GWに没頭できる名作パズルゲーム5選─「STAY HOME」でも頭の運動でスッキリしよう!

王道から変化球まで、自宅で過ごす時間に最適なPS4の名作パズルゲームたちを紹介いたします。

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GWに没頭できる名作パズルゲーム5選─「STAY HOME」でも頭の運動でスッキリしよう!
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今年のゴールデンウィークは例年以上に自宅で過ごすことが予想され、なにか「新しく遊ぶゲームを探している」という方も多いではないでしょうか。

そこで今回は、連休に是非ともプレイして欲しい、PS4で遊べる名作パズルゲームをピックアップしました。

一口に「パズル」と言っても定番の落ちモノ系からシナリオも楽しめる作品、そしてちょっとした変わり種まで、そのバリエーションは実に豊か。ついつい運動不足になりがちな情勢ですが、頭の運動で日々にメリハリを生み出せる秀作ぞろいとなっています。

◆『ぷよぷよテトリス』



最初に紹介するのは、やはり定番中の定番。夢のコラボが話題となった『ぷよぷよテトリス』です。言わずと知れた落ち物パズルゲーム『ぷよぷよ』と『テトリス』が1本に余すところなく収録され、どちらのユーザーも楽しめる工夫が随所に詰め込まれています。


本作で『ぷよぷよ』や『テトリス』の知識を学んだユーザーも多い名作

基本的な対戦モードに加えてスコアアタック系のやりこみモードも充実しているので、ライトユーザーやオフライン専用で遊びたい方も安心。

ストーリーモードでは『ぷよぷよ』シリーズ定番の「まんざいデモ」にテトリミノの名前を冠したオリジナルキャラが登場。お馴染みの「連鎖ボイス」はテトリスにも搭載されており、テトリス(4段消し)を決めた時の爽快感もひとしお。


練習モードも充実しており、2つのタイトルを一から学ぶことも可能。両ルールが交互に入れ替わる「スワップ」や、両方ごちゃまぜの「ミックス」は本作でしか味わえないカオスさとなっており、両タイトルのユーザー間で交流を生んだ点でも意義深い一本です。


Best版も発売されており、未だにオンラインにもユーザーが多い愛され作品。ガチ対戦から仲間内でのパーティープレイまで、幅広く楽しめること間違いなしです。

◆『キャサリン・フルボディ』



落ちモノとは打って変わって、自分が上へ上へと登っていく「ちょっと大人な」パズルゲーム『キャサリン・フルボディ』も外せない名作です。

本作の魅力は何と言ってもそのパズルの中毒性。プレイヤーは石を押し引きしながら階段状の足場を作ることでゴールとなる頂上を目指しますが、道中には特殊足場にトラップ足場、お助けアイテムなどギミックが満載。

手順を戻す「UNDO」のコマンドが有限なので手数でのゴリ押しが難しく、かと言って悠長に手順を練っていると足場が崩れてしまう。そんなクリアする過程に仕込まれた「ハラハラ感」によってクリア時の達成感は凄まじく、何時間遊んでも飽きない秀逸な作品です。


設定次第で易しくも難しくもなる絶妙な設定と仕組み

そして『キャサリン・フルボディ』もうひとつの魅力が、アダルトでミステリアスなストーリー。2人の女性との関係性に翻弄される主人公ヴィンセントは羨ましくも気の毒で、選択肢には思わず感情が入ってしまうこと間違いなし。シナリオはパズルモードと交互に展開されるので、先が見たいという情熱もパズルのクリアに一役買ってくれます。



豪華声優陣の熱演で描かれる「修羅場」こそ、キャサリンの醍醐味。パズルゲームが苦手だけどシナリオが気になる、という方にも絶対にクリア可能な設定があるので安心です。

『フルボディ』では更に3人目の存在「リン」も加わり、これまで以上に先が気になる展開に。マルチエンディングになっているので周回性も高く、1回目に簡単なレベルで一気にシナリオを楽しんでから、2回目以降は高い難易度のパズルに挑むなんて遊び方もオススメです。


◆『ヒューマンフォールフラット』



落ちモノどころか最早プレイヤーが落ちていくのが、リトアニア発のアクションパズル『ヒューマンフォールフラット』です。

ゲームの内容は至ってシンプルで、ステージごとに設定されたギミックを解いて目的地まで辿り着くこと。ゴールしてはまた次のステージへと「フォール」していき、徐々に難解化する仕掛けを乗り越えて全ステージクリアを目指します


可能な操作は基本的に「歩く」「ジャンプ」「物を掴む」のたった3種類。それでいてマンネリ化しない秀逸なギミックの数々がプレイヤーを待ち受けており、ぐにゃぐにゃと動くキャラ同様、柔軟な発想が求められます。


例えば壁を登るには「ジャンプ」して段差の上を「掴んで」から、下方向に「カメラを動かす」ことで、自分の体が上へと引っ張られるという具合。ここに絶妙な物理演算が加わりることで「目的地への到達手段が分からないモヤモヤ」と「謎は解けているのに上手く操作できないモヤモヤ」の波状攻撃が楽しめます。

ダブルのモヤモヤを乗り越え、上手くゴールできた時の爽快感は格別ですが、時には意図せぬ「ゴリ押し」で攻略できてしまうケースもあり、そんな「ユルさ」が本作最大の味わいどころかも知れません。

ステージは多数収録されており、ロープライスながら結構なボリューム

制限時間はなく、失敗しても同じ地点でやり直すことができるので、じっくり腰を据えてパズルを楽しめます。そして2人での協力プレイにも対応しており、「あれでもない、これでもない」とガチャガチャ相談しながら攻略する、パーティープレイにも適したマルチな一本となっています。

◆『V!勇者のくせになまいきだR』


破壊神となって魔王とともに勇者を打ち倒す人気シリーズ「勇者のくせになまいきだ」のPS VR専用タイトル『V!勇者のくせになまいきだR』は、これまたクセと中毒性の光る作品。


プレイヤーは破壊神となって魔物を操る能力を駆使し、マップ上に魔物の巣を配置したり進軍命令を出したりして、勇者や村を壊滅させます。

公式なジャンルは「リアルタイムストラテジー」に分類されていますが、考える時間を取りながらルールに則したプランを立てて魔物を配置していく、という仕組みが今回のテーマである「頭の体操」にピッタリのため、ここで紹介させていただきました。



ルール自体は歴代シリーズがベースとなっていますが、俯瞰視点で全体を把握しながらコントローラーを傾けて操作したり、常にTIPSを画面上に配置しながら遊べたりとプレイ感は、既存作品と一線を画す斬新さ。


パロディネタが存分に盛り込まれたユーモラスな世界観は健在で、短時間でテンポよくサクサクと遊べます。そして忘れてはいけない本作のポイントが、人気キャラ「魔王のムスメ」の存在。傍で一喜一憂しながらプレイヤーを見守ってくれる彼女をVRで楽しめるだけでもプレイの価値あり、という声もあるほどです。


魔物を立体的に鑑賞できる要素などVRならではのギミックがギッシリ。PS VRの入門的なソフトとしてもオススメです。ずっとヘッドマウントディスプレイを被っていると別の意味で頭の運動になるかも知れませんが、健康のため適宜休憩を挟んでのプレイをお願いいたします。

◆『ドーナツカウンティ』



スピーディーなパズルや難解なスコアアタックは正直苦手、という貴方にこそオススメしたいパズルゲームがございます。それがこの『Donut County(ドーナツ カウンティ)』です。

今度は落ちモノならぬ、落としモノ系

ソロプレイ専用である本作のゲームルールは、「ドーナツの中央部のような丸い穴を操作して、地上のものを次々と落としていく」というシンプルなもの。物を落とすと穴が大きくなっていき、最終的にマップ内が更地になるまでどんどん落とせます。


可愛いキャラビジュアルと妙にくだけた和訳が生み出すユーモアも魅力

「物を落とす順序」がパズル要素になっているので、落としたものによって発生するギミックを使いながら、何でもかんでもスポスポと落としましょう。制限時間は無く、いわゆる「詰み」の状態も起こりづらいパズルなので、ゆったりと気楽に楽しむ作品と言えます。

ポリゴンで描かれるポップな世界観で、ブラックホールと化したドーナツ穴を操る体験は非常にコミカルかつ快感。無抵抗な住人達を落としていくちょっぴりの罪悪感と、そもそも「この穴はなんなのか?」というたっぷりの不思議さもセットでお楽しみください。

落としたもの一覧も閲覧可能。ゆるい雰囲気や細かい要素が好きな方にはきっとツボ

スムーズに遊べば2時間程度でクリアまで遊べるお手軽さですが、トロフィーを集めるならステージごとに異なるクリア条件を満たす必要があるので、意外とやりこみ要素もアリ。ちなみにキャラクターは全体的にキュートではあるものの、あまり好まれない虫なんかも登場しますので、苦手な方はお気を付けください。




今回はPS4で遊べる多彩なパズルゲームから、オススメ作品をピックアップしました。近年はシナリオ要素が加わった作品も多く、元々の「夢中になれる」というパズルゲームの良さに、更なるメリハリがプラスされている印象です。

ここで挙げた以外にも、アーケードアーカイブスから懐かしの定番パズルが遊べたりと、実はPS4のパズルゲーム事情は新旧織り交ざってバリエーション豊か。一度買ったらいつ遊んでも、ちょっとした時間でも楽しめるというのもパズルゲームの魅力。この機にお気に入りの一本を探してみてください。

《ハル飯田》

よく遊び、よく喋る関西人 ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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