中国ではアニメやマンガ、ゲームなどの動漫産業を政府が後押ししており、各地で多くの動漫イベントが開催されています。その中にあってコスプレは、日本の影響を受けながらも独自の文化を築いています。国内でのコスプレイヤーの地位が高く、仕事案件も多くあります。
中でも知名度が高い動漫イベントが多く開催されるのが上海と広州。広州においてはコスプレカメラマンの競争が激しく、スタジオと比べてロケーションが良いとは言えないイベント会場であっても、ハイクオリティーな写真が多く撮られています。
クールビューティーな雰囲気を持つ-凛子酱-さんは、「凜」としたキャラクターのコスプレに定評があります。日本のオタクイベントの感想と合わせ、会場撮り下ろしの写真とこれまでのコスプレ作品写真をお届けします。
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――初めてコスプレをしたのは何時ですか？
-凛子酱-：2014年に友達が動漫イベントに連れて行ってくれたことがきっかけです。その時に初めてコスプレをしました。当時はまだ化粧が上手にできなったんですけど、とても楽しかったんです。そこからコスプレを続けるようになりました。
――広州のコスプレイヤーとカメラマンのレベルの高さは感じていますか？
-凛子酱-：人によりけりだとは思います。それでも、腕の良いカメラマンは、他の地域から広州のイベントに参加するコスプレイヤーが事前に連絡を取って撮影を頼むのは珍しくありません。
――「ニコニコ超会議2019」の感想はどうでした？ 中国のイベントとの違いはありましたか？
-凛子酱-：一般参加している人は楽しそうだし、コスプレイヤーのレベルも高いと感じました。ただ、ブースに関して、中国の同規模のイベントのほうが設備は充実している気がしました。あちらは小さなブースだとしても、ブースの設備や起用するコスプレイヤーにかなりお金をかけているんです。
――中国ではカメラマンが並んで順番を待ちながら撮影する習慣はないそうですね。
-凛子酱-：囲まれて一斉に撮影が基本です。その分、技術が高いカメラマンには個別に時間を多く割いて、撮ってもらうことが浸透しています。やっぱり注目を集めるイベントだからこそ良い写真をSNSに載せたい気持ちはありますから。私もそのようにしています。
――これまで参加したイベントで印象に残る思い出はありますか？
-凛子酱-：国内のイベントで面白かったのが、公式コスプレイヤーとして参加した時に、更衣室に置いた服をスタッフが何かの手違いで捨ててしまったことです（笑）。なので、スタッフの制服を着て帰りました。
――今後の目標を教えてください。
-凛子酱-：今はすごく楽しんでコスプレをしていますし、お仕事も頂いているので、とくにフォロワーを増やしたいとか、もっと有名になりたい気持ちはありません。これからも変わらず楽しくやっていきたいです。
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熱いでもなく、冷めているでもなく、インタビューに対して淡々と受け答えする-凛子酱-。肩肘張らない自然体が印象的でした。
「ニコニコ超会議2019」撮影：追风少年淡
画像提供：-凛子酱-（Twitter：@LinZiLinZi09、weibo:-凛子酱-）
