自転車創業のANOS『ロストカラーズ』iOS版配信!日記「会社滅亡まであと117日」が特典に

(資)自転車創業は、iOSアプリ『ロストカラーズ/再装版』の配信を開始しました。

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自転車創業のANOS『ロストカラーズ』iOS版配信!日記「会社滅亡まであと117日」が特典に
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(資)自転車創業は、iOSアプリ『ロストカラーズ/再装版』の配信を開始しました。

「今更言うまでもない話だが、この世界に色はない」というキャッチコピーが目を奪う本作は、色の無い世界の謎に迫る物語を描いた『ロストカラーズ』の再装版をiOSに移植したものとなります。


同社はこれまで『あの、素晴らしい  をもう一度』や『空の浮動産』など、ゲーム性を重視したノベルシリーズを意欲的に展開してきました。その特徴として、ノベルゲームを能動的にプレイできるように作られた「Advanced Novel Operation System」、通称「ANOS」システムの搭載があげられます。


「ANOS」は、枝分かれする分岐であったノベルを多層的に積み重なる累積型シナリオへと進化させるもので、どの時点からでも別の分岐に戻って辿り直す事が可能となるシステムです。既に辿った分岐で得た記憶を他の分岐で使用すると、新しい展開が発生することも。自ら展開させていく能動的な要素を生み出す「ANOS」によって、物語を読むだけの受動的な姿勢では味わえない、新たなゲーム体験を楽しむことができるのです。


もちろん『ロストカラーズ/再装版』にも「ANOS」が搭載されているので、未体験の方は今回の配信を機にプレイしてみるのもお薦めです。また『ロストカラーズ』プレイ済みの方も、『再装版』ではグラフィックのアップデートや演出の大幅刷新、テキストやシナリオの再調整などが行われているので、その違いを味わってみるのも一興かもしれません。

なお、iOS版『ロストカラーズ/再装版』を5月8日までに購入した場合、再装版の制作中に開発者がつけていた日記「会社滅亡まであと117日」がPDFファイルという形で付属します。


ちなみに本作の価格は、3,500円。同社の他タイトルをご存じの方にとっては、高めの価格設定と感じるかもしれません。同社はこれまで、限定版や初回版などは制作せず、出来るだけ長い期間売れ続けるよう、可能な限り安い値段で発売し、その価格を維持してきました。

しかし時代が移り変わるとともに、これまでと同じやり方では会社の維持が困難と判断。安くすることで状況の打破に臨んだものの、売り上げはさほど変わらず、安くした分だけ利益が下がる結果に。また、ソーシャルゲームのような基本無料という方針は、同社が制作するゲームの方向性と合わず、薄利多売および課金ビジネスモデルは成立しないとの結論に辿り着きました。

このような経緯を踏まえ、価格に見合った内容を前提にしつつ価格を上げるという道を選んだことは、無理のない話と言えます。そして、新たな道を模索し始めた同社が『ロストカラーズ』の再装版をWindows向けに展開させ、一定の成功を収めることができました。

こうして生まれた『ロストカラーズ/再装版』が、更なる動きとしてiOS版という展開を拡げました。今回の流れが、いかなる発展へと繋がっていくのか。その活躍に注目が集まることでしょう。見届けてみたい方は、iOS版『ロストカラーズ/再装版』のプレイを一考してみてはいかがでしょうか。


YouTube 動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=lyrZID_81Vk

■仕様
対応OS:iOS6以降
対応端末:Phone5/iPad3/iPad mini2/ iPod Touch(第6世代)以降
発売日:2016年4月23日配信開始予定
価格:3500円

■期間限定特典
4月23日~5月8日迄の間にご購入頂けた場合、『ロストカラーズ/限定再装版(Windows版)』製作中につけていた未公開日記「会社滅亡まで117日(PDF/196ページ)」がついてきます。

■Windows版との違い
劇中歌(ミドリの歌)をWindows版から再度全刷新。
レーティングの関係上、最初のシーンの1画像のみ規制が掛かっています。

■Windows版から引き続きの特徴
解像度をVGAからSVGAへのグラフィックアップデート
演出の大幅刷新
BGMのリメイク
テキスト・シナリオの再調整
※物語の本筋の展開に変更はありません

《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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