『ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー』「可視化された音」が生存を大きく左右する! ACTなのに駆け引き・心理戦がアツい─本作を最速で遊ぶロケテ情報も

舞台や主人公などを変えながら“人間讃歌”をテーマに掲げ、力強く生きていく人間たちの姿を一貫して描き続けている「ジョジョの奇妙な冒険」。波紋やスタンドといった特殊な能力を駆使する多面的なバトル描写も注目を集め、今も高い人気を誇っています。

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『ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー』「可視化された音」が生存を大きく左右する! ACTなのに駆け引き・心理戦がアツい─本作を最速で遊ぶロケテ情報も
『ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー』「可視化された音」が生存を大きく左右する! ACTなのに駆け引き・心理戦がアツい─本作を最速で遊ぶロケテ情報も 全 25 枚 拡大写真

舞台や主人公などを変えながら“人間讃歌”をテーマに掲げ、力強く生きていく人間たちの姿を一貫して描き続けている「ジョジョの奇妙な冒険」。波紋やスタンドといった特殊な能力を駆使する多面的なバトル描写も注目を集め、今も高い人気を誇っています。

これまで、TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」を題材としたゲームは多数登場しましたが、2018年12月に発表された『ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー』は、これまでのゲームにはなかった「アーケード向けのバトルロイヤル」という刺激的な切り口を提案。本作は3Dで表現された杜王町を舞台に、第3部~第5部のキャラクターが登場し、最後まで生き残る勝者を決める熾烈なスタンドバトルロイヤルが展開します。


2019年夏の稼働に向けて開発が進行中ですが、2019年1月にはロケテストの実施も決定しており、SNSなどで早くも話題になっています。そんな期待作を、ロケテストに先駆けてプレイする機会に恵まれたので、実際に遊んだ手応えや各キャラクターの特徴などをレポートさせていただきます。

◆人間20人+CPU20体で最大40体のキャラクターが入り乱れるバトルロイヤル! 生存時間に応じて減少する「PP」を購入してプレイ



まず本作の概要ですが、最大20人のプレイヤーが参加できる多人数アクションとなっています。操作キャラクターの背後にカメラがあり、いわゆるTPSに近い視点。自キャラのアクションを直接確認できるので、自分の置かれた状況や敵との距離感などの把握も容易です。

プレイヤーの参加人数は最大20人ですが、更にCPUのキャラクターが20体参戦。そのためバトルそのものは、最大20+20=40体のキャラクターが入り乱れる乱戦に。ちなみに、仮にプレイヤーがひとりだった場合、1人+CPU20体でのバトルとなります。

勝利条件はシンプルで、生き残った最後のひとりになれば勝者。極端な話をするならば、ずっと誰も倒さずに隠れ続け、最後のライバルだけ倒してもOKです。しかし、積極的に動いてキャラクターをパワーアップした方が、終盤の戦いを有利に進めることができます。その駆け引きも、本作の魅力のひとつ。その点については、後ほど改めて説明します。


プレイ内容以外に関するポイントとして、バナパスポートカードに対応している点も見逃せません。カードがなくてもプレイ自体はできますが、カードを使ってプレイすると、公式連動サイト「ジョジョ ラスサバ.NET」に登録してプレイヤーネーム登録や戦績閲覧などが可能。プレイヤーのやり込み度合いなどもチェックできる予定なので、長く遊ぶならば登録しておくと便利かもしれません。


本作をプレイするには、まずPP(プレイポイント)を購入する必要があります。本作はバトルロイヤルなので、開始直後にやられてしまう可能性もゼロとは言えません。かといって、数秒で数百円が消えてしまうのは辛いところ。ですが本作のプレイは、「プレイ時間に応じてPPが減る」という形なので、すぐにやられてしまった時のPP消費量はごくわずか。見方を変えれば、腕前に応じた時間分だけ楽しむことができるとも言えます。

PPとプレイ時間の関係は、用意されているモードによって違いがありますが、「トレーニング」と「全国対戦」では、1秒につき1PPを消費。ちなみに現時点では、1クレジットで200PPとなります。各モードの詳細やPPに関連する情報については、下記をご覧ください。トレーニング(CPU戦)をプレイするか、プレイヤーレベルを上昇させる経験値に変換するかの二択とのこと。


■チュートリアル(必要PP:200)
・実践形式でゲームのルールや操作方法を学べるモード
・使用可能キャラは「空条承太郎」のみ。
・再起不能(リタイア)になっても復活。
・本モードにエントリーするには、200PP以上が必要。

■トレーニング(必要PP:1~400)
・CPU相手にバトル
・戦闘中、1秒につき1PPを消費。
・再起不能(リタイア)になるか、PPが0になるとゲームオーバーに。(再起不能時に消費されるPP量はプレイ時間によって変動)

■全国対戦(必要PP:400)
・全国のプレイヤー(+CPUキャラ)を相手に戦います。
・戦闘中、1秒につき1PPを消費。400秒間生き残ると、PPが消費されなくなります。
・再起不能(リタイア)になるとゲームオーバーに。
・本モードへのヘントリーには、400PP以上が必要。(実際に消費されるPP量はプレイによって変動)

◆原作でもお馴染みの“擬音”が、スタンドバトルロイヤルのカギ!



プレイを開始すると、まずはマップのどの場所に自分を配置するかを決定します。マップがいくつものマス目に区切られており、ひとつのマス目には2キャラまで配置可能。敵の多いエリアを避けてスタートするのも戦略のひとつですが、制限時間を過ぎると自動的に配置されるのでご注意を。

道路や街並みが広がる杜王町には、出入り可能な建物なども建ち並んでいます。視界の中で動いているのは、基本的に自分と敵(スタンド含む)のみですが、本作の大きな特徴として「可視化された音」もグラフィックとして表現されています。


キャラクターの足音や着地音、打撃音といった様々な擬音が、発生地点に「表示」されます。距離に応じて音のサイズ(近いと大きく表示)も変化しますし、壁などの遮蔽物があっても「可視化された音」は見えるので、安易に音を出すと自分がいる方向・距離が相手に伝わってしまいます。

この「可視化された音」は、すなわち居場所や行ったアクションなどの情報そのものでもあります。相手の居場所が分かれば奇襲も容易いですし、行動から相手の思考を読み取ることも可能。音を制するものが、『ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー』を制するといっても過言ではないでしょう。

キャラクターにはステータスがいくつかあり、ゼロになると再起不能(リタイア)になる「体力」、耐久力を上げてくれる「シールド」、スタンド使用時に必要となる「精神力」のほか、更なるスタンド能力を引き出す「キャラクターレベル」などが存在。

「キャラクターレベル」は、他のキャラ(CPU含む)を倒すと出現するメダルを獲得することで上がっていき、初期状態では使用できないスキルの発動や、一発逆転を狙えるアルティメットスキルの解放・強化といった効果を得られます。


例えば、承太郎のキャラクターレベルが4になれば、アルティメットスキル「スタープラチナ ザ・ワールド」が使用可能に。アニメと同様、数秒だけですが時間を止めることができます。バトルロイヤルゲームにおいて、数秒の時間停止がどれほど有効なのかは、想像するまでもありません。ただし「スタープラチナ ザ・ワールド」は、1ゲームで1回しか使用できないので、使うタイミングは見極めたいところ。キャラクターレベルを上げると停止時間が長くなるので、その使い勝手は更に向上します。

キャラクターレベルを上昇させることでスタンドがより強くなるので、まずは倒しやすいCPUキャラを狙ってレベルを稼ぐのが定石のひとつとなるでしょう。しかし、レベル稼ぎをするプレイヤーを敢えて狙って動くライバルもいるかもしれません。序盤から、熱い駆け引きの幕が上がりそうです。


ちなみにゲームが進んでいくと、生存可能なエリアが縮小されていきます。エリア外にいるとダメージを受けてしまい、そのままだと再起不能(リタイア)は確実。しかし急いで移動すると「可視化された音」で居場所が丸わかり。しゃがんで移動すれば足音はしませんが、移動速度そのものはかなり遅くなるので、見つかれば絶好の的になってしまいます。

終盤まで生き残ると、ライバルの人数もかなり少なくなっており、生存エリアもかなり狭まります。この状況になると、ひとつの物音が命取りになることも。しかしスタンドの中には、音を任意に発生させる能力を持つものもあるので、「可視化された音」を逆手にとってライバルを罠にかけることも可能。音を制するスタンドバトルは、最終盤でも非常に重要な要素となります。

ちなみに残り人数が2~3人になるまで、アルティメットスキルを温存するプレイヤーも多いことでしょう。自分が使うキャラだけでなく、他のキャラがどんなアルティメットスキルを持っているかのチェックも非常に重要です。続いては、各スタンドの能力や戦いの特徴などについて紹介します。

◆パワータイプの承太郎、無音で立ち回るブチャラティ、音を操る康一・・・個性豊かな能力で“心理戦”を勝ち抜け!



現時点(2019年1月~2月のロケテスト含む)で使用できるのは、「空条承太郎」「花京院典明」「広瀬康一」「ブローノ・ブチャラティ」「グイード・ミスタ」の5人。承太郎とブチャラティが“近距離タイプ”、花京院とミスタが“射撃タイプ”、そして康一が“攪乱タイプ”に分類されます。

近距離タイプは、接近戦を得意としており一撃のダメージも大きめ。距離さえ詰められればライバルを再起不能(リタイア)にしやすいので、初心者はまず承太郎で本作に慣れるのがお勧めです。


実際に承太郎でプレイした時は、建物の遮蔽物などを活かして相手に近づき、一気にケリをつけるのが楽でした。スキルレベルを上げると、前方の攻撃をブロックできるスキルが使用できるようになるので、真っ正面からのやり合いは望むところ。ただし開けた場所は苦手なので、立ち回りには注意が必要です。

また承太郎は、敵との間合いを詰めるスキルがないので、移動についてはプレイヤー側で工夫する必要があります。あまり承太郎らしくありませんが、時にはしゃがみ、足音を立てずに移動して間合いを詰めるのは良さそうです。


もうひとりの近距離タイプであるブチャラティは、スタンドの特性でリーチがやや長め。また、スキルの「ジッパー」を壁やオブジェクトに取り付けることで、壁を通り抜けたりオブジェクトの中に隠れることができます。

しかも、このジッパーの行動は音がしないので、相手の意表を突くことも可能。実際にプレイした時には、ライバルに追われた時にジッパーで音もなく家屋に避難。痕跡も残らないので相手は追跡する手がかりを失い、その結果無事逃げ切ることに成功しました。

ブチャラティのアルティメットスキル「スティッキィ・ダイブ」は攻撃手段ではなく、地面に潜行する移動技。これだけ見ると地味かもしれませんが、この移動は無音で行える上に、かなりの距離を進むことができます。ライバルの背後に現れ、ジップ・ラッシュを食らわせる──まるで原作にもありそうな1シーンを自分の手で実現する興奮は、他では味わえない刺激的な体験でした。


射撃タイプの花京院は、一撃のダメージは低めですが、距離を置いた戦いを得意とします。FPSやTPSが得意な方は、花京院やミスタだと遊びやすいかもしれません。また花京院は、スタンドを分離して単独で行動させることが可能。遠くに離れている敵に奇襲をかけたり、建物の向こう側を偵察するといった使い方もできます。ただし、分離中は花京院が無防備になるので、ライバルに見つからない場所で行いましょう。

花京院のアルティメットスキル「半径20mエメラルドスプラッシュ」は、その名の通り周囲半径20mという射程で、ライバルに連続ダメージを与えるというもの。範囲にさえ入っていれば照準を合わせる必要がなく、複数のライバルに等しくダメージを与えることが可能。残り数人になった時、花京院ならば一気に勝負を決めることも視野に入れられます。


同じタイプのミスタは、花京院よりも更に遠距離向け。原作同様、銃を基本とした攻撃が軸になるため、プレイヤーがエイミングに慣れているかどうかで使い勝手が大きく変わりそうです。遠隔操作が可能な「ロデオショット」は、速度の上げ下げがある程度できるので狙いやすいものの、遠隔操作中はミスタが無防備になるので注意が必要。建物の2階などからライバルを狙い撃つのも有効なので、居場所を悟られないよう注意しつつライバルを蹴散らしましょう。


ロケテスト時点では唯一の攪乱タイプとなる康一は、本作ならではの特徴と噛み合う強みを持っているキャラクター。スキル「エコー・スタンプ」を使うと、擬音を弾のように投げつけ、ヒットした場所や敵から一定時間「音」を発生させ続けることができます。「可視化された音」が重要な情報となる本作において、その音をフェイクに使えるのはとても有利。ライバルをおびき寄せたり、逃げる相手に擬音を付けて追跡を容易にするなど、アイデア次第で様々な使い方ができそうです。

しかも康一は、花京院と同じくスタンドの分離が可能。遠隔操作+「エコー・スタンプ」で、自分の位置からより離れた場所に擬音を付けられます。うまく使えば、ライバル同士の鉢合わせといった有利な状況を狙うことも。その分、直接的な戦闘力は一歩譲るので、立ち回りが最も重要なキャラクターかもしれません。




対戦ゲームといえば、反射神経や高度なテクニックが必要といったイメージもありますが、『ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー』ではいかに相手の情報を集め、こちらの情報を掴ませないかがとても重要です。アクションゲームですが、心理的な駆け引きのウェイトも大きく、戦略で状況をひっくり返すこともしばしば。「可視化された音」を巡る戦いは、クールな判断が勝利の鍵と言えるでしょう。

正式稼働はもうしばらく先ですが、気になる本作をいち早く遊べるロケテストは今月からスタート。1月11日を皮切りに、東京や大阪、愛知、福岡で展開します。近隣の方は、予定を調整して足を運んでみてはいかがでしょうか。プレイ後のアンケートに回答すると先着でオリジナルクリアファイルがもらえたり、ロケテスト版の連動サイト「ジョジョ ラスサバ.NET」に登録することで製品稼働時に限定称号「ロケテサバイバー」を獲得できるなど、嬉しい特典もあります。どうぞお見逃しなく!


【『ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー』ロケテスト開催概要】
■1/11(金)~1/14(月・祝)
・タイトーステーション 新宿南口ゲームワールド店
住所:東京都新宿区新宿3-35-8
ロケテスト開催時間:10:00~25:00

・namco梅田店
住所:大阪府大阪市北区小松原町3-3 OSビル1~3F
ロケテスト開催時間:平日 10:00~25:00 / 土日祝 9:00~25:00

■1/18(金)~1/20(日)
・ラウンドワンスタジアム千日前店
住所:大阪府大阪市中央区難波1-3-1
ロケテスト開催時間:10:00~24:00

・セガ池袋GiGO
住所:東京都豊島区東池袋1-21-1 TECH35ビル B1F~7F"
ロケテスト開催時間:10:00~24:00

■2/1(金)~2/3(日)
・名古屋レジャーランドささしま店
住所:愛知県名古屋市中村区平池町4-60-14 マーケットスクエアささしま1F
ロケテスト開催時間:9:00~23:50

・namco博多バスターミナル店
住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街2-1 博多バスターミナルビル7F
ロケテスト開催時間:9:00~24:00

(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会
(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険DU製作委員会
(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
(C)BANDAI NAMCO Amusement Inc.

《臥待 弦》

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