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「東京ゲームショウ2016」がいよいよスタートしました。今年のテーマは「エンターテインメントが変わる。未来が変わる。」となっており、CESAの岡村秀樹会長は「一例ではありますが、昨今、大きな盛り上がりを見せているVR(ヴァーチャル・リアリティ=仮想現実)や、AR(オーグメンテッド・リアリティ=拡張現実)といった新たな技術を活かしたゲームコンテンツが、世の中に対して新たなエンターテインメント価値を提供し、新たなエンターテインメントの楽しみ方が創造されていくのではないかと期待しています。」とコメント。会場内にはVRコーナーが設置され、昨年に引き続き盛り上がりを見せています。
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そんなVRゲームの出展方法に変化がありました。従来は小さなブースで体験するのが一般的でしたが、今年はMRを用いたブースが目立ちます。MRとは複合現実のことで、体験者の姿をリアルタイムでゲーム映像と合成。回転率が悪く、体験しないとよく分からないVRゲームですが、作品の雰囲気をMR映像で伝える試みが行われているのです。
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この手法は複数社が採用しており、『CIRCLE of SAVIORS』のPDトウキョウをはじめ、『World of Tanks』『World of Warships』関連のVR作品を出展しているウォーゲーミングジャパンや、複数社のVRゲームが出展されるHTCブースなどでは、各体験コーナーにグリーンバックを貼り、外から見える位置にモニターを設置。その効果は絶大なようで、多くの来場者が足を止め、モニターを見つめていました。