同ブランドの新商品展示会は1年間に春と秋2回ほど行われるそうで、今回は「東京ゲームショウ2019」で発表された、ゲーミンググラス“PLAIDe(プレイド)”の商品もラインナップ。本稿では会場で詳しく伺うことができた“PLAIDe(プレイド)”の情報を中心に、展示会の模様をレポートします。

999.9(フォーナインズ)のメガネから感じられたこだわりは掛け心地と利便性
会場には、“PLAIDe(プレイド)”のコーナー以外にも“999.9(フォーナインズ)”のメガネが多数展示されていました。

今シーズンは、10シリーズの新商品があり、999.9(フォーナインズ)の得意とする機能性の高いメガネが揃っていました。掛け外しの際の負荷を解消し、掛け心地の良さを生むブランドを代表する機能パーツの「逆Rヒンジ」を用いたものや、レンズに負荷が直接干渉しないダブルフロント構造を採用したモデルがありました。


加えて通常はメガネですがオプションパーツを装着することでサングラスにできるモデルや、フロント部分を跳ね上げることで、メガネを外すことなく裸眼でものを見ることができるモデルなどもありました。


どれも流行や好みに合わせたデザインや色が選べるのはもちろんのこと、着用した際の掛け心地や、ひとつのメガネで様々な用途に使える利便性にこだわりがあることが見て取れます。
プロゲーマーならずとも欲しくなる、ゲームプレイに最適化されたメガネ
そんな999.9(フォーナインズ)から新たに登場したのが、ゲーミンググラス“PLAIDe(プレイド)”。「PUSH THE LIMIT(限界を超えていく)」をコンセプトに、目を酷使しがちで長時間メガネをかけていることの多いe-Sportsプレイヤーをサポートすることを目的としています。
またPLAIDeの“e”の文字だけが小文字なのは、e-Sportsのことを意味しているとのこと。

もともと“999.9(フォーナインズ)”はアスリートやレーシングドライバーのサポートも行っているそうですが、そういった方々へのメガネとはまた違ったアプローチが“PLAIDe(プレイド)”のメガネではなされていました。

まず驚きなのが、テンプル部分に重量が軽く弾力性のある0.7ミリ厚のβチタンを用いることで、耳にかかる部分やこめかみ部分が押されても、メガネがずれないところ。これはヘッドセットを付けてゲームをプレイするシーンを考慮した設計だそうです。


また直接肌に触れる鼻パッドにシリコン、耳にあたるモダン部分にラバーが用いられ、掛け心地は抜群。着用時の感触が非常に柔らかく、疲れにくい点も見逃せません。

TVやモニターからのブルーライトカットに関しては、通常コーティングではレンズの色が変わってしまいますが、特殊なグレーの染材を最適な濃度に設定して独自開発したことでブルー光を軽減しながら、ほぼ色味を変えずに見ることができます。また、超低反射コートにより光の反射も抑えられるため、二重に目を守ってくれるのです。

そしてメガネ全体のデザインが、普段使いしても違和感のないものにまとめられていることも嬉しい点。着けたまま外出したとしても、周囲にとけ込めるはず。これによって用途に応じてメガネを掛け変えなくても構わないので、外出の際に他のメガネを持ち歩くこともないでしょう。
“ゲーミンググラス”ではありますが、ヘッドセットを付けても違和感がない構造は音に関わるお仕事をしている方や、ヘッドフォンをよく使うという方にお勧めできます。加えてブルーライトカットをしながらも、レンズを通したモニターの色味が変わらないため、写真のレタッチなどにもピッタリです。

会場では、実際にこのメガネを掛けさせていただくことができました。その際に感じたのは、とにかく掛けていて楽だという事。
頭の大きい筆者にもピッタリフィットしましたし、直接肌に触れている部分以外がとにかくソフトなのです。加えてフロントデザインが少し大きめに作られているので、メガネの枠が視界を遮ることがない点も、ゲームを良くプレイする身としては嬉しいポイントでした。

このゲーマーならずとも嬉しい“PLAIDe(プレイド)”のメガネですが、価格は29,000円+税で2020年1月発売となります。“PLAIDe(プレイド)”自体は、発売に向けて開設中のECサイトでの販売になりますが、フォーナインズ ショップは銀座や渋谷、青山や二子玉川などにありますので、同社のメガネがどういったものかを知るためにも、一度店頭に足を運んでみるのもいいのではないでしょうか。