■美麗なグラフィックでハイスピードアクションバトルが楽しめる
マスターはサーヴァントと共に1日ごとにバトルステージに出撃し、勝利を収めることでストーリーが進行。難易度はステージごとに、イージー・ノーマル・ハードの3段階から選択できます。
戦闘においてマスターは、自身の魔術装備である「礼装」に埋め込まれた能力強化や回復など、様々な効果を持つ「コードキャスト」を使ってサーヴァントを援護するのが役目。出撃ごとに自分が操作するメインサーヴァント1体と戦闘をアシストするサポート役のサーヴァントを2体選びます。
ステージはいくつかの領域(セクター)によって区切られ、敵軍のセクターは赤色、自軍のセクターは青色で表示。敵軍のセクターを制圧し、自軍のセクターを増やすことで戦いを有利に進めることができます。
セクターを制圧するには、番人であるアグレッサーを倒さないといけません。同様に、自軍のサーヴァントなどが守る拠点を敵に奪われないように守る必要があります。とくにマスターが撃破されるとその時点でゲームオーバーになってしまうので注意しましょう。
前作よりも進化した美麗なグラフィックは、細部にわたって作り込まれています。さらに、サーヴァントのアクション操作も非常に滑らか。スピーディーに360度自由自在に動かすことができ、空中攻撃だってお手のもの。ボスである敵サーヴァントの登場シーンもカッコいいので、自然とこちらも熱が入ります。
■基本操作は直感的に行える
移動とカメラ
コントローラーの左スティックでサーヴァントの移動、右スティックではカメラアングルを操作でき、それ以外にジャンプとダッシュがボタン一つで行えます。セクターを守るアグレッサーやボスサーヴァントが出現すると自動でカーソルが出現してナビゲートするため、視界から外れても見失うことがありません。実際に、画面外にいて見えなくても、カーソルを追いかけて攻撃を繰り返して倒せました。直感的に操作できるのが楽しい。
攻撃と防御
弱攻撃・強攻撃・防御の3つのボタンがあります。弱攻撃と強攻撃のボタンを組み合わせることでコンボ攻撃、ボタンを押す順番を変えることで攻撃範囲や攻撃の異なる技を繰り出せます。アクションの爽快感に酔って、防御を疎かにしないようにしましょう。
■アクティブスキルとムーンドライヴで戦況を有利に運び、最後は宝具をぶっ放せ
簡単操作で発動できる使い勝手の良いアクティブスキル
サーヴァントは4つまでアクティブスキルをセットできます。それぞれ攻撃力が高かったり、攻撃範囲が広かったりと、バトルを有利に進めることが可能。ただし、1度使用するとクールダウンが必要です。また、サーヴァントのレベルが上がることで、新しいアクティブスキルを覚えたり、強化されたりします。
無敵感が漂うムーンドライヴ
敵を倒すことで青色の魔力球を回収しドライヴゲージを溜めることができ、MAXになるとサーヴァントの攻撃力と防御力が大きく上昇するムーンドライヴを発動できます。ムーンドライヴ状態では、大量の敵を一気に殲滅できる強力なドライヴスキルを放てます。ただし、放った直後にムーンドライヴが終了するので注意が必要です。
戦局を覆せる宝具真名解放
ムーンドライヴ中に敵を撃破すると、黄金の魔力球を回収して宝具ゲージを溜めることができます。ゲージMAXになると放てる宝具はセクターの敵全体に大ダメージを与えることができるので、劣勢だって覆せます。シャルルマーニュの宝具の演出がめちゃくちゃカッコ良くて鳥肌が!剣が大好きだった、騎士に憧れていた、そんな中二病だった頃の自分が呼び覚まされるー!
■いざという時は令呪を使え!
サーヴァントのHPが0になると令呪メニューが開きます。令呪は全部で3画あり、出撃ごとに補充されるので遠慮なく使い切っちゃいましょう。
令呪:復活
サーヴァントのHPを全回復させて、戦場に復活させる。消費画数=1
令呪:魔力解放
サーヴァントの全魔力を強制解放し、HP全回復に加え、ドライヴゲージMAX、宝具ゲージMAXの状態になります。消費画数=3画
令呪:空間転移
任意のセクターに移動が出来る。消費画数=1画
■ベースキャンプ
シャルルマーニュの宝具でもある空中要塞が、戦いの拠点・ベースキャンプに。ベースキャンプ内には、サーヴァントのレベル上げやスキルのセットアップなどができる「マイルーム」、サーヴァントと交流が出来る「宿舎」、出撃する際に入る「作戦会議室」の3つがあります。
マイルーム
QPを使ったサーヴァントのレベル上げ、アクティブスキルのセット、インストールスキルのセット、衣装チェンジ、ステージで集めた「強化骨子」で礼装の作成などができます。
宿舎
サーヴァントが住む宿舎ではサーヴァントとの会話を楽しむことができます。サーヴァントの「絆レベル」が上がることで会話の内容も変化し、親密になることでサーヴァントからプレゼントがもらえることも。絆レベルは戦闘中にサーヴァントから課せられたサイドミッションをクリアしたり、魔術「コードキャスト」でサポートしてあげたりすると上昇します。
■重厚なストーリーで先が気になって仕方がない
Fate作品は、張り巡らされた伏線や感情移入してしまう人間ドラマが最大の見所。『Fate/EXTELLA LINK』においても、味方であるシャルルマーニュと敵の親玉であるカール大帝の関係が最初から気になりっぱなしですし、アルテラはなかなか戻って来ませんし、とにかく先が読めない展開が続きます。
さらに、ストーリー自体が分岐していて、遡ることで辿らなかったルートも見ることができるようになっています。実際に筆者がプレイしてみた、1ルートのみを辿った3日目までのクリア時間は2時間22分。始めてプレイする人にも分かりやすく親切に作られており、サクサク進められます。
■やりこみ要素も充実
ほかにも本作には、ゲーム本編とは違う特別な戦いが楽しめる「エクストラバトル」、インターネットに接続することでプレイヤー同士が競うオンライン対戦(PS4版)、一度見たイベントや用語集などを好きな時に見られる「ギャラリー」などが用意されています。
スキルや衣装など自由なカスタマイズができるため、サーヴァント1体だけでも育成を楽しめますが、発表されているサーヴァントは26体もいますので、色んなサーヴァントと共に戦ううちに新しいお気に入りも見つかるはず!筆者の場合もシャルルマーニュのカッコ良さに痺れた後は、ネロや玉藻の前の可愛さに酔いしれたいなどと思っています。使うサーヴァントが変わればステージの景色が変わる。サーヴァントの衣装が変われば視点も変わる。ストーリーとスピードアクションバトル以外にも要注目です。
プロデューサーの佃健一郎氏にプチインタビュー