WW1からWW2へ!『バトルフィールドV』で追加された"V"つの新要素たち【特集】

2018年11月15日に発売となったシリーズ最新作『バトルフィールドV』は、 前作『バトルフィールド1』から一体どのように進化したのか?今回は、そんな本作の新要素を紹介していきます。

ソニー PS4
バトルフィールドV(PS4版)
バトルフィールドV(PS4版) 全 31 枚 拡大写真

2018年11月15日に発売となった『バトルフィールドV』は、プレミアムパスや有料拡張パックの廃止、バトルロイヤルの実装など新機軸を打ち出したシリーズ最新作です。 前作『バトルフィールド1』から2年の時を経て、シリーズの原点とも言える第二次世界大戦を題材とした本作は一体どのように進化したのか?今回は、そんな本作から追加された様々な新要素を「V」にちなんで5つ紹介していきます。

※なお、本稿でプレイしたタイトルは通常のPS4版。説明もそれに準拠しています。

1:「自分だけの中隊」を作り出せる豊富なカスタマイズ機能





これまでのシリーズでも、銃器のスキンやアタッチメントを自由に付け替えることができましたが、今作では「中隊」と呼ばれる単位で様々なカスタマイズが可能に。銃器のスキンはマガジンやノズルなど、パーツ毎に選択でき、キャラクターは兵科ごとに性別やフェイスタイプ、服装までカスタマイズできます。これらのスキンや服装は、ゲーム内通貨である「中隊コイン」を消費したり、前作の「従軍任務」に相当する「スペシャル任務」「デイリーオーダー」の達成リワードで入手可能となります。



各兵科の初期武器はカスタマイズ済み

武器やビークルの性能面でのカスタマイズ機能として、「専門技能」が登場。各パーツのカスタマイズが、外見だけの変更になるので、リコイル減少を始めとする性能の変化はこちらから可能です。これらは、武器やビークルを使用することでランクを上げ、中隊コインを消費してアンロックします。ランクを4まで上げれば、一度振ってしまった専門技能のセットをやり直すことも可能なため、しっくりくるものを何回でも吟味できます。



また、本作の兵科は「突撃兵」「衛生兵」「援護兵」「斥候兵」の4種。そこに「コンバットロール」と呼ばれるクラスが、現時点で各兵科にそれぞれ2種存在しています。各兵科でできることは前作から特に変わっていませんが、このコンバットロールによって兵科ごとの長所がさらに強化され、より役割分担がはっきりとされたゲームバランスとなっています。

2:CS向けとしてはまさに頂点!最高クラスの多彩なオプション設定




『バトルフィールド』シリーズと言えば、オプションの設定項目の豊富さも特徴の一つですが、本作ではさらにとんでもない数の項目を設定可能。エイム感度は徒歩・ビークル搭乗時だけでなく、ズームの倍率ごとに設定できます。ズームの倍率は、1.00倍、1.25倍に始まり、最大で10.00倍までの12種類を個別に変えられます。また、スティック入力のデッドゾーンや、最大入力しきい値も細かく決めることが可能。なお、本作では、スティックを倒した際の照準移動の加速度を変更する項目が追加されています。


画面表示系では、通常/ビークルの視野角(FOV)を自由に設定できるという、プレイヤーにとってはありがたい機能があるほか、モーションブラーの強度や、旧シリーズと同様に色覚異常者向けマップアイコン色の変更などが用意。多くの設定項目を変えることで、各プレイヤーに合った環境を整えられます。また、本作からフィルムグレインやビネットなど、カメラ効果のオン/オフも切り替えられるようになっています。

ゲームプレイ面に関しては、歩兵用の武器でズームした際、近くの敵に自動的に狙いをつけるかどうかを選択できる「照準アシスト自動回転」、パラシュートの自動使用を始め、細かく設定を変更可能です。

以上のように、本作の設定項目数は実に多く、CS向けタイトルの中では、文字通りトップクラス。自分だけの快適な設定を探すのは簡単ではないかもしれませんが、探し当てることができれば、勝利にグッと近づくことでしょう。

3:兵科を問わない分隊内での蘇生や建築物の作成などーゲームプレイの新仕様を一挙紹介




本作では、戦場での立ち回りを大きく変えるような仕様変更も多く見られます。そのうちの一つとして、所属分隊内でなら兵科を問わず蘇生ができるようになったことが挙げられるでしょう。本作では4種の兵科のうち、衛生兵のみが瀕死状態の兵士に蘇生処置をおこなえますが、同じ分隊なら衛生兵でなくとも蘇生が可能に。このため分隊員で協力しあうことの重要性が飛躍的に上がりました。ただし、衛生兵以外の兵科で蘇生しようとすると、衛生兵より時間がかかってしまうので、周りの状況には注意が必要です。

分隊リスポーン時は三人称視点になり、分隊員の現在の周辺状況の確認が可能。

それに付随する要素として、体力の自動回復も仕様が変わり、全回復することがなくなりました。基本的には30が回復上限(突撃兵のコンバットロール軽歩兵のスキルで40回復)であり、医療袋を使用することで初めて全回復できます。この医療袋は衛生兵でなくとも、落ちているものを拾ったり、マップの各地にある補給箱からも入手可能。体力が減った際に、十字キー上で任意に回復できます。


また、敵の進軍を妨げるバリケードや足場、有刺鉄線などの構造物は、十字キー下でツールを装備することで兵科を問わず作成可能。これによってマップ内の特定の場所に手を加えることができるようになります。実際に筆者がプレイ中も、少し目を離した間に道が有刺鉄線でふさがれていたり木製の塀を土嚢で補強していたりと、同じマップでもマッチのたび、様々な形の防衛線が構築される様子が確認できました。ちなみに援護兵は高速で作成できるほか、援護兵にしか作成できないオブジェクトが存在しています。



前述の医療袋の存在や、全体的に所持弾薬の数が減ったこともあり、各拠点には補給所が登場するようになっています(これらも特定の場所に作成可能)。本作から戦車の主砲など、ビークルの弾薬も一部有限になっているため、戦闘が長引けば拠点に戻って態勢を立て直す必要などが出てきました。

さらに、スポットの大幅な仕様変更も重要なポイント。本作では基本的に、従来のようなR1ボタン連打による敵のスポット(過去作では敵の動きがマップ上と画面上で確認できた)が不可能となり、敵の最後の居場所を、所属分隊員のみが視認できるピンで共有することしかできません。過去作のようなスポットは、制圧効果を与える、斥候兵のコンバットロール「狙撃兵」で敵を撃つ、斥候兵のガジェット「索敵スコープ」「フレアガン」もしくはビークルの専門技能によるマーキングのみとなりました。もちろん、今後の拡張パックの内容では、スポット方法が増える可能性も充分あります。


隊長だけがおこなえる支援要請は、戦闘行為などで貯まる分隊ポイントを消費して実行します。要請できるのは、物資が補給できるサプライドロップや強力な戦車、指定した地点に投下できるロケットなど。本作の分隊長は分隊命令を下すだけでなく、いつ、どこで、どんな支援要請を活用するかの判断も重要になりそうです。


このほか、伏せ状態のまま前進すると匍匐に、後退すると仰向け状態になる、しゃがみ状態でダッシュすれば中腰のまま走る、高所落下時の五点着地(自分ではわかりづらいですが)などモーションも増えており、これまでとは違ったプレイフィールとなっています。

4:激動の戦場を体感できる「グランド・オペレーション」




本作では、前作の「オペレーション」モードをさらに大規模に発展させた新たなゲームモード「グランド・オペレーション」が登場しています。このモードは、1ラウンドを1日とし、最大4日間の作戦日に渡って各ラウンドを異なるルールで戦います。例えば1日目は、パラシュート降下で敵地に飛び込む「エアボーン」。攻撃側はリスポーン地点として、定期的に飛来する輸送機から飛び降りる、もしくは分隊チームメイトからスポーンし戦闘に参加します。敵の火砲の中を降下する映像は、迫力満点です。


2・3日目はマップによって、前作にも登場した「コンクエストアサルト」「フロントライン」、そして「ブレークスルー」のいずれかのルールで戦います。「ブレークスルー」は「オペレーション」が名前を変えたもので、ルールは基本的に同じ。攻撃側は指定された拠点を占領して区画を制圧、戦線を押し上げることを目指し、防御側はこれを阻止して攻撃側のチケットを0にすれば勝利です。

この3日間で勝負がつかなければ、サドンデスとして4日目の「ファイナルスタンド」に突入。このモードではリスポーンができず、死亡すれば味方のプレイを観戦することしかできません。その代わり蘇生の受付時間が通常よりも長くなっているため、衛生兵や分隊内での蘇生がしやすくなっており、勝利のためには味方との連携を積極的に取っていく必要があるでしょう。また、戦闘エリアが時間経過と共に縮小していくので、緊張感のあるゲームプレイが楽しめるモードとなっています。

なお記事執筆時点では、この他のゲームモードとして「コンクエスト」「チームデスマッチ」、そして上記の「フロントライン」「ドミネーション」「ブレークスルー」が個別にプレイ可能です。

5:「タイド・オブ・ウォー」で全てのプレイヤーが新コンテンツをプレイ可能



本作の発表時、話題になったことの一つにプレミアムパスの廃止があります。これまでは有料の拡張パックを購入して追加のマップや武器をアンロックする仕様だったため、購入したプレイヤーと未購入のプレイヤーで、ゲーム体験に違いが生じる事態になっていました。これを打開するべく、本作からこうした形式を廃止。全てのプレイヤーが追加のDLCコンテンツを楽しめるようになりました。


本作の拡張パックは「タイド・オブ・ウォー」と題したライブコンテンツとして、チャプター制で順次配信されます。内容としては、新マップ・武器・ビークル・スキンのほか、コンバットロールや構造物なども追加予定。配信第一弾となるチャプター1「序曲」は、ティーガーIの乗組員を描く大戦の書「最後の虎」のほか、ビークルカスタマイズや新マップなどがラインナップされています。


さらに2019年の春には、シリーズ初となるバトルロイヤルモード「ファイアストーム」が登場。炎の輪で戦闘エリアがゆっくりと縮小し続ける中、4人分隊計16組が最後の1分隊になるまで戦うモードです。過去最大と謳われる巨大なマップでは強力な戦闘車両が多数登場し、激しい戦闘が繰り広げられる予定です。『バトルフィールド』らしい多種多様なビークルが入り乱れる、迫力あるゲームプレイが期待できそうです。



ここまで、『バトルフィールドV』の新要素を簡単にですが紹介しました。個人的に、様々な新要素を打ち出した本作は、シリーズを通して重要な部分はそのままに、変えるべきところを的確に変え、これまでとは一味違った『バトルフィールド』を実現できているのではないでしょうか。特に、各兵科の役割分担が明確になり、突撃兵は対ビークル戦、斥候兵は索敵に特化など、それぞれの兵科でさらに専門性の高いプレイが可能となった部分は素晴らしいと思います。

また、拡張パックの無料化で、ゲームの盛り上がりに置いてけぼりを食うことがなくなるのも、プレイヤーとして嬉しいところです。今後もキャンペーンの追加やバトロワモードなどが予定されているので、こうした様々なアップデートの続報にも期待したいですね。

『バトルフィールドV』はPS4/Xbox One/PC向けに発売中です。





《TAKAJO》

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