三菱の硬質色鉛筆、水・黄緑・橙が販売継続へ…日本アニメーター・演出協会は在庫不足回避を呼び掛け

三菱鉛筆は、「硬質色鉛筆7700番」について、水・黄緑・橙も販売を継続すると発表しました。これに伴い、日本アニメーター・演出協会(JAniCA)は在庫不足回避への協力を呼び掛けています。

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三菱鉛筆は、「硬質色鉛筆7700番」について、水・黄緑・橙も販売を継続すると発表しました。これに伴い、日本アニメーター・演出協会(JAniCA)は在庫不足回避への協力を呼び掛けています。

11月10日頃に三菱鉛筆の公式サイトにて掲載された「硬質色鉛筆7700番」の赤以外が年内で生産終了になるとの発表を受け、アニメ業界で愛用者の多い同製品において在庫不足などの混乱が見受けられていました。この状況を「日本の商業アニメーション業界にとって非常に大きな問題」とし、日本アニメーター・演出協会は、三菱鉛筆との協議をはじめとするさまざま対応を行っていました。

その結果、日本アニメーター・演出協会からの呼び掛けに応じる形で、三菱鉛筆は、水・黄緑・橙についても販売を継続する方針を発表。公式サイトのお知らせは12月1日付で更新され、現在は以下のように掲載されています。

■お知らせ:硬質色鉛筆7700番について 《2015年12月1日更新》
「赤」以外の生産を年内で終了すると告知して参りましたが、「橙色、黄緑、水色」につきましても、需要が見込まれると判断し、当面の間、生産を継続とさせていただきます。ご愛用のお客様には、一時的な品薄、および、他の単色と12色セットの生産終了で、ご不便をお掛け致しますことをお詫び申し上げます。

※三菱鉛筆 - お客様相談室 より
http://www.mpuni.co.jp/customer/


この発表に伴い、日本アニメーター・演出協会は「三菱鉛筆株式会社は勿論、アンケートにご協力いただいた皆様、今回の協議にご支援いただきました関連団体、関係各社に深く感謝いたします」とコメントを掲載。また、在庫バランスが崩れている現状から、アニメ業界に向けて以下の2点の協力を呼び掛けています。

(1)複数の小売店に発注をされている方は、いずれか1店を残して発注の取下げをお願いします。
(2)所属アニメーターや、取引のあるスタジオなどで該当の硬質色鉛筆が不足されている場合には、可能な限りの融通をお願いします。

※【緊急告知】三菱鉛筆社製 硬質色鉛筆 生産終了に伴う対応について より
http://www.janica.jp/events/pencil/pencil20151129.html


アニメ業界関係者向けのアンケートについては引き続き実施していく模様です。

《津久井箇人 a.k.a. そそそ》

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