【レポート】個別受注生産で自分だけのカードも作れる新作TCG『ART OF WAR』とは

コミケ89の企業ブースで新しいトレーディングカードゲーム(TCG)『ART OF WAR』の販売がされていたので、取材に行ってきました。『ART OF WAR』は、6種類21枚のカードを使用する戦略性の高いTCGです。

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【レポート】個別受注生産で自分だけのカードも作れる新作TCG『ART OF WAR』とは
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2015年12月29~31日に東京ビッグサイトで開催された国内最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)89」。企業ブースで新しいトレーディングカードゲーム(TCG)『ART OF WAR』の販売がされていたので、取材に行ってきました。『ART OF WAR』を販売しているのは、同人ショップ「にゃんごろべりー」です。

『ART OF WAR』は、6種類21枚のカードを使用する戦略性の高いTCGです。「にゃんごろべりー」の浅生俊一代表によると、「強いカードは存在せず、将棋のような戦略性が求められるゲーム」だそうです。なお、『ART OF WAR』は「にゃんごろーべりー」の依頼により、ボードゲームに強みを持つ「プロダクトアーツ」がルールなどのゲームシステムを開発。販売は、「にゃんごろーべりー」が行っています。


『ART OF WAR』の特徴は、個別受注生産に対応しており、ユーザーが用意したイラストや写真をカードに入れることができる点です。二次創作や18禁表現などを除き、自由に自分のイラストや写真をカードに印刷することができます。しかも、1デッキは1,400円という安価な値段で制作することが可能。また、作成したカードは自由に販売することができます。プレゼントやノベルティとして利用することも可能です。

インサイド編集部では、「にゃんごろべりー」の浅生俊一代表にミニインタビューを実施しました。

――『ART OF WAR』を作った背景は?

浅生俊一代表(以下、浅生):最近のカードゲームはルールが複雑になっています。各カードのテキストが複雑化し、カード枚数自体も増えているためです。また、強いカードを手に入れるにはお金が必要になっています。私はそれらの問題に着目し、シンプルなカードゲームを作ることを目指しました。そのため、『ART OF WAR』では、カードの強さではなく、戦略性の高さで勝ち負けが決まるゲームになっています。


カードにはテキストがほとんど書かれておらず、21枚で対戦できるシンプルさが特徴

――現在どのような活動を行っているのですか?

浅生:現在カードゲームショップと話を進めています。具体的には、点数制の大会をカードショップなどで今後開催していきたいと考えています。例えば、1回勝つと3点が付与され、10点貯まると2級になったりだとか。また、リアルの場で対戦するだけではなく、チャットツールを使って、相手のカードをモニターで見ながら対戦を行うことも想定しています。

――『ART OF WAR』を今後どのようなゲームにしていきたいですか?

浅生:将棋がたったの40駒で長年続いているように、『ART OF WAR』も長年経っても遊べるカードゲームにしていきたいですね。100年経っても遊べるカードゲームを目指したいです。また、東方Projectなどに続く、新しい同人作品に育てあげていきたいと考えています。

――今後が楽しみですね。本日はありがとうございました。

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デジタルカードゲームが主流となりつつある今、紙のカードゲームの展開を行うことは、時代に逆行した面白い挑戦といえそうです。今後の展開を期待して待ちましょう。

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