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リリースが数年から経ちながらも、バトルロイヤルシューターの草分け的なタイトルとして注目され続けている『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』。PC向けにはSteam/DMM GAMESにて提供中のところですが、その軽量版とも言える『PUBG LITE』がPUBG Corporationよりリリースされました。
その名の通り、低スペックPCでの動作に対応し、更にカジュアルになったゲームプレイが『PUBG LITE』の最大の特徴です。本稿では、そんな『PUBG LITE』が従来のPC版とどのように違うのか、どういった点でカジュアルに楽しめるのかなどをメインに見つつ、プレイフィールを紹介していきます。
■低スペックでも遊べる『PUBG LITE』
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『PUBG LITE』は、従来のPC版『PUBG』を『PUBG MOBILE』に近づけたかのような仕上がりです。ARCADEモードや「ドン勝メダル」「ボイスカード」といったモバイル版限定の要素が多く追加されています。
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また、クレートから入手可能な衣装類もPC版のものとはかけ離れた印象です。主なゲーム内通貨は「BP」「L-COIN」「シルバーブレッド」の3種類。「BP」は通常のゲーム内通貨、「L-COIN」は有償通貨であり、「シルバーブレッド」は取得済みの衣装を「交換」することで獲得できます。
ゲームプレイにはかなり調整が入っていて、遠距離にあるオブジェクトの描画品質が落とされるなど、徹底的に軽量化を施しているよう。モーションを待たずに即座にアイテムを取得できたりと、キビキビとした調整になっているとも受け取れます。
— PUBG LITE 日本公式 (@PUBGLITE_JP) December 12, 2019
リリース直前に公開された動画によると、リコイルなども若干変更されているようで、PC通常版『PUBG』と『PUBG MOBILE』どちらのユーザーも若干の慣れが必要になりそうです。
■マッチングは早め、ただしBotも参戦
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TPP/FPPともにマッチングは早く、マッチに参加してからの待ち時間もほぼない状態でスタートできます。従来のPC版『PUBG』では、マップ/モードによってはマッチ参加後にしばらく待機しなければならないケースがありましたが、本作ではそんな待ち時間は一切ありませんでした。いざ始まるとBotのようなキャラクターも見受けられましたが、筆者の体感ではプレイヤー数はかなり多めで、Botの量はそこまで多くなさそうでした。
夜中や朝方、平日の昼などの時間帯でもマッチング速度を考えず遊べるということは、最低必要人数が多いバトルロイヤルシューターにおいて、ある意味ではメリットになるとも思います。PC版『PUBG』ではマッチングがなかなか成立しないこともありましたし、賛否両論あるにしても「プレイしやすさ」は高まっていると言えそうです。
また、Ping値が非常に低いことも特筆しておきたいところ。JPサーバーがあった頃の『PUBG』と比べてかなり低い値を安定して出せているので、ネットワーク面は安心できそうです。
■TDMモードはほとんどがワンサイドゲームに
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ARCADEモードでは、「専用マップで4vs4で戦って、先に40Killしたチームが勝利」という単純なチームデスマッチ(TDM)ルールを遊べます。マップはロングレンジとインファイトの両方を求められる構造になっていますが、主に戦闘が発生するのはインファイト。チームでプレイすれば結果は異なってくるのかもしれませんが、筆者がソロでマッチングしてプレイしたところ、一方的なゲームになるケースが非常に多かったです。
また、最終的にロングレンジでは当たらないような動きをすることになるため、アサルトライフルやSMGなどを持って強気に出るスタイルが強い傾向に思えました。
■現状では物足りない面も
フレンドと共にプレイを重ねて検証してみたところ、Botは飛行機からマップへ降下するわけではなく、街中に突然沸くようでした。そのため降下した人数と計算が合わなかったり、序盤の動き出しが遅れがちになったりすることも。また現在は初心者プレイヤーが多いため、「堅い動き」をとれる経験者は物足りなさを感じるかもしれません。
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しかしながら、敷居が高かったPC版『PUBG』をプレイできなかった方にとっては最適な作品とも言えます。ある程度のスペックのPCを所有しているユーザーであれば快適にプレイできるため、「そろそろ初めてのバトルロイヤルシューターに挑んでみたい……!」という方には良い入り口になるでしょう。従来のPC版と比べて入門しやすいのは確かなので、友人などを巻き込んで参戦してみるのも良いかもしれません。
『PUBG LITE』は、基本プレイ無料で配信中です。必要/推奨スペックの確認やクライアントのダウンロードはこちらのページからどうぞ。本記事執筆時では、3種類のリリース記念イベントが進行中です。