『Witch’s Weapon -魔女兵器-』のシナリオ、ここが凄い!女の子になっちゃったレンちゃんかわいい…

4月25日にDMM GAMESから正式サービス開始された『Witch’s Weapon -魔女兵器-』。その個性的なシナリオをご紹介します。

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『Witch’s Weapon -魔女兵器-』
『Witch’s Weapon -魔女兵器-』 全 15 枚 拡大写真


4月25日にDMM GAMESより正式サービスが開始された『Witch’s Weapon -魔女兵器-』。目覚めたら「女の子」になっていた「男の子」が主人公ということで、「TS性癖」をお持ちのみなさまの熱い期待のもとにリリースされた本作です。


で、筆者もこのゲームプレイしてみたのですが、期待以上にシナリオが凄い。筆者、「永田るいす」はゲームシナリオライターを本業としているのですが、シナリオライターとして見てもこの『魔女兵器』のシナリオは非常に挑戦的な内容で、感嘆せざるを得ません。

はっきりいって、「魔女兵器」は今後のソーシャルゲームシナリオの一つの見本とするべき作品ではないかとすら考えています。

そこで今回、「TSモノなんて興味ないよ」という方にも魔女兵器の魅力をお伝えするべく、「魔女兵器のシナリオ、ここがすごい」ということを語りたいと思います。

魔女兵器のシナリオ導入



舞台となるのは、一見すると現代よりも少し科学の進んだ世界です。この世界には「異質物」とよばれる、科学では説明不可能なアーティファクトが多数存在します。異質物には「SAFE」に分類される特に害のないものから、「XK級」とよばれる人類文明の存続を脅かしかねないほどの危険なものも存在します。各国政府は異質物の収容・管理を積極的に行い、「XK級」を保有する国家は国際社会においても重要な発言権を得ることとなります。


そんな世界のある学園都市に暮らす、孤児の少年。


彼はあるとき、学園で発生したテロに巻き込まれる。なんとかテロを生き延びた彼が目にしたものは、業火の中に燃え落ちる学園都市……。


でしたが、次に目覚めた時。
テロなどは発生しておらず、学園都市は平和な日常のままでした。
そのかわりに、彼の身に重要な変化が起こっていたのです……。

まずはツボを抑えたTSモノ要素


未知の現象によって、女の子の身体に生まれ変わってしまった主人公、レンくん。突然異性になってしまった元・思春期の少年の苦悩は続きます。

・はじめての女の子の服


・はじめてのトイレ


・はじめての生理


などなど、レンくんが女の子となってしまったことについての描写を、これでもかと重ねてきます。というかストーリー2章はほとんどそんなことばっかりやっていて、「このゲーム大丈夫か!?」と驚かされるほど。

レンくんとしてはあくまで「自分は男」とのことですが、話が進むごとに、精神が肉体に引っ張られるのか、仕草も女の子らしくなっていきます。その様が、好きな人にはなんとも言えない。突然地震が発生したとき、最初にやることが「スカートを押さえること」になってしまったレンくんは、もはや立派な女子以外の何者でもないのではないか、と思わされます。

もう心の中まで女子になったとしか思えないレンくん


最近は無意識で髪の毛いじったり下着の位置を調整したりしているそうですよ!

普通、ソシャゲの主人公といえば「感情移入しやすいように無個性に」と発注されることが多いのですが、あえて主人公にしっかりとしたキャラクター性を付与しつつ、しかもプレイヤーたちが「#レンちゃんかわいい」とつぶやき出すという方向で感情移入させる本作。これは本当に凄いことですよ!

実はハードなメインシナリオ展開


TS要素が特に注目されがちですが、「魔女兵器」のシナリオの凄さはそこだけじゃあありません。むしろ注目すべきは、その硬質な世界観を表現するシナリオです。


女の子となってしまったレンちゃんを保護するのが、SS級の科学者であり秘密情報部(SID)の長官をも務めるマリル

マリルはレンちゃんの能力を活用してなにか目論むことがあるらしく、あらゆる手段を使ってレンちゃんの情報を秘匿・管理し、その情報を小出しにすることで「元老院」と呼ばれる権力機関をすら操り、各国のエージェントと渡り合っていきます。

序盤の見どころは、外交官身分を利用して逮捕を免れようとした敵エージェントに対して一泡吹かせるマリルのシーンでしょう。

マリルを中心として進んでいく政治劇・陰謀劇は「魔女兵器」のシナリオの大きな見どころです。

緻密なSF考証


「魔女兵器」の世界は異質物と呼ばれる「科学では説明できない存在」の驚異にさらされているわけですが、科学側もただ指を加えているわけではありません。


SID長官でもある科学者マリルと、その部下である科学者、愛衣。彼女たちは持てる科学と技術の限りを尽くして、異質物の起こす非合理的現象に挑んでいきます。

筆者が感心したのは、愛依がレンちゃんの肉体に残留する放射性物質の濃度を調べるシーンです。実はこの世界では長年続いた戦争のために、人体に微量の放射性物質が蓄積されているのです。ですが検査の結果、レンちゃんの肉体に蓄積された放射性物質は通常の200分の1以下。これにより、レンちゃんの肉体が異質物によって新たに再生されたことが判明します。実にリアリティあふれる科学描写です。

実際、シナリオを制作している方はかなり高度な考証を重ねているなあと感じます。私も見習っていきたい。

イベントも大ボリュームの、読ませるシナリオ




現在、開催中のイベント「深潜症」。こちらのイベントシナリオがまたすごい。

何が凄いと言うと、シナリオの量がまず膨大です。(全30話
さらに、このシナリオでは主人公であるレンちゃんと、そして全く別の組織の属する南極に深海調査隊の一員、バイジュウの2つの視点で交互に物語が進んでいきます。
全く別々のスタート地点から始まった2つの物語がやがて南極へと合流し……という、挑戦的な構成のシナリオを初回イベントにぶつけてくるとは、驚きを禁じえません。


ちなみに、バイジュウとその同僚であり友人、そして理解者であるミルクの関係性にも要注目です。一言で言うと、しんどい百合ってやつですね……。一体このゲームはこの先、どれだけの性癖をぶつけてきてくれるのでしょうか……。

終わりに


「魔女兵器」は「TSモノというニッチな入り口をつくって、そこからハードSFの世界に放り込む」という実に正統派な作りのゲームです。私は最近、ゲーム開発会社の人に会う度に「こういうゲーム作りましょうよ」と言い続けております(未だ返答なし)。
ともかく、既にアプリゲームにおいて「RPG」がレッドオーシャンと化して久しい昨今、魔女兵器の個性的なシナリオは読んでみる価値があると思います。

ちなみに筆者の押しキャラですが……やはり「#レンちゃんかわいい」の一言に尽きるのではないでしょうか。メインシナリオ2章では(マリル長官の趣味で)メイド姿まで披露してくれます。公式が主人公を一番押してくる……。
自分のメイド姿に満更でもないレンちゃん


ちなみにこのゲームでは進行上必ず手に入るキャラや、無料ガチャで手に入るキャラが非常に強力です。序盤ではラファエル・イルカあたりを成長させていけば、戦力的には問題なく進めることができますよ。

《永田るいす》

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