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インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきがお届けする週間連載「日々気まぐレポ」、第184回目でございます。
今週は、バンダイから発売中のガンプラ「HGUC 陸戦型ジム」をご紹介します。本キットは「機動戦士ガンダム」シリーズの中でも、宇宙世紀の世界を舞台にした作品に登場するモビルスーツを1/44スケールでガンプラ化する「HGUC」シリーズの最新作。今回は、OVA作品「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」などで活躍する量産型MSである「陸戦型ジム」が登場しました。
陸戦型ジムは「ジム」の名を冠してはいるものの、ジム系列のバリエーション機かといえば実は然にあらず。直系の親である陸戦型ガンダムの簡易生産版といった風の機種です。その陸戦型ガンダムは本家ガンダムの余剰パーツから生まれているので、ジムとも親戚ではあるのですが……本家ほど血筋は濃くない、といった所でしょうか。ともあれ、この陸戦型ジムは、数多いジムの仲間の中でもやや特殊な位置にあることには違いありません。
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さて、今回はそんな陸戦型ジムが待望のHGUCでリリース。意外にも出てなかったんですね。キットは完全新規造形で、同シリーズの「陸戦型ガンダム」や「ガンダムEz8」、もちろん「ジム」などからも流用パーツは一切ありません。
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スタイルは現代的なスマートなアレンジ。とはいえ、陸戦型系列のどっしりとした足回りは健在です。頭部も旧HG版などともまた違った解釈がなされており、顎の主張がやや控えめな印象を受けます。
元々シンプルな色分けなのでパーツ構成も単純。胸部前面排気口のホワイト、脛のグレーといった色が足りない部分は、きちんとホイルシールで補われています。唯一気になるとすればシールドの取っ手部分。簡単な部分なのでささっと部分塗装してあげるとグッと完成度が増すのではないでしょうか。
段落ちやパネルラインとして処理されているので、合せ目もほぼ皆無です。唯一、頭部両サイド下部(耳の下)あたりに出るくらいですが、本当にそれくらいしかありません。これはスゴイ。
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各部可動も優秀で、特に本キットでは手首部分が二重関節化されています。このため、より自然なポージングで銃器を構えることが可能になっています。
シンプルな本体だけに武装は豊富。陸戦型の主武装である100mmマシンガンをはじめ、ショート・シールド、ロケット・ランチャー、ビーム・サーベルといった基本武装がセットに。さらに、本キットの目玉として、アニメ本編で対アプサラス戦にて使用された「ネット・ガン」が今回初立体化されています。
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各武装のギミックとしては、ストックやフォアグリップが可動するほか、ロケット・ランチャーは専用のアタッチメントを介してバックスカートにマウント可能。ビーム・サーベルは設定通り脹脛のスペースに収納することができます。ショート・シールドは接続部が折りたたみで伸縮して打突状態を再現できる他、バイポッドを起こすことで地面に立てて使うことも可能です。また、オプションとして交換用の平手も付属しています。
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待望のキット化ということで、かなり気合の入った内容になった陸戦型ジム。ファンの多い機体だけに納得のプレイバリューといった感じですね。量産機ということで数を揃えるといった遊びはもちろん、オリジナルガンプラの製作欲も掻き立てられるフラットな作りになっていますので1箱2箱と複数買いをしてみても良いかもしれませんね。オススメです!
「HGUC 陸戦型ジム」は発売中。価格は1,620円(税込)です。
(C)創通・サンライズ
■筆者紹介:ひびき
関西在住のゲームやアニメ、おもちゃが大好きな駆け出しひきこもり系ライター。そのシーズンに放送されているアニメはすべて視聴する暇人。ゲームのプレイは基本的にまったりじっくり遅い方。2012年からINSIDEにてライター活動を開始。お仕事はTwitterと個人サイトにて随時受付中。
Twitter:@hibiki_magurepo
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