【レポート】映像と連動して風を発生させるVR周辺機器「Vortx」を体験

米サンフランシスコで開催されている世界最大のゲーム開発者向けイベント「GDC」にて、VR映像と連動して風を送るデバイス「Vortx」を体験してきましたのでご紹介します。

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米サンフランシスコで開催されている世界最大のゲーム開発者向けイベント「GDC」にて、VR映像と連動して風を送るデバイス「Vortx」を体験してきましたのでご紹介します。

カリフォルニアベースの開発チームWhirlwindVRによる「Vortx」は、Oculus RiftなどのVR機器と組み合わせることで、従来の視覚と聴覚を使った仮想現実体験に、触覚による効果をプラスするというものです。

今回の展示では『Clash of Clans』のVR映像が使用されていました。映像の中で雷が落ちると「Vortx」から風が発生するのですが、ちょうど顔に当たるのでVR映像が一層リアルに感じられます。また、通常の風だけでなく、爆発が起こったりやドラゴンが火をふいたりすると「Vortx」からは熱風も吹きだします。

開発者キットの予約を開始したばかりということもあり、会場で実際に動作していたのは一品物のプロトタイプでした。空気を圧縮して風を送りだす仕掛けのためか、現段階では風発生時の音がかなり大きく、ヘッドフォン越しでもはっきりと聞こえてくるのが気になりました。開発者キット版の外装も展示されていましたが、さらなる遮音性を期待したいところです。

Oculus RiftやPS VRをはじめ、各社こぞってVR用のヘッドマウントディスプレイを展開している中で、その周辺機器として仮想現実体験をさらに高めるためのデバイスが登場しはじめているのは興味深いところです。

《Game*Spark》

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