【特集】『ポケモン』の「マッハじてんしゃ」を自作したファン現る―ゲームフリーク増田氏「凄過ぎる!かっこいい!」

Twitterユーザーの「かじ@試験期間中」さんが、自身のロードバイクを『ポケットモンスター』シリーズの乗り物「マッハじてんしゃ」に改造したようです。

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Twitterユーザーの「かじ@試験期間中(@shelby75239565)」氏が、『ポケットモンスター』シリーズの乗り物「マッハじてんしゃ」を自作したようです。

「マッハじてんしゃ」は、2倍以上の速さで移動できる折り畳みの自転車。各フィールドを迅速に移動する手段としてプレイヤーから重宝されており、これに乗ればひびが入った床の上を渡れるようになります。2002年11月21日に発売された『ポケットモンスター ルビー・サファイア』で初登場しました。

同氏の「マッハじてんしゃ」は、普通のロードバイクでは使わないパーツを使用してオリジナルのデザインを保ちつつ、ロードバイクとしてしっかりと機能するように作られており、そのクオリティはファン制作のアイテムの域を超えています。

そして、ゲームフリークの増田順一氏も「えええ?!凄過ぎる!!!かっこいい!」と絶賛。あの『ポケットモンスター』の生みの親を驚愕させています。


今回当編集部は、そんな「かじ@試験期間中」氏にメールインタビューを行い、なぜ「マッハじてんしゃ」を作ろうと思ったのか、どのように作ったのかを訊いてみました。

―なぜ「マッハじてんしゃ」を作ろうと思ったのですか?
純粋に『ポケモン』と自転車が好きで 「マッハじてんしゃを作ったら面白いんじゃないかな~」 なんて思いながら自己満足程度に作り始めたのですが… 作っていくうちに「バーチャルとリアルの架け橋になるような存在」「ポケモンファンと自転車乗りを互いに繋ぐ事ができれば」と思い、制作しました。

―製作にはどのくらいの期間を要しましたか?
構想が半年。部品収集に半年。制作に3ヶ月で、合計1年3ヶ月の期間を要しました。

―「マッハじてんしゃ」を作るにあたってパーツ探しは大変ではありませんでしたか?
部品収集には、絶版になってしまった「後ろ変速機取り付け用部品(汎用ディレイラーハンガー)」や 「ステム取り付け方法を変える部品(アヘッドコンバータ)」など、普通のロードバイクでは使わないような部品を集めるのが大変でした。主要な部品も友人からホイールを譲って貰ったり、行きつけの自転車屋さんから格安で中古のコンポーネントを頂いたり… 様々な方に助けてもらいながら制作しました!

―全部で金額はどれくらいかかりましたか?
部品、塗装、その他消耗品、灯火類などなど、全て含めて10万円位…だったと思います。ネットオークションなどに出品されている中古車両などであれば、要らない部品が結構あって、車両と工具、塗料のみで済む可能性が大いにあり、もっと価格が抑えられたかもしれません。

―シフトレバーのモンスターボールはどうなっているのですか?
モンスターボール部分は別パーツです 当初はガシャポンの空容器に塗装したものを仮付けしていたのですが、偶々家にモンスターボールの置物(?)のようなものがあったのでそれを付けています。

―使用したパーツを教えていただけますか?
「マッハじてんしゃ」の使用パーツ

ステム:イオンサイクル製 SI MS-28
ホイール:シマノ製SORA
ブレーキ:ダイヤコンペ製 BRS101
コンポーネント:シマノ製SORA一式
サドル:CBA製スポーツサドル
シートポスト:ギザプロダクツ製シートポスト

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このメールインタビューを通して筆者が感じたのは、「かじ@試験期間中」氏の『ポケモン』と自転車に対する深い愛情。「マッハじてんしゃ」を作るには、技術と時間、お金などが必要になりますが、それよりも重要なのが愛情なのだと思い知らされました。そして、その愛情に共感してくれた仲間たちの協力も「マッハじてんしゃ」を制作するにあたって欠かせないものだったのではないでしょうか。

2ページ目では、この「マッハじてんしゃ」が如何にして作られたのかを制作工程の写真と一緒に紹介します。
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《真ゲマ》

『ドラゴンフォース』が一番好き 真ゲマ

吉田輝和の絵日記やトイレオブザイヤー、ギャグ漫画「ヴァンパイアハンター・トド丸」、洋ゲー漫画「メガロポリス・ノックダウン・リローデッド」など、これまでゲームメディア業界に影響を与える様々な企画を立ち上げてきました。他社メディアでも活動中なので、気軽にお仕事の依頼をお願いします。 ちなみに、ユウキレイ先生が手掛ける4コマ漫画「まほろば小町ハルヒノさん」(まんがタイムで連載中)で教師役として出演中です。

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