【日々気まぐレポ】第134回 これぞ人型素体プラモの理想形!「フレームアームズ・ガール マテリア」で遊んでみた
インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきによる週間連載「日々気まぐレポ」、第134回目でございます。
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本日は、壽屋より発売されておりますプラキット「フレームアームズ・ガール マテリア Normal Ver.」をご紹介。こちらは、コトブキヤが展開しているオリジナルロボットコンテンツ「フレームアームズ」を美少女化したスピンアウトシリーズ「フレームアームズ・ガール (FA:G)」の最新作です。
この「マテリア」、デザインは非常にシンプルで、名前の通りいわゆるFA:Gの素体とも言うべきものとなっています。「FA」の「素体」……ここでまで聞くと、シリーズのファンなら「フレームアーキテクト」を思い出す方もいらっしゃっるのではないでしょうか。機体を内部から支える構造体であるフレームアーキテクト。まさにFAの素体ともいうべきシロモノですが、このマテリアはフレームアーキテクトを美少女化したもの、というわけではありません。あくまでFA:Gの素体なのであって、これまで発売されてきたシリーズの人間部分を構成する共通パーツで組み上げられたキットとなっているのです。
つまりマテリアには、発売中の同シリーズ「轟雷」や「スティレット」のような元となる機体は存在しません。シリーズ初のオリジナルキットというわけです。
ちなみにFAの素体であるフレームアーキテクトは、それはそれでちゃんとFA:G化したものが発売予定となっています。
さて、共通パーツが多く使われているとは言いましたが、これまで発売済みの同シリーズから更なる進歩を遂げている点も数多く存在します。その中でも特筆すべきものが股関節の軸化です。
シリーズ第1弾の轟雷の股関節はいわゆるボールジョイントで、可動範囲はそこそこながら、遊んでいるうちにどんどん緩くなっていくという問題もありました。メーカー側もこれは認知していたようで、第2弾のスティレットではボール部の素材が変更。これにより摩耗が抑えられ脚のポロリもいくらかマシにはなりましたが、それでも根本的解決には至っていませんでした。
今回のマテリアではこのボールジョイントが軸による可動に刷新。構造は複雑化したものの、可動範囲の拡張と強度の両立に成功しています。
また、本体部分の複雑な色分けも可能な限り行われており、パチ組でも見栄えが格段に良くなっています。これまでと同じように表情パーツはプリント済み。さらに今回は腰部パーツが塗装済みとなっており、従来のように水転写シールを貼る必要もなくなりました。
付属品として複数の表情別のフェイスパーツと差し替え用手首がセット。素体ということで武装パーツこそありませんが、二の腕および大腿部に3mm軸のハードポイントを設けることのできる交換用パーツが付属しています。
もちろん手脚などはこれまでのシリーズと同経で設計されており互換性はバッチリ。様々な組み換え遊びを楽しむことができます。もちろん、がっつり改造してオリジナルのFA:Gを作るも良し、まさしく素体として幅広いプレイバリューを誇るキットとなっています。オススメ!
「フレームアームズ・ガール マテリア Normal Ver.」は発売中。価格は3,600円(税抜)です。
(C) KOTOBUKIYA
■筆者紹介:ひびき
関西在住のゲームやアニメが大好きな駆け出しひきこもり系ライター。そのシーズンに放送されているアニメはすべて視聴する暇人。ゲームのプレイは基本的にまったりじっくり足が遅い方。2012年からINSIDEにてライター活動を開始。お仕事はTwitterにて随時受付中。
Twitter:@hibiki_magurepo
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