【レポート】『進撃の巨人 TEAM BATTLE』グリップ型入力デバイスで“立体起動”を直感操作! 原作さながらの空中戦をロケテストで一足早く実感

原作漫画はもちろんのこと、TVアニメも高い人気を集め、様々なゲーム化や劇場映画化も果たした「進撃の巨人」。その物語は今も連載が続いており、死力を尽くす激戦や秘められた謎に迫る展開などを展開。今も目の離せない物語が綴られています。

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【レポート】『進撃の巨人 TEAM BATTLE』グリップ型入力デバイスで“立体起動”を直感操作! 原作さながらの空中戦をロケテストで一足早く実感
【レポート】『進撃の巨人 TEAM BATTLE』グリップ型入力デバイスで“立体起動”を直感操作! 原作さながらの空中戦をロケテストで一足早く実感 全 19 枚 拡大写真

原作漫画はもちろんのこと、TVアニメも高い人気を集め、様々なゲーム化や劇場映画化も果たした「進撃の巨人」。本タイトルは今も連載が続いており、死力を尽くす激戦や秘められた謎に迫る展開などを展開。目の離せない物語が、現在進行形で綴られています。

ですが、「進撃の巨人」に関する見逃せない動きは、漫画だけに留まりません。その世界観はもちろんのこと、恐るべき巨人に対抗すべく人類が生み出した「立体起動」をアクションゲームへと落とし込んだ、カプコンが贈るアーケードゲーム『進撃の巨人 TEAM BATTLE』が、いよいよロケテストを迎えました。


発表当時から高い注目を集めていた『進撃の巨人 TEAM BATTLE』は、作中の登場人物たちが手に持つ「超硬質ブレード」のグリップ部分を模した入力デバイスを両手に持ち、原作さながらの操作感覚で立体起動や巨人への攻撃などを行うことが可能。そのため、どのようなプレイ体験が得られるのかと、多くの方が関心を寄せていました。

そんな注目作が、先週末に待望のロケテストを実施。熱心なファンを中心に様々な方がいち早くプレイに臨み、プレイした感触がSNSなどで語られました。残念ながら、今回の東京でのロケテストは終了していますが、足を運べなかった方のためにプレイレポートをお届けします。



まず基本的な操作のポイントですが、両手のグリップ部分に2つのボタンがあり、上ボタンで攻撃、下ボタンで立体起動に移るワイヤーを射出します。また立体起動は、ブーストゲージを消耗して行うため、ゲージが切れると立体起動も終了し着地します。地上や屋根を自力で走ることもできますが、立体起動に比べると速度が劣るため、巨人にとっては恰好の攻撃チャンス。そのためブーストゲージの管理は、重要なポイントのひとつと言えます。


ですが、立体起動を停止すればゲージは自動回復するので、出し惜しみする必要もありません。残り少なくなったら、少し離れた場所の屋根などに避難して回復するといった手段も使えます。屋根の上から巨人の様子を観察していると、「こういうシーンも原作にあったな」と、ちょっと世界に浸る気分に。

なおワイヤーや攻撃の照準は、行きたい地点や狙いたい場所にデバイスを向けるだけ。照準アイコンが変化するので、その違いを目安にすると攻撃も行いやすくなります。乱戦になるとつい慌てがちになるので、照準の変化に注目しておくといいかもしれません。ちなみに原作ではブレードが損耗しましたが、『進撃の巨人 TEAM BATTLE』ではブレードは切れ味を保ったまま。こちらに関しては、まったく遠慮する必要なくブレードを使いまくってください。


また操作方法は、照準やブーストゲージを左右分扱える「ダブル照準操作」だけでなく、初心者向けとなる「シングル照準操作」も用意。シングル操作では、照準や攻撃、立体起動ボタンの操作が右手だけになるので、シンプルで分かりやすくなります。ちなみにダブル操作では、攻撃や立体起動が両手分行えるので、よりスピーディな攻撃も可能となり、シングル操作時と比べ最大2倍のブーストゲージ(右と左の1本ずつ、計2本分)を活用できます。

そして実際のプレイ感覚ですが、まさに「立体起動で空を飛んでいる」という実感が味わえる手応えでした。慣れていないため、動きや切り替えなどは(筆者の腕の問題で)もたつく場面もあったものの、「あそこに飛ぼう」などのやりたい事と、実際に実行する手段がかなり直観的にリンクしており、グリップ型の入力デバイスでの操作は予想以上に快適でした。


立体起動をしながら旋回するような行動も取れるため、冷静に対処すれば着実に巨人のうなじを狙うことができます。また、右グリップにあるカメラを使いこなすことで、立体起動で交差して攻撃を加えた後に、視点を転じてワイヤーを射出。そして立体起動の軌跡を変えて更に攻撃を加える、といった華麗な連続攻撃も行えます。地上に降りることなく2撃3撃と叩き込むといった、ミカサやリヴァイの如き活躍も不可能ではありません。


アクションのひとつひとつもスピーディで、テンポ感も極上。シチュエーションモードでは原作のエピソードを追体験でき、「あの場面を自分で操作してる!」とテンションが上がることもしばしば。もちろん、原作を知らずとも「立体起動で空を飛び、巨大な敵を屠る」というアクションだけでも、手に汗握る興奮を楽しむことができるでしょう。


ロケテストの時点で使用できるキャラクターは限られており、また選ぶミッションによって使用キャラは異なります。例えば、シチュエーションモードの1つ目のミッション「トロスト区防衛戦」は、エレン、アルミン、ジャン、サシャ、アニ、ライナー、マルコから選択可能。なお正式稼働時には、意外なキャラも操作できるとのこと。


キャラクターごとの大きな特徴としては、条件を満たすことで発動できる「特殊能力」が大きなポイント。本作はチーム戦が基本となっており、1人プレイの時でも3人がCPUキャラとして随伴。そのためチームメイトの戦力を増強するような特殊能力もあるので、好みのプレイスタイルに合わせた特殊能力を持つキャラを選んでみるのもお勧めです。


とはいえ、「好みのキャラを使って遊びたい」というのも素直な気持ちでしょう。幸い本作では、特殊能力を除けば、キャラ性能はステータスに多少差がある程度。むしろ好きなキャラをチョイスし、その特殊能力を活かす戦い方を身に付けるというやり方も充分アリです。


あと本作の特徴としては、シチュエーションモード以外に、対戦が楽しめる「チームマッチモード」もあります。こちらは4vs4で、巨人の討伐数などをチーム単位で競うモードです。対戦といっても、プレイヤー同士が直接戦うわけではなく、人類共通の敵はあくまで巨人。雌雄を決するというよりは、腕前を比べ合うという楽しみ方です。

ちなみに、同じ戦場で2チームが戦うため、相手の獲物を横取りするといったことも可能。また、相手チームに攻撃を加えることもできます。直接攻撃で相手チームを倒すことはできませんが、攻撃が当たると怯んだりするので、巨人への攻撃を妨害するのも重要な戦略になる……かもしれません。


そして見逃せない点として、筐体には「ヘッドフォン端子」と「マイク端子」も搭載。カプコンさんに尋ねたところ、ロケテスト時にはまだ対応していないものの、正式稼働時にはボイスチャットが可能とのこと。協力プレイを助けてくれる大きな要素と言えそうです。


正式稼働が待ち遠しいばかりですが、まずは2月3日から2月5日まで、ラウンドスタジアム千日前店(大阪)にてロケテストを実施。参加者には、限定二つ名「先行壁外調査班」(Aimeカード必須)やスペシャルステッカーといったの特典があるので、近隣にお住まいの方はこのチャンスをお見逃しなく。詳細が知りたい方は、公式サイトも合わせてチェックしておきましょう。





■進撃の巨人 TEAM BATTLE 公式サイト
URL:http://www.capcom.co.jp/arcade/shingeki/

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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