【吉田輝和の絵日記】「10秒~!」「殺せ、ロシア人だ」は無くなった!シングルFPS『CoD: MW2 キャンペーン リマスタード』

「ここは荒野のウェスタンだ」は好きでした……『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2 キャンペーン リマスタード』をプレイ!

ソニー PS4
【吉田輝和の絵日記】「10秒~!」「殺せ、ロシア人だ」は無くなった!シングルFPS『CoD: MW2 キャンペーン リマスタード』
【吉田輝和の絵日記】「10秒~!」「殺せ、ロシア人だ」は無くなった!シングルFPS『CoD: MW2 キャンペーン リマスタード』 全 20 枚 拡大写真

今回プレイするのは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売された『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2 キャンペーン リマスタード』。本作は、2009年に発売された『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』のキャンペーンモードのリマスター版です。

オリジナル版が発売した当時、Xbox 360のコミュニティで出会った友達とボイチャをしながら毎日プレイしていました。同作がシリーズで一番長時間プレイしたタイトルです。

ちなみに、僕が所属していたのは男子高校生が多いグループだったのですが、アラサーの僕でも暖かく迎え入れてもらいました。


久しぶりに当時のメンバーに会って近況を聞くと、結婚している人がチラホラいるようでした。高校生も結婚する……それが10年以上という歳月。本作もオリジナル版発売から10年以上の時が流れ、どのように美しくリマスターされたのでしょうか……!

オリジナル版とリメイク版は全然違う!?



まずは射撃訓練。チュートリアルだ。

新兵に射撃の見本を見せるていで、遠くの的を狙い撃つ。

この画像はPS4版『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2 キャンペーン リマスタード』

この画像はXBOX 360版『Call of Duty: Modern Warfare 2』の北米版

オリジナル版をプレイしたのはもう10年以上前。記憶がおぼろげだったので、オリジナル版を引っ張り出し比較してみた。

……見比べてみるとやっぱり綺麗になってるな!建物や看板がくっきり表示されている。


リマスターやリメイクされたゲームをプレイする時は、毎回久しぶりに会う親戚のおじさんみたいになる。


遠方の的を撃ち終えたあとは、市街地での戦いを想定した訓練だ。コース上に現れる敵の的を撃ちながら進む。


この訓練のクリアタイムで推奨される難易度が変わる。

オリジナル版をやり込んだ僕は好タイムを記録し、ベテランを推奨された。


毎回毎回「序盤に調子をこいて後から痛い目を見る」なんてフラグ回収パターンが確立されているが、今回は、今回こそは大丈夫なのだ!多分……!

あの台詞が新規撮り下ろし!



国内オリジナル版も全編に渡って日本語に吹き替えされていたのだが、ところどころおかしな翻訳がされており、当時話題になっていたのを覚えている。

「着弾まで10秒」といった意味のセリフが「10秒」とだけ翻訳され、緊迫したシーンなのに「じゅうびょぉぉ~」なんて力の抜けるような日本語ボイスが収録されていた。


リマスター版である本作は、吹き替え音声も新規撮り下ろされているので「着弾まで10秒!!」に変わっていた。


なけりゃないでちょっと寂しい気もするので、代わりに僕が叫んでおいたぞ。

物議を醸したあのシーンは……!



国内オリジナル版の翻訳で一番有名なのは、これだろう。


テロリストのもとに潜入捜査をしている操作キャラクターが、民間人を虐殺する任務に連れて行かれるミッションだ。

国内オリジナル版では、ミッション開始直後にテロリストのひとりであるマカロフが「殺せ、ロシア人だ」と言うのだが、実際に逃げ惑う民間人を撃つと、国内の表現規制により即ゲームオーバーになってしまう。

翻訳と表現規制が合わさって頓珍漢なことになっていたこのシーンだが、リマスター版では「いいか…ロシア語は使うな」と翻訳されている。

この画像は、Xbox 360版『Call of Duty: Modern Warfare 2』の北米版

ちなみに、当時僕が購入したのは北米版だったので、「Remember - no Russian.」と英語のまま表示されていたのだが……


そもそも英語力がない僕には何がなんだか……。

観光気分で最高難易度に挑む!



前述の通り、僕はオリジナル版の最高難易度をクリアした猛者だ。普段よりも余裕を持ったプレイをお届け出来るだろう。


本作には、Intelと呼ばれる敵の軍事情報を見つけていく収集要素がある。

大抵は奥まった場所や、通常プレイでは通らないような場所に設置されているので、クリアを焦らず観光気分でブラブラしていれば見つけやすいだろう。


いつになく余裕なおじさんだった。

だが……


序盤にスノーモービルで敵と追いかけっこするシーンがある。戦争を題材としたFPSでは、ミッション中にヘリやジープ、ボートといった乗り物に乗りながら戦うシーンがちょくちょく挟まれることが多い。

僕は『マリオカート』以外の乗り物系ゲームが苦手で、このジャンルのゲームは絵日記で取り上げるゲームから外してもらっている。

つまり、どういうことかと言うと……


やっぱりフラグ回収~。


一部詰まった箇所もありましたが、5時間ほどでクリア出来ました。面白いゲームは10年以上経っても面白いですね。気がつけばほぼぶっ通しでプレイしていました。

グラフィックは、流石に本シリーズ最新作と比べると見劣りするものの、現行機でプレイしていても違和感のないレベルだと思います。

オリジナル版では何かと話題になっていた翻訳ですが、本作では日本語音声も撮り下ろされており、グラフィックが綺麗になっただけでは終わらない、かなり気合の入ったリマスター版になっています。

ただ、本作に収録されているのはキャンペーンモードだけで、オリジナル版に収録されていたオンライン対戦やCo-op対応のスペシャル・オプスはなく、ボリューム不足感は否めません。せめて新規要素としてキャンペーンモードがCo-opできたらなぁ……。

PS4からシリーズをプレイ始めた方や、僕のように当時オリジナル版にハマったなら間違いなく楽しめると思います。Game*Spark掲載のプレイレポートも参考にしてみてください。

『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2 キャンペーン リマスタード』は、PS4を対象に配信中。Xbox One/PC版は、2020年5月1日に配信予定です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら
「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。

《吉田 輝和》

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]

特集

関連ニュース