『ART OF WAR』は、6種類21枚のカードを使用する戦略性の高いTCGです。「にゃんごろべりー」の浅生俊一代表によると、「強いカードは存在せず、将棋のような戦略性が求められるゲーム」だそうです。なお、『ART OF WAR』は「にゃんごろーべりー」の依頼により、ボードゲームに強みを持つ「プロダクトアーツ」がルールなどのゲームシステムを開発。販売は、「にゃんごろーべりー」が行っています。
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『ART OF WAR』の特徴は、個別受注生産に対応しており、ユーザーが用意したイラストや写真をカードに入れることができる点です。二次創作や18禁表現などを除き、自由に自分のイラストや写真をカードに印刷することができます。しかも、1デッキは1,400円という安価な値段で制作することが可能。また、作成したカードは自由に販売することができます。プレゼントやノベルティとして利用することも可能です。
インサイド編集部では、「にゃんごろべりー」の浅生俊一代表にミニインタビューを実施しました。
――『ART OF WAR』を作った背景は?
浅生俊一代表(以下、浅生):最近のカードゲームはルールが複雑になっています。各カードのテキストが複雑化し、カード枚数自体も増えているためです。また、強いカードを手に入れるにはお金が必要になっています。私はそれらの問題に着目し、シンプルなカードゲームを作ることを目指しました。そのため、『ART OF WAR』では、カードの強さではなく、戦略性の高さで勝ち負けが決まるゲームになっています。
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カードにはテキストがほとんど書かれておらず、21枚で対戦できるシンプルさが特徴
――現在どのような活動を行っているのですか?
浅生:現在カードゲームショップと話を進めています。具体的には、点数制の大会をカードショップなどで今後開催していきたいと考えています。例えば、1回勝つと3点が付与され、10点貯まると2級になったりだとか。また、リアルの場で対戦するだけではなく、チャットツールを使って、相手のカードをモニターで見ながら対戦を行うことも想定しています。
――『ART OF WAR』を今後どのようなゲームにしていきたいですか?
浅生:将棋がたったの40駒で長年続いているように、『ART OF WAR』も長年経っても遊べるカードゲームにしていきたいですね。100年経っても遊べるカードゲームを目指したいです。また、東方Projectなどに続く、新しい同人作品に育てあげていきたいと考えています。
――今後が楽しみですね。本日はありがとうございました。
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デジタルカードゲームが主流となりつつある今、紙のカードゲームの展開を行うことは、時代に逆行した面白い挑戦といえそうです。今後の展開を期待して待ちましょう。