眩しい画像を一気見する
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本作は歴史上の著名な書物を擬人化したキャラクターが活躍するスマートフォン向け3Dターン制RPG。すでに発表されている書物には「グリム童話」や「オペラ座の怪人」などの物語、「封神演義」、「神曲」、「ニーベルングの指環」などの神話、古文書「死海文書」、学術書「ファーブル昆虫記」、さらに日本からは小説「吾輩は猫である」など、世界各国から幅広いジャンルが選ばれています。
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担当者によれば、「擬人化キャラクターは二次元作品に多く見られるものの、歴史上の書物を題材にしたものはほぼ見られないので、差別化を図りたい」とのことです。キャラクターデザインを見る限りでは、美少女が多い印象。「ChinaJoy2020」展示の目玉は、中国でも有名な書物「人間詞話」の擬人化キャラクターでした。
「人間詞話」は清末民初の学者・王国維がかいた中国詞の評論書。当時、従来の文学観からは軽視されてきた詞の芸術的価値を、西洋の芸術理論をもとに解明・再評価したもので、中国における近代的文学評論のさきがけとなりました。作中では、人の真心から発する詩情から生まれた格調高い名句の作品を「境界」と名づけています。
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「ChinaJoy2020」では、中国人気コスプレイヤー・百合欧皇子さんが『人間詞話』の擬人化キャラクターに扮しました。彼女のフォトレポートと合わせたショートインタビューをお届けします。
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――「ChinaJoy20」ではどんなお仕事内容でしたか?
百合欧皇子:私のいるブースのゲームはまだ版号(※)がないので、来場者の撮影に応じたり、QRコードをスキャンしてもらったり、宣伝するのが主な役割でした。
(※)現在、中国ではゲームのリリース(出版)や運営にあたって、国家新聞出版広電総局への申請が必要。同局が発行した認証番号(ゲーム版号)を取得しなければならない。
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――中国のイベントだと有名カメラマンに撮影してもらって、weiboで写真を拡散してもらうことも重要だと聞きます。今回もそうでしたか?
百合欧皇子:「ChinaJoy20」だと、一般的には各社が手配した公式カメラマンが公式コスプレイヤーを撮影します。後で必要な素材として公式が利用するためです。“中国版コミケ”「Comicup」(上海)などとは違って、一般参加のカメラマンに場所を移動して撮ってもらうことは、あまりないです。
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――感染症が収まりつつある中での開催でしたが、会場の様子はどうでしたか?
百合欧皇子:今回は安全面から今まで以上にルールが厳しかったです。公式コスプレイヤーも撮影の時以外はマスクを外してはいけないんです。さらに、会場ではスタッフがずっと見回っていました。
――ブース来訪者の反応はいかがでしたか?
百合欧皇子:まだ実際には遊べないので、キャラクターを見て世界観を感じることしかできません。それでも、皆さん好印象のように見えました!
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画像提供:百合欧皇子(Twitter:@Lilium725、Instagram:lilium725yuri)