『とある魔術の電脳戦機』インプレ―15年分の進化と感動は絶対に見逃せない!

2月15日の発売日が間近に迫った『とある魔術の電脳戦機』のインプレッションをお届けします。

ソニー PS4
『とある魔術の電脳戦機』インプレ―15年分の進化と感動は絶対に見逃せない!
『とある魔術の電脳戦機』インプレ―15年分の進化と感動は絶対に見逃せない! 全 9 枚 拡大写真
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ハイスピードなロボットアクションが楽しめる「電脳戦機バーチャロン」と、人気ライトノベル「とある魔術の禁書目録」がタッグを組むという、異色コラボで大きな話題を集めた『電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機』。本記事では、2月15日の発売日が間近に迫った本作のインプレッションをお届けします。新たな戦いの開幕を、お見逃しなく!

◆小説版「とある魔術の電脳戦機」から広がっていくストーリー




本作の世界観は、「とある魔術の禁書目録」の登場人物たちが、大人気ゲーム「電脳戦機バーチャロン」をプレイするうちに、その裏に隠された巨大な事件に巻き込まれていく、というもの。本作の主人公を務める上条当麻は事件解決のため、インデックスや御坂美琴といったおなじみのメンバーたちと共に、戦いへと挑んでいきます。

ストーリーは「とある」シリーズならではの軽妙な会話劇で進んでいくため、非常にテンポ良く読み進められます。もちろん、思わずクスッと笑ってしまうような小ネタや、手に汗握る熱いシーンも健在。本作で初めて「とある」シリーズに触れる方でも、一気に引き込まれていくのではないでしょうか。

気になる話の内容ですが、、2016年5月に出版された小説「とある魔術の禁書目録×電脳戦機バーチャロン とある魔術の電脳戦機」後の話になっており、先に小説を読んでおいたほうがより深く堪能できる作りになっていました。小説版もコラボ作品として非常に高く評価されている作品なので、ぜひチェックしてみてください。

◆「トランジション」の導入によって、生まれ変わったバーチャロン



さて、対戦アクション部分にも目を向けていきましょう。本作では「バーチャロイド」と呼ばれるロボットを操作する、爽快感の高いバトルが楽しめます。ダッシュボタンでフィールドを縦横無尽に駆け巡りながら各種攻撃を繰り出すことが可能で、ド派手な技を見事相手にヒットさせた時の気持ち良さは病みつきになるほど!

本作には、ダッシュ後の硬直をズザーと滑りながらキャンセルする「トランジション」が導入されており、これに慣れると一層バトルが面白くなってきます。従来の「バーチャロン」はいかに自機の硬直を相手に狙われないように立ち回るか、というのが一つのテクニックでしたが、本作ではトランジションを駆使することで、その硬直自体を消せるようになりました。結果、ゲーム全体のスピード感が飛躍的に向上し、新しい「バーチャロン」としての生まれ変わりを感じさせてくれます。

ただし、攻撃時には大きな硬直が発生します。無駄弾を控えて隙を隠しながら、いかに相手へ攻撃を当てていくか。そこが本作の腕の見せ所であり、魅力でもあります。



もうひとつ、「ロックオン」についても言及しておきましょう。双方が高速でフィールドを駆け回る「バーチャロン」において、相手を武器の照準に捉えるロックオンは非常に重要なポイント。相手を常に画面内に捉え続けることが勝利への第一歩であり、従来作ではその点が初心者にとって躓きやすい部分でもありました。(筆者も何度相手を見失ってオロオロ動き回り、側面や背中を撃ち抜かれたことか…)

そんな課題への解決策として、本作には「スマート」と「ベテラン」という、二つの操作モードが実装されています。スマートは相手をオートでロックオンし続けてくれるため、まずはこちらでゲームに慣れていくのが良いでしょう。過去シリーズをやり込んでいる方であれば、従来作の様に自身で相手をロックオンする必要のある「ベテラン」に挑戦してみるのがオススメ。特に相手の移動先を予測して、攻撃を置いておくように当てる“偏差撃ち”は、ベテランならではの醍醐味です。

ファンにはおなじみの“波乗り”で、相手に突撃!

もちろん、ヒップアタックも健在。ついつい、狙いたくなる…?

本作では、勝敗の判定にポイント制が用いられています。相手に攻撃を当ててダウンをとるとポイントが加算されるので、常に試合の残り時間とポイント状況を確認しながら戦闘を進めていきましょう。もちろんチャンスがあれば、相手の撃破を狙っても問題ありません。

また、従来のシリーズとは異なり、ひたすら逃げ回るなどの消極的行為が続くと、ポイントが一定時間毎に減るペナルティが導入されました。これまでの「バーチャロン」は、体力リードを奪ったら回避に専念するのが一つの勝利パターンでしたが、本作では別の戦い方を模索する必要がありそうです。

カットインが挿入される“ブーストウェポン”で勝利を掴め!

自分と相性ぴったりのバーチャロイドを探してみましょう

「バーチャロン」シリーズとしては、15年ぶりの新作となる本作。インサイド編集部では、「東京ゲームショウ 2017」にて、本作のプロデューサー亙重郎氏へのインタビューも実施しております。「とある魔術の禁書目録」とコラボすることになった経緯など、たっぷりお話を伺っていますので、こちらもあわせてご覧下さい。

【TGS2017】『とある魔術の電脳戦機』異色コラボへの熱い想いを亙重郎プロデューサーに聞く
https://www.inside-games.jp/article/2017/09/27/110023.html

PS4/PS Vita『電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機』は、2月15日発売です。

(C)SEGA CHARACTER DESIGN:KATOKI HAJIME
(C)2017 鎌池和馬
キャラクターデザイン・原作イラスト/はいむらきよたか
Licensed by KADOKAWA CORPORATION ASCII MEDIA WORKS

《ねんね太郎》

また、お会いしましたね ねんね太郎

ゲームセンターとテレホーダイが生み出す濁流に、満面の笑みで身投げした雑食系ゲーマー。油断すると余裕で半日は寝てしまうため、スヌーズ機能が欠かせない。ゲーム以外の趣味は、モノを捨てること。

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