を聞くと、「昔はロードスターのようなスポーツカーで自分なりの走りをしていたが、今は家庭を持ってそのような運転ができない方に、昔していた走りをもう一度体感してほしい」という想いを持って作られたマシンだそうです。その想いがキャッチコピーの"思い出せ 走る喜びを"に込められています。ゲーム施設に限らず、サラリーマンが仕事帰りに寄れるような場所に設置をしていきたいとのことです。


『リアルドライブ』のリリースは、来期中を目指しているとのこと。待ちきれない方は東京モーターショーに行ってプレイしてみましょう。東京モーターショーは11月8日(日)まで東京ビッグサイトで開催されています。

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