『マキオン』の「リ・ガズィ」ってそんなにヤバいの?プレイヤーを怯えさせる5つの理由─特殊な性能で飛び回り、強力なビームを撃ってくるぞ

しばしば話題になる「リ・ガズィ」。その理由を取り上げます。

ソニー PS4
『マキオン』の「リ・ガズィ」ってそんなにヤバいの?プレイヤーを怯えさせる5つの理由─特殊な性能で飛び回り、強力なビームを撃ってくるぞ
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2on2の人気対戦アクションPS4『機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON(マキオン)』。2020年7月30日の発売から早くも一ヶ月少々が経過しましたが、まだまだ熱い対戦が繰り広げられていることでしょう。

今回はその中でも話題に出てきやすい機体のひとつとして、アニメ―ション映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』からの参戦機体である“リ・ガズィ”を取り上げます。

チームシャッフルではそもそも使用している人が少なく思える本機が何故槍玉にあがることが多いのか、そして何故プレイヤーマッチで禁止指定されることがあるのかについて考えて行けたらと思います。



1.BWSを装備している間はブーストゲージが減らない


リ・ガズィの一番大きな特徴が出撃時に“BWS(バック・ウェポン・システム)”を装備しているという点。これにより、いわば時間制限付きでZガンダム変形時のウェイブライダーのような状態を維持し続けることが可能になります。


また通常の可変機と違い、BWSを装備している間はブーストゲージが一切減らないという特徴もあります。これによって対戦相手側はブーストゲージの制約があるなかで、一生飛び続けているリ・ガズィと対峙しなければならなくなります。

ブーストゲージの残量を読んで相手の着地硬直を刺すというのが定石の本作において、それを無視して飛び続けるリ・ガズィは非常に強力。通常とは一味違った対策が求められます。


▲画像は知り合いに頼んで全員リ・ガズィで来てもらった際の様子。
BWS形態は機首が向いている方向に射撃が出るため、敵機の背後を取り合うまるで戦闘機を操るゲームの対戦を見ているかのような光景に。

2.BWS形態の火力は思った以上に高め


BWS形態は時間制限付きの変形状態であることは先述したとおり。まさに戦闘機といった様相なので、ビームサーベルを用いた接近戦などはできません。しかしそれを補って余りあるほどに、各種射撃武装の性能と火力が高いです。

メイン射撃の“ビーム・キャノン&メガ・ビーム・キャノン”をきちんと当てることで大体140ダメージ以上が出ているのですが、これは2000コスト機体のビームライフルでの“ズンダ”と大体同じ位ではないでしょうか。ズンダが3回ブーストダッシュキャンセルが必要なことを考慮すると、特殊な形態とはいえ常に移動しながらこの火力が出るのは、驚くべきところでしょう。

他の武装も強力なものが揃っているのですが、特筆すべきはBWS形態中の“バーストアタック”である“一斉射撃”。これをSバースト時に引っかけやすいサブ射撃“メガ・ビーム・キャノン【照射】”をかすらせてから繋ぐことで、一瞬で300ダメージ近くの耐久が消し飛んでしまうのです。



3.BWS形態のリ・ガズィが逃げに回った場合、追いかけることができない場合も


BWS形態は、上昇や下降でもブーストゲージが消費しません。つまり、ステージの天井付近まで上昇されてしまうと、地面を走るタイプのブーストダッシュを持つ機体などは追いかけるのに苦労するどころか、そもそも手が出せない状況になることがあります。


BWSを装備していられる時間は限られるため永遠に高空を維持することは不可能なものの、自チーム2機ともリ・ガズィを選び、BWSが使用できる間はひたすら敵機の射撃の届かない高空に逃れたり、そこから再度敵機を追いかけブーストゲージの制約無しに攻撃し続けたりといったこともできる訳です。

この戦法に勝つためには、こちらもそれ相応の機体を選ぶ必要が出てくるため、相方と示し合わせて機体を選べるチーム固定はもちろん、どの機体と組めるかわからないチームシャッフルにおいても、いつもとは違った対戦になってしまいます。


4.敵にいる場合も味方として組んだ場合も、特殊な戦い方を求められる


リ・ガズィとチームを組んだ場合、上記の理由でBWS形態中はある程度リ・ガズィに注目が集まるはずです。しかし、厄介なのが撃墜されたリ・ガズィが再出撃する際について。なんと再出撃する際も、リ・ガズィはMS形態ではなくBWS形態で戦場に現れるのです。


時間が経過してMS形態になったリ・ガズィはBWS形態で再出撃するために、無理やりにでも撃墜されにいこうとします。しかしMS形態はBWS形態に比べ大幅に脅威度が下がるため、相手チームから徹底的に無視されることがあります。そうなると必然、リ・ガズィの僚機が集中砲火されることになるのです。

相手チームにリ・ガズィがいる場合は、「リ・ガズィの耐久値をなるべく減らさない」「リ・ガズィを撃墜するタイミングに気を付ける」の2点を意識してみましょう。MS形態になった後に放置してしまえばかなり戦いやすくなるはずです。


5.特定の機体との組み合わせが凶悪すぎる


高コストの先落ちを狙って低コスト側が後落ちしコストオーバーを引き受けるというのが、本作のセオリーのひとつ。しかしリ・ガズィは再出撃してBWS形態で戦場に戻る行動が強く、低コストであることを活かして何度も撃墜されながらもEXバーストを回しダメージを稼ぐ“爆弾戦法”に適した機体と言えます。

この際チームの相方が、リ・ガズィが総コスト6000を使い切るまでの間一度も撃墜されずに立ち回れるガンダムAGE-FXやガンダムバルバトスルプスレクスといった、強力な逃走性能や自衛力を持った機体の場合、かなり厳しい戦いを強いられてしまうことでしょう。


これらの機体に“Eバースト”を持って端から逃げに徹された場合、自爆上等で突撃してくるリ・ガズィBWS形態を4回相手にする、もしくはそんな状態のリ・ガズィを放置しつつ逃げに徹する“Eバースト”持ちの3000コストを追いかけるといった展開になってしまいがちです。

リ・ガズィの特性を最大限に活かした上手い編成ではあるのですが、対処が難しいためプレイヤーマッチで遭遇した際には、ルームからキックされてしまうこともある様子。このあたりの是非は、どうしてもプレイヤー間の判断に委ねられてしまうため難しいところです。





以上、リ・ガズィが『マキオン』の対戦環境で話題に上りやすい理由まとめでした。少しでも参考になれば幸いです。

《井の上心臓》

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