中国当局のゲーム販売認可機関が承認を凍結―日本のゲームメーカーにも影響
世界でも屈指のゲーム市場規模を持つ中国ですが、同国のゲーム販売認可機関が、新規でのゲーム販売におけるすべての承認を凍結していることがわかりました。
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海外メディアのBloombergによれば、今回の凍結措置は2018年3月に発表された中国の政府機構の大幅な改革案を受けた権限の見直しに起因するもの。現在に至るまで4か月間にわたりゲームの販売認可を出しておらず、この度ゲーム業界全体に対し新規での販売承認が中国の規制当局により凍結されたことが明らかになったとのことです。
また、販売認可が停止されていた4か月間により、中国のゲーム市場の2018年前半の成長率が過去10年の同期比で最低を記録したと海外メディアGamesindustry.bizが伝えています。
今回の凍結措置を受けてネクソンや、スクウェア・エニックス・ホールディングス、カプコンといったゲーム関連株が東京株式市場で軒並み安となり、日本のゲームメーカーにも影響が及びました。
PC版『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)』と『フォートナイト』の中国展開を手掛けるテンセントの会長マーティン・ラウ氏はこの件に対し「現時点では承認がいつ開始されるのかまだ見通しが立たない」とコメントしており、業界関係者においても気になる先行きは不透明のようです。
《technocchi》
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