とりわけ台湾B級グルメが食べられる屋台が立ち並ぶ「夜市」は、観光では外せないでしょう。台湾ではお店を利用する場合、酒を飲むのと食事を分ける習慣があるため、多くのレストランの閉店時間が比較的早い分、夜遅くまでやっている夜市は観光客にとってはありがたいです。今回ゲーム関連の取材で台湾・台北に行ったので、夜市に繰り出しました。せっかくなので、台北の夜市グルメレポートを一個人の主観でお届けします。
日本の3.44円が1台湾ドル(6月1日執筆時点)。台湾の物価は安く、とくに地下鉄の電車代とタクシー代は日本と比べて破格の安さなので、道に迷うくらいならば気軽にタクシーに乗る選択肢があるのが嬉しいところでした。
長い一本道に無数の出店がひしめく「饒河街観光夜市」
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台北には数多くの夜市があるのですが、滞在2日目の夜は宿泊したホテルの最寄り駅MRT「南京三民」から近い台北で2番目に大きい「饒河街観光夜市」に行きました。夜市はグルメのイメージが強いかもしれませんが、食べ物だけでなく、お土産、占い、洋服やスマホケースなどを販売する多様な屋台がひしめき合っています。
屋台ごとに営業開始時間が違い、明確な閉店時間もありません(基本的には17時以降に行くとほぼ開店していると思います)。夜市ごとに特色があり、人気グルメも異なるので台北滞在中は毎晩違うお店を回ると楽しいでしょう。また、基本的にはお酒を販売している屋台はほとんどありません。コンビニエンスストア、フードコート、屋台以外のお店などで購入できます。あるいは観光客向けに買い置きしたビールを置く屋台もあります。
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・パパイヤミルクジュース
台湾に行ったらできる限り飲むのがパパイヤと牛乳をミックスした「パパイヤミルクジュース」です。台湾は街中の至る所にフルーツスタンドがあり、様々なフルーツジュースが手軽に飲めるのです。
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中でもこのパパイヤミルクジュースは、口当たりのまろやかさとのど越しの優しさが至福の一時を与えてくれます。素材の甘みを活かしているので、砂糖は少なめの、または入れなくてもほどよい甘みなんです。夜市の中ではいくつものフルーツスタンドが点在しており、基本的に60台湾ドル(約206.4日本円)で飲めるので、食休み時にいかがでしょうか?
同じフルーツスタンドでも、フルーツ各種を扱ったり、パパイヤ一本で勝負したり様々なタイプがあります。平均60台湾ドルより安く購入できる所もあります。しかし、筆者が利用した40台湾ドルの価格で提供していた所は素材があまり良くない分、砂糖を多く入れてカバーしている感じがしました。どこで買うかはお好みでチョイスしてください。
・フルーツミックスの牛乳かき氷
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これがお目当てで夜市に行く人も多いのではないでしょうか?かき氷はプラス30台湾ドル支払うことで、水ではなく凍らせた牛乳を削ってくれました。台湾の新鮮で甘いフルーツと、粉雪みたいな舌触りの削られた牛乳、そこに練乳をブレンドするという悪魔的発想です。
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台湾のマンゴーは美味しいので、筆者はが選んだフルーツはマンゴーをでした。この時はすでにお腹が相当膨れていたのですが完全な別腹です。120台湾ドル(約412日本円)という安さに驚きしかありません。
・鶏もも肉巻き
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夜市では太くて長い腸詰めソーセージが各種食べられるのがおすすめ。しかし、筆者が食べたのは鶏もも肉巻きで、1本平均35台湾ドル(120.4台湾ドル)。お好みのスパイスを1種類選んでかけてくれます。
・シューマイ詰め合わせ
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小籠包に代表される点心料理が美味しい台湾ですが、夜市ではバリエーションに富んだシュウマイをチョイスできる屋台もありました。こちら7個選び放題で100台湾ドル(約344日本円)。海鮮系を中心にお米を使ったもの、甘いまんじゅうもあって、どれも美味しいです。これだけでお腹がだいぶ膨れてしまうので、仲間内とシェアがおすすめです。
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・各種パイナップルケーキをお土産に安く買えます
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夜市では、各種パイナップルケーキ(実際には餡が異なるので全部がパイナップルではありません)を安く購入できます。一箱70台湾ドル(約240.8日本円)という安さなので、たくさんお土産を買う人には需要があると思います。
ただし、台湾に行ったなら、専門店などで購入できる「月餅」をお勧めしたいです。とくに乾燥させた卵の黄身と餡子が入ったタイプは絶品です。空港のお店に売っているのだと、一箱300~400台湾ドル(約1032~1376日本円)と値が上がりますが、その価値はあります。
続いては台北で一番大きい「夜市」を紹介