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先立って東京・「飛空艇酒場 バッカニア 池袋西口店」でメディア向けに開催された同ゲーム試遊会では、“日本の王道ファンタジーRPG”という印象を受けました。Yostar代表取締役の李衡達氏によれば、「同社内のスタッフの多くが中国版をプレイして面白いと感じた」ことが提携申し込みの決め手になったとのこと。期待に胸躍らせながらプレイした同作を紹介します。
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■世界観とストーリー
生命の女神ディーチェは、外宇宙の神との戦いで命を落とした大地の神の亡骸を抱き、涙を流した。
そして、彼の身体から『大地』を創生した。それが、『オルビスの世界』。
外宇宙の太始神ニーヒルムに付いた太陽の神イリオスは、ディーチェを呼び戻し、『創生した世界(オルビス)』を破壊しようとしたが、ディーチェはその脅迫に動じることはなかった。
イリオスは『オルビス』を破壊するため、巨大な力を持つ魔神を送り込んだ。
ディーチェは『オルビス』を守るため、魔神に対抗する「其れ」を創った。
人々は「其れ」を、生命の女神から送られた「聖約の継承者」と称した。
聖約の継承者たちは神獣と共に、魔神を打ち倒し、『世界(オルビス)』は平和を取り戻したかに見えた。
だが、イリオスは新しい魔神を送り出し、「聖約の継承者」は果てのない戦いを繰り返すしかなかった。
イリオスの魔神による度重なる侵攻は、ついに『世界(オルビス)』を滅ぼすこととなる。
それでも、ディーチェは自らの生命力で『オルビス』を元の状態へ回帰させた。
その後も、数多の勝利と敗北が繰り返されていたが、この長い戦いもついに終止符が打たれようとしていた。
神々の代理戦争を人間が受け持っているようで、人間の味方である女神ディーチェの形勢が不利なように見えますね。ゲームのオープニングは、いきなりクライマックスからでした。
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今回の相手は魔神アングラフのようですが、聖域に攻め込まれてかなり状況が悪い模様。魔神を倒し、世界を守ることができるのは聖約の継承者である主人公・ラス・エクレール。彼を先に行かせるため、仲間のヴィルドレッドが殿を務めます。漢ですね。
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なんとか魔神アングラフの元にたどり着いたラスですが、敗北してしまいます。しかし、「目をさましなさい。これは、終わりではありません」との声が聞こえます。
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ようやく本編が始まると、そこは女神によって回帰させられた7回目の『世界』でした。しかも、魔神戦争はすでに20年前に終わっており、急展開を迎えています。
■アニメーションが醍醐味!スピーディーなターン制バトルと探索を楽しむ
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同作の推しはアニメーションの豊富さです。アニメを見ているようなゲーム体験をコンセプトにしているようで、ストーリーやバトル演出でアニメのカットシーンが入って来ます。前後の不自然な繋ぎ目を感じさせない匠さは没入感を高めてくれました。
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バトルは従来のターン制システムを踏襲していますが、非常にスピーディーな展開。各キャラクターには3つまでスキルがあり、アニメーションや大迫力な演出が見どころです。
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また、バトル中に魂力が溜まると、魂力解放を使った強化スキルを発動させることができます。スキルの組み合わせが戦術の幅を生み出します。
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バトルだけでなく「ステージ内の探検」ができることが本作の面白い点です。ステージでは行きたい方向をタップして進んでいきます。各エリアにあるステージを選択してクリアすることが目的ですが、宝箱、回復、魂力チャージなどのスポットが隠されており、特定のステージはボスを倒した後も探索を続けることができます。ステージクリアは5分ほどのテンポの速さでした。一度クリアしたステージは、基本的に何度でも周回できます。
ステージ進行とバトルはオートモードも用意されていますが、宝箱を通過してしまったり、必ずしも適切なスキル選択でなかったりするので、重要なステージやバトルはユーザー自らが指揮しましょう。
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あと重要な要素なのが「神獣」。それぞれ違う能力を持っていて、魂力を通して強力なスキルを使用します。最初はアルカサスしかいませんが、ストーリーを進めていけば、新たな神獣も仲間にすることができ、編成の戦闘力に比例して強くなります。
■「英雄」と「古代遺物」
『聖約の継承者』ラスを始め、ホムンクルスのメルセデス、外見は可愛い女の子にしか見えないイゼラ王国王子のアイテール、主人公と行動を共にする神獣アルカサスなど、登場する「英雄(キャラクター)」は非常に多いです。彼らはストーリー上だけでなく、「召喚」によって仲間に加えることができます。
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英雄は★1~6までのランクに分かれ、レアリティアップで★を上げることができます。捨てキャラがないのは嬉しいですよね。属性・職業・星座でステータスが変わり、属性は、火・氷・木・光・闇ごとに相性がありました。
職業は、前衛で敵から味方を守るナイト、攻防のバランスが取れたウォリアー、後方から敵を範囲攻撃したり仲間を互助したりするメイジなど様々です。英雄ごとに基本ステータスと覚醒時に上昇するステータスが異なります。
バトルでは最大4人までの英雄を編成でき、最前に配置した英雄が狙われやすくなります。英雄ごとに「陣形効果スキル」があるので、ベストな組み合わせを探しましょう。パーティーには他ユーザーのサポートキャラも1体組み込むことができます。
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また、「古代遺物」という固有のパッシブスキルを持つ装備もあり、同じく★1~5までのランクに分かれています。英雄に装備させることで、追加ステータスと固有のパッシブスキルを得ることができ、英雄と相性が良い組み合わせであればバトルもより有利に進められると感じました。
召喚では、英雄と古代遺物合わせてランダムで排出されます。本編CHAPTER 1をクリアした後には、30回までやり直せる10連ガチャ「選択召喚」が用意されています。こちらでは30回試したところ、★5英雄と★5古代遺物が同時に出現することもありました。この辺りが狙い目なのかもしれません。
■育成に必要なのはレベル、スキル、装備、そして親密度
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育成には毎回、ゲーム中通貨であるゴールドが必須。
・レベルアップ
バトルでの経験値だけでなく、探索やバトルで入手した「モンスター」、他の「英雄」を素材にします。強化に使う英雄が同じ属性であればより多く経験値を入手でき、同じ「英雄」なら、記憶の刻印が発生し、陣形効果スキルがランクアップします。
・スキルアップ
スキルアップは、★3英雄は聖痕の葉、★4~5英雄は特別な素材のモラゴラを使用します。強化することで効果や威力が上昇し、時にはスキルチャージターンが減少することもあります。
・装備
装備によっても英雄のステータスを強化可能ですが、一度装備した武器や防具はゴールドを消費しないと解除できません。装備品の強化もすることができます。装備はセット効果があるものもあり、組み合わせることで生命力UPなどの効果を得ることができます。レアな装備は「迷宮」で入手できるので探索しましょう。
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・親密度
英雄と会話することによって、親密度を上げることができます。会話はロビーや迷宮の「キャンプ」などで行えます。
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■ゲームの目的
20年前に一時的に封じた魔神の力を完全に取り除くのが目覚めた主人公の役目になります。そのため、各エリアで発生したカオスゲートを封鎖しなければいけません。また、カオスゲートで獲得できる「オルビスの息吹」を使うことで、資源を生産してくれる聖域の付属施設を強化することができます。
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本作ではメインシナリオ以外にも、様々なクエストが用意されており、レアアイテムを入手できます。ミッション報酬も様々なタイプがあり、一部はストーリーを進めることでミッションのランクが上がれば、より報酬も上がる仕組みになっていました。チャットやギルドなど、他ユーザーとの交流を楽しむこともできます。王道感溢れるファンタジーRPG『Epic Seven』は年内配信予定です。
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