◆海外の『龍が如く』ファンに支持される桐生のセリフとは!?
記者発表会のあとは、『100億の少女誘拐事件』先行体験ユーザーを招いてのスペシャルトークショーがスタート。黒田さんは「ふだんは危なくて入らない方がよいような雑居ビルにも、このゲームのプレイヤーとしてなら安全に入っていける(編注:ゲームで訪れる店舗はすべてSCRAPの提携店)のも楽しみのひとつ」と語り、NOモーション。は「この格好で歌舞伎町を歩いていたら、スタッフではない一般の方たちから「真島だ!」「桐生じゃん!」と声をかけられました」と、『龍が如く』のモデルとなった歌舞伎町に、いかにシリーズが愛されているかが伝わるエピソードを披露。
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トークの話題が制作秘話におよぶと、横山氏は「今回、桐生と真島の描き下ろしイラストを描いていただいていますが、コラボとはいえ(セガゲームスではない)第三者の方にイラストを描いていただくこと自体、なかなかない事です。『龍が如く0 誓いの場所』の予約特典だった「龍が如く Hot-Dog PRESS」の表紙イラスト以来、二度目のことだと思います。セガゲームスとしても、そのくらいこのコラボに前のめりなのだと、伝わるといいなと思います」と意欲的な姿勢。
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一方、黒田氏は「国内でのイベントでは、「運が悪かったんだ、お前らは」とか「俺が四代目桐生一馬だ!」などのセリフをリクエストされますが、先日、Japan Expoでフランスを訪れて現地のファンたちと握手会をしていたら「ぜひ「なに?」と言ってください」とカタコトで言われるんですよ(笑)。日本語が難しいというのは分かりますし、確かにそのセリフは毎作品で死ぬほど言っていますが、よりによってそのセリフなのか! とショックを受けました(笑)」と話し、笑いを誘いました。
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横山氏によれば、プレイヤーが桐生と同じ目線になれるよう、黒田さんには申し訳ないと思いつつも「なに?」、「どういうことだ」、「なんだと」をさまざまなシチュエーションやイントネーションで毎作品200ワードずつ程度、新規に録っているのだそうです。
加藤氏は「『歌舞伎町探偵セブン』にはほかにもたくさんの事件があり、探偵たちが待っていますので、『100億の少女誘拐事件』をきっかけに、そちらも楽しんでいただけたらうれしいです。みなさんが体験したことがない、リアル店舗を使った遊びをたくさん用意していますので、ぜひお誘い合わせのうえ遊びにきてください」とトークショーをしめくくりました。
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