2Dで描かれたキャラクターを立体的に表現する「Live2D」。3Dモデルを作り上げる必要もなく、またアニメーションのように膨大な枚数も不要で、イラストで描かれたキャラクターのテイストを活かしたまま動かすことができるこの技術は、ゲームはもちろん様々な媒体で活躍を見せています。
そんな「Live2D」シリーズの発展のひとつとして、「Live2D Euclid」が2014年に発表されました。現在展開している「Live2D Cubism」は、1枚の原画を元に立体的な動きを可能としていますが、立体表現の角度には限界がありました。ですが「Euclid」は360度の立体表現を目指しており、そのコンセプトに多くの方が高い関心を寄せています。
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今年の2月に行ったインタビューにて、「Euclid」の現状を伺いましたが、このたび新たな展開が判明。同社は、「Live2D」を通して創作活動に関わる方々が集う「alive」を定期的に実施しており、今年も7月2日に「alive 2016」を開催しますが、この年次イベントにて「Live2D Euclid」のVRおよびARデモの展示を行うと明かしました。
VRデモのテーマは「Live2D 保健室」で、360度全方位の2D表現を実現したキャラクター「YUI」が、目の前で語りかけてくるというもの。保健室というシチュエーションで、「Euclid」生まれのキャラクターがどのような表現を見せてくれるのか、早くも期待が高まります。3台のHTC Viveが用意されますが、注目度合いによっては混み合うかもしれません。
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また今回は、「Live2D Euclid」で動くキャラクターをじっくり見られるように、ARのデモも展示。会場に用意されているモバイル端末を通して、等身大の「YUI」を様々な角度から見ることができます。Live2Dが切り開く次のステップが気になる方は、「alive 2016」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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