本作の企画・キャラクターデザインは、同社の『嘘つき姫と盲目王子』で知られる小田沙耶佳氏。『嘘つき姫と盲目王子』で好評を集めた独特の雰囲気はそのままに、より柔らかく暖かみが増したグラフィックと、「ドラゴンと人間」という種族の壁を超えた優しい物語が楽しめます。
発売日は2021年6月24日を予定。本稿では本作のあらすじやゲームシステム、登場キャラクターについて、公開されたばかりの情報を紹介します。
『わるい王様とりっぱな勇者』あらすじ
世界は強大な力を持つドラゴンの魔王に支配されていた。
しかし、一人の勇者の青年がその支配を打ち破ったのだ。
命まで取りたいわけじゃない。と、勇者は魔王の力の源である角の片方を切り落とし、見逃した。
その後一人で傷を癒やす孤独な魔王の元へ、勇者は話し相手になるために通った。
勇者と過ごす日々は、恐ろしい魔王の性格を少しずつ丸くしていき、いつしか勇者と魔王は親友となっていた。
ある日、勇者は瀕死の重傷を負いながら魔王の元を訪れ、言った。
もうじき命を落とす自分の代わりに、自分の娘を立派に育てて欲しい、と。
その手には、小さな赤ん坊が抱かれていた。
きっとこのときのために自分は生き永らえたのだ。と、魔王は思った。
その後、勇者の娘はかつての魔王「王様ドラゴン」の手によって育てられる。
少女は、王様ドラゴンから語られる父親の冒険の話を聞き、自らも勇者になりたい。と言う。
その時が来たのだと、王様ドラゴンは思った。
この子を立派な勇者へと育てるのだ。
――いつか君に倒されることになっても。登場人物
■王様ドラゴン（魔王）
ゆうの育ての親であり、魔物たちの王様。
かつては邪悪な魔王として人々に恐れられていたが、今は心を入れ替え、こっそり人間を助けることも。
ゆうが立派な勇者になれるよう、“しゅぎょう” のお手伝いをしている。
■ゆう
今は亡き勇者の子供。
毎晩、王様ドラゴンから父親である勇者の冒険のお話を聞き、父親のようなりっぱな勇者になることに憧れている、人間の女の子。
育ての親である王様ドラゴンが、かつて父親と戦った魔王だということは知らない。
次回は一緒に冒険する個性豊かな頼れる仲間たちをご紹介します！ おたのしみに！システム
■絵本を旅するRPG
『わるい王様とりっぱな勇者』は、まだ幼い子供の”ゆう”がりっぱな勇者に成長していく過程を見守り、手助けし、共に冒険していくロールプレイングゲームです。
ここは魔物が住む少しふしぎな世界。
あたたかな画風で描かれた幻想的な森を駆け抜け、様々な魔物と出会い、戦い、交流を深める“ゆう”。
ゆうにとっては初めての大冒険。
そんな“ゆう”と共に、あなたもこの世界を冒険してみてください。
手描きの絵本のようにあたたかみのあるグラフィック。
背景は草木や小動物がアニメーションし、絵本の中を旅するような楽しさがあります。
■あたたかみのあるグラフィック
本タイトルの特徴は『嘘つき姫と盲目王子』でも好評だった ペンで描かれたようなアナログ調のグラフィックです。
キャラクターやステージ、UI（ユーザーインターフェイス）など、 画面を構成する多くの要素がデザイナーによる手描きによって作られています。
冒険パートではペンと水彩により描かれた背景、森の奥行きを感じさせる多重スクロール、 柔らかな光の質感など、繊細な２Ｄグラフィックを全編にわたってお楽しみいただけます。
更に、本作の背景グラフィックには、手描きの質感はそのままに、アニメーションを実装。 絵本の世界に飛び込んだような、没入感が深まりました。
また、ストーリーパートの一部では鉛筆で描いたイラストを使用しており アナログ画材を使用したあたたかなイラストが、この世界を彩ります。▲ペンと水彩で描かれた背景。まるで絵本の中を冒険しているかのようです。 ▲ストーリーパートの一部では鉛筆で描かれた優しいタッチのイラストが物語を盛り上げます。
■絵本のページをめくるように
『わるい王様とりっぱな勇者』では、『嘘つき姫と盲目王子』でも好評だった ゲームと絵本のようなビジュアルの融合を更に突き詰めています。
イベントシーンではページをめくる演出とともに進み、声優・近藤玲奈さんによる心地の良い朗読調の語りにより、より深く物語へ惹き込まれていきます。
■これもしゅぎょうのうち！
冒険をしていると、草むらから魔物が飛び出してくることがあります。
魔物と遭遇しても、慌てないでください。
ゆうは、「こうげき」をしたり「どうぐ」を使ったりして、魔物と戦うことができます。
落ち着いて行動して、魔物を追い払いましょう。
たたかいに勝つと、ゆうはちょっぴり成長します。
便利などうぐやお買い物で使えるお金（シェル）が手に入るので 今後の冒険にとても役立ちます。▲たたかいは、ゆうと魔物が交互に行動します。 ▲たたかいに勝つと、ゆうは少し成長します。後ろで見守る王様ドラゴンも思わず笑顔に。
■心配性な王様ドラゴン
実は王様ドラゴンはとても心配性です。
ゆうのことが気がかりな王様ドラゴンは、冒険の様子をこっそりみまもって障害物を壊したり、ゆうがひとりではできない「こうげき」のてだすけをしてくれます。
でも、冒険についていっていることは、ゆうには秘密ですよ。▲道を塞ぐ岩を壊す手伝いをする王様ドラゴン。 ゆうは、岩を壊せたのは“しゅぎょう” の成果だと思っているみたいですよ。 ▲ゆうのとくぎ「かえん斬り」実はまだひとりでできないので、王様ドラゴンがこっそり火を武器にまとわせてあげています。
■ふしぎな住人との交流
冒険をしていると、村人や王様ドラゴンの家来など、道に立っている魔物を見かけることがあります。
安心してください。凶暴な魔物もいれば、温厚な魔物もいます。
突然襲ってくることはないので、そうした魔物には積極的に声をかけてみましょう。
もしかしたら何か困っていたり、冒険に役立つ情報を教えてくれるかもしれませんよ。▲おやおや、何か困っているみたいです。悩み事をきいてあげましょう。 ▲ときには冒険に役立つ情報を教えてくれることも。
■一日のおわりに
たくさん冒険したら、暗くなる前にゆうと王様ドラゴンの暮らす山のすみかの洞窟へ帰りましょう。
わらのねどこに潜り込んだら、おやすみの準備は万端です。
ゆうは今日の出来事を王様ドラゴンにいっぱい話します。
王様ドラゴンはそれを嬉しそうに聞きながら、ゆうのパパである勇者の冒険のお話をしてくれます。 今夜はいったいどんなお話が聞けるでしょうか。▲ゆうと魔王の寝床。案外寝心地がよいみたいです。 ▲毎晩聞く勇者の冒険のお話。何度聞いても、ゆうはわくわくが止まりません。 イメージスケッチ
▲王様ドラゴン（魔王）のイメージスケッチ。 ▲ゆうと王様ドラゴンのイメージスケッチ。 ▲各地に点在する洞窟。中には巨大なキノコが生えている場所も。 ▲一年中雪に覆われた土地。旅人に人気のある名所があるとか ▲魔物たちが集まる村があるようだ。 ▲ゆうと王様ドラゴンが住んでいる洞窟。王様ドラゴンが座る大きな玉座がある。 関連情報
■店舗特典
所定の店舗様にて、『わるい王様とりっぱな勇者』をご購入いただくと、店舗ごとにオリジナルの特典が付属します。
ここでは描き下ろしイラストを使用する店舗の、ラフイラストを公開いたします。▲アニメイト ▲エビテン ▲ワンダーグー
■初回限定版
初回限定版にはオリジナルBOX、ミニアートブック、サウンドトラックCD（2枚組）が付属します。
各ゲームショップやWEBサイトにて予約受付中です。製品情報
タイトル：わるい王様とりっぱな勇者
ジャンル：絵本を旅するRPG
対応機種：PlayStationR4、Nintendo Switch?
発売予定日：2021年6月24日(木）
プレイ人数：1人
企画・キャラクターデザイン：小田沙耶佳
主題歌：志方あきこ
ナレーション：近藤玲奈
CERO：A（全年齢対象）
権利表記：©2021 Nippon Ichi Software, Inc.
価格：
≪PlayStation4≫
通常版・DL版
6,980円（税別）/7,678円（税込）
初回限定版
8,980円（税別）/9,878円（税込）
≪Nintendo Switch≫
通常版・DL版
6,980円（税別）/7,678円（税込）
初回限定版
8,980円（税別）/9,878円（税込）
公式サイト：https://nippon1.jp/consumer/waruiosama/『嘘つき姫と盲目王子』廉価版発売決定！
『わるい王様とりっぱな勇者』で企画・キャラクターデザインを務めている「小田沙耶佳」が企画・キャラクターデザインを務めた2018年5月発売『嘘つき姫と盲目王子』の廉価版の発売が決定いたしました。
パッケージイラストも新たに描き下ろしをしておりますので、この機会にぜひプレイしてみてください！
■製品情報
タイトル：嘘つき姫と盲目王子 Best Price
ジャンル：アクションアドベンチャー
対応機種：PlayStation4、Nintendo Switch
発売予定日：2021年4月15日（木）
価格：3,980円（税抜）
※PlayStation®Vitaに関しましては、廉価版パッケージの製造はございません。
