インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきがお届けする週間連載「日々気まぐレポ」、第182回目でございます。
今週は、バンダイより発売中のガンプラ「HGBF 1/144 ルナゲイザーガンダム」をご紹介。こちらは、昨年放送されたアニメ「ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ」にリンクする形で展開中の公式外伝「ガンダムビルドファイターズA-R」に登場するレディ・カワグチの愛機をキット化したものです。
名前の通り、OVA「機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER」に登場する主役機「スターゲイザーガンダム」の意匠を色濃く反映させたガンプラなのですが、ベースとなっているのは意外にも百式という設定。世界観を越えたミキシングが特徴のユニークな機体となっています。
その設定の通り、本キットの大部分を占めるのは昨年発売された最新キット「HGUC 百式（REVIVE版）」の流用。そこにルナゲイザーガンダム用の新規造形パーツが追加されています。
大まかには、上半身の各装甲形状やバインダーなどが百式から変更されており、一部に大きく余剰パーツも出る形となっています。しかし、顔つきやシルエットに加え、特徴的なパールホワイトの成型色などの影響で別種の機体のようにも感じる秀逸なデザインとなっていますね。これは見事です。
機体のカラーリングもほぼ成型色で再現。全身を走るヴォワチュール・リュミエール・サブシステムのエフェクト（ゴールドのライン）はホログラムシールで表現されています。こちらは、非発動状態の黒のものも付属。さらに、頭部バイザー下に貼るカメラアイのホイルシールも各種付属しています。
可動は最新フォーマットだけあってかなり良好。もはや最近のガンプラでは特筆すべきことでもありませんが、柔軟にかつ自由なポージングを可能としています。
付属する武装はルナゲイザーガンダム専用デザインのビームライフルが一丁のみ。一応、リアスカートにはビームサーベルの基部がマウントされていますが、刀身部分は付属しておらず、ここは他キットから流用する必要があります。
このほか、オプションとして握り手、武器保持手といった交換用手首が左右合わせて計4つセットとなっています。
ギミックとしては背部ウイングバインダーをヴォワチュール・リュミエール発動状態に変形が可能。基部から柔軟に動くので、滑空状態といった、元の百式にはない形態にもすることができます。
また、本キットは過去に発売された「HG スターゲイザーガンダム」と一部互換性が存在。スターゲイザーのバックパックを専用のアタッチメントを介してルナゲイザーに装着することが可能となっています。
組み換えギミックやヴォワチュール・リュミエールの各種形態再現など、付属品がそれほど多くはないキットにしてはなかなかのプレイバリューを誇る本キット。特にバックパック周りはガンプラの改造にも色々と使えそうなパーツが含まれており、想像力をかきたてます。鉄血のオルフェンズ系や、ジ・オリジン系のガンプラとはまたちがった、ビルドファイターズ系ならではの楽しみが満載のガンプラとなっていますので、是非組み立ててみてください。オススメです！
「HGBF ルナゲイザーガンダム」は発売中。価格は2,160円(税込)です。
(C)創通エージェンシー・サンライズ・テレビ東京
■筆者紹介:ひびき
関西在住のゲームやアニメ、おもちゃが大好きな駆け出しひきこもり系ライター。そのシーズンに放送されているアニメはすべて視聴する暇人。ゲームのプレイは基本的にまったりじっくり遅い方。2012年からINSIDEにてライター活動を開始。お仕事はTwitterと個人サイトにて随時受付中。
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