今だからこそゲームで競馬!目指せ凱旋門、それともアイドル?『9』で“ゼロ”から始めるウイニングポスト

歴史ある競馬シミュレーションゲーム『ウイニングポスト9』の初心者ホースマン向けスタート術をガイド!

ソニー PS4
今だからこそゲームで競馬!目指せ凱旋門、それともアイドル?『9』で“ゼロ”から始めるウイニングポスト
今だからこそゲームで競馬!目指せ凱旋門、それともアイドル?『9』で“ゼロ”から始めるウイニングポスト 全 10 枚 拡大写真
3月12日、「ウイニングポスト」シリーズ最新作である『ウイニングポスト9 2020』が発売となりました。


同シリーズは1993年に発売された初代から続く歴史あるシミュレーションゲーム。“競馬”という題材に加え、ナンバリングを重ね続けていることから「今から初心者が始めるのは難しそう」というイメージを持たれている方もいるかも知れません。

しかし、本作の特徴は競走馬の育成ゲームであると同時に牧場経営や様々な人物との交友に力を入れたホースマンとしての「人生体感型ゲーム」であるという点。ですので、実は専門的な知識が無くとも遊び続けられるタイトルになっているのです。

今の時期だからこそ家にいながら競馬の世界を隅々まで体感できる『ウイニングポスト』の魅力はこれまで遊んで来なかった方々にも是非ともおすすめ。そこで今回は、新米馬主の皆さんに向けた始め方ガイドをお送りいたします


◆スタート年のおすすめ◆


『ウイニングポスト』のNEW GAMEを選択して最初に選択するのが、貴方が新人オーナーとしてプレイを開始する年代。『9』ではスタート年を1991年か2021年の2択から選択可能で、史実で活躍した歴代の競走馬や騎手と対決可能な90年代に対して、2021年シナリオでは全く新しい時代の競馬を築いていく現代編が楽しめます。

競馬ファンにとって過去編はプレイの見通しが立てやすく、歴史に名を残すスターホースたちが登場することの魅力も大きいですが、超強力なライバルが年代ごとに確実に登場するというハードルも存在します。特に拘りが無いうちは、まっさらな状態から架空の世界で伸び伸びと自分の馬を育てられる未来編でのスタートがおすすめです。

◆難易度は後から変更可能!序盤は浪費に注意◆

知らない用語や見逃したヘルプも後から確認可能の親切設計

ゲームを開始すると1年間の流れについて紹介があり、基本的に初めてのタイミングでは全てチュートリアルによるガイドが発生する安心設計。しかも難易度や秘書、牧場長などの要素は一定の周期で変更することが可能なので、序盤で取り返しのつかない要素は殆どありません。強いて挙げるとすれば、自分の牧場と馬の名前はしっかりと愛着を持てるものを考えて付けてあげることがポイントです。

秘書交代や衣装変更は後々も可能なので、まずはフィーリングで選んでOK

とにかく「2歳以上の現役の馬を育成しながら、次世代の馬を配合していく」という無限に続くサイクルさえ覚えておけば、本作の流れをマスターしたと言っても過言ではありません。気をつけるのは資金面。所有馬がレースで上位になることの賞金が主な資金源となっていますので、最初で余裕があるからと言って牧場の機能拡張に使い過ぎないように気をつけましょう。

◆配合は大穴狙い不要で手堅く◆


さていよいよ競走馬の育成。まずは牡馬と牝馬の配合で将来有望なサラブレッドを産ませることが最初のポイント。ここで意識すべきなのはチュートリアルでも明確に指摘されているように、配合評価と爆発力、そして配合の危険度です。配合評価の画面ではもの凄く沢山の要素で「どのような馬の誕生が見込めるか」という情報を表示しているので細部まで拘ることも出来ますが、その全てを把握しなくても強い競走馬を産むことは難しくありません。

逆に、実績ある馬同士の交配であっても配合評価が低いと強い馬は生まれづらく、危険度が高いと血が濃くなりすぎて健康面に不安が残ってしまいます。馬券と違って配合では「大穴狙い」は必要ないので、とにかく最初は評価の高い馬を生み出しつつ、徐々に距離や脚質など「どんな適正を持った馬が欲しいか」を考えていくと良いでしょう。

購入にお守りが必要な馬は素晴らしい実績を持っている証

欲しい種牡馬や牝馬、そして新馬を買うというのもひとつの手段。牧場長に「相馬眼」が高いキャラクターを設定すれば、購入の際にアテにしやすいので参考にしてみてください。

◆育成はあくまでプラスアルファ。計画的なレースで最大限のキャリアを◆

誕生した馬は大きくなるまで牧場で育てられ、2歳の年からレースに備えていよいよ本格的な調教のため、調教師のもとへと預けられます。序盤はお任せになりますが、調教師との親密度が上がると育成方針を細かく指示できるようになるので、ここがホースマンとしての楽しみであり腕の見せ所と言えるでしょう。


しかし調教をどれだけ頑張ったからと言って絶対にレースで勝てると言うことはなく、一見能力が高いのに勝てない馬も、思ったように伸びない馬も必ず産まれてきます。その馬が持つ能力は調教を経て明らかになっていきますので、血統や過去の実績に捉われず、その馬の能力と成績から限界を上手く見極めてレースを走らせてあげましょう。

どのレースに出走するかを自分で決めることも重要なポイント。オート設定では多少適正外の距離や格上のレースも構わず挑戦する傾向にありますが、時には身の丈にあったレースで勝負するのも重要で、格下でも勝利することで潜在能力が引き出されることも。

多くの馬を保有できるようになると管理は大変になりますが、特に注目する新馬はこまめにチェックしてあげましょう。

◆大一番は絆コマンドで勝負!◆

ここまでは比較的シビアでリアルなポイントを紹介してきましたが、もちろんゲームならではの育成術もバッチリ。それが「絆コマンド」です。


特定の人物との出会いやイベントによって入手できるこのコマンドは、使用することで競走馬の能力を高めたり交友関係を深めたりと良いことずくめ。使い切り、かつ月1回までという制限がありますので、育成用に使うのか環境整備のために使うかは計画性が求められます。

特に競走馬の“闘志”を上げてくれる絆コマンドはレースの結果を大きく左右する強力さ。中には同じ効果で何回も手に入るものもありますが、基本的にレアなコマンドほど手に入りづらいことに変わりはないので、どうしても勝ちたい大一番で投入しましょう。

まとめ:お楽しみはレースの勝利だけじゃない!


ここまでは牧場経営の序盤について簡単なハウツーを紹介してまいりましたが、これで序盤を軌道に乗せることが出来れば、あとはホースマンとして自分なりの人生を自由に歩み続けることが可能です。最強のスーパーホースを生み出して国内レースの制覇や海外レースへの挑戦を目指すのが最大の目標ではありますが、それ以外の楽しみ方の多さこそ、このゲームが一度走り出すと「止められない」所以。

特に『ウイニングポスト』の特徴とも言える多彩な登場人物との交流も大いに魅力であり、そこが一番の楽しみというユーザーも少なくありません。一部のキャラクターとは特定の条件を満たし親密度を上げることで結婚することも出来るようになっているので、「馬が合う」と言える好みのキャラクターとの結婚は是非とも目指したい要素のひとつです。

最新作『ウイニングポスト9 2020』では子孫を騎手や調教師として登場させられる「子孫継承システム」によって、世代を超えるライバル関係や交友関係の構築が可能。競馬関係以外にも子供の進路として「アイドル」も登場しているので「娘をアイドルにする!」という目標もかなり遊びごたえがあって楽しめるのではないでしょうか。

公式サイトより



育てた競走馬でオンラインレースに臨むも良し、能力エディット機能を使って様々なパラメーターのサラブレッドを競わせてみるも良し。あるいは白い毛並みの色に拘って育成するなど、とにかく遊び方は無限大。何かと自宅での時間が長くなりがちなタイミングでの新作発売と言うことで、くれぐれも夢中になりすぎて馬車馬のようにプレイし続けてしまうことにはご注意ください。

《ハル飯田》

よく遊び、よく喋る関西人 ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

+ 続きを読む

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]

特集

関連ニュース