『バトルフィールド 1』WW1は当初否定されていた ― EA開発ボス「塹壕戦は楽しくない」
EA DICEが開発するシリーズ最新作『Battlefield 1』。第一次世界大戦がテーマとなることが発表され話題を集めていますが、EA開発スタジオのボスであるPatrick Soderlund氏が投資家向けのブリーフィングにて、時代設定を決定した興味深い経緯を語りました。
ソニー
PS4

Soderlund氏は当初開発チームから提案された「第一次世界大戦」というテーマを「塹壕戦であり、プレイして楽しいものではない」強く否定したとのこと。一方で、業界他社はSFとなることが予想されており、「我々は近代的な軍事的空間で多くの成功を持っていたが、それを変更する必要があったと感じていた」と語っています。
「第一次世界大戦が最適な選択ではなかった」と考えていたSoderlund氏ですが、今は第一次世界大戦という設定が「EAとフランチャイズにとって最適なこと」という確信があるとのこと。また、『Battlefield 1』発表時に公開されたトレイラーが多くの成功を収めていると語りながらも、重要なのはこれまで通り『Battlefield』が体験できるという約束を果たすことであると伝えています。
第一次世界大戦という舞台はAAA級FPSでは未踏の地。新しい設定に挑戦するというのは確かに冒険的な事であり、Soderlund氏が当初イメージしたように塹壕戦は地味で面白くないのではないか、という意見も一定数あります。しかしながら、その意見を翻して「最適」とまで言わしめたことは、「楽しい」と思わせる説得力を持った提案がDICEより行われたと考えられるのではないでしょうか。
『Battlefield 1』はPC/PS4/Xbox Oneにて2016年10月21日に全世界同時発売を予定しています。
『Battlefield 1』WW1は当初否定されていた―EA開発ボス「塹壕戦は楽しくない」
《水京》
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