2021年5月23日に行われたGIレース「第82回オークス(優駿牝馬)」にて4枠9番“ユーバーレーベン”が見事勝利を収めました。“ユーバーレーベン”は、『ウマ娘』でもおなじみ「ゴルシちゃん」こと“ゴールドシップ”を父に持つ競走馬です。
前走に引き続きミルコ・デムーロ騎手とのコンビで望んだ“ユーバーレーベン”は直前発表では3番人気でした。レースでは道中、中団外側で力を貯めつつ最終直線で相手を差し切って勝利。内側から上がってきた2番人気・4枠7番“アカイトリノムスメ”に1馬身差を付け、GIレースという大舞台でデビュー戦以来の2勝目を挙げました。なお、1番人気だった白馬“ソダシ”は8着でした。
勝利した“ユーバーレーベン”は、父“ゴールドシップ”、母“マイネテレジア(母の父:ロージズインメイ)”という血統。デビュー戦勝利後は重賞レースに出馬し、5戦中2着1回3着3回と実力は見せていたものの勝利までは届かないレースが続いていました。今回の「オークス(優駿牝馬)」で2400メートルという距離に初挑戦、見事に勝利を収めたことで今後の重賞戦線での活躍も期待できそうです。ちなみにこの勝利を受け、Twitterでは「ゴルシの娘」「ゴルシ産駒」がトレンド入りする事態になっています。
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“ゴールドシップ”産駒はGIレース初勝利。2016年に種牡馬入りし、2017年産駒“ブラックホール”がGIII「札幌2歳ステークス」、2018年産駒“ユーバーレーベン”が今回のGIレース「オークス(優駿牝馬)」で勝利と好調な成績を残しています。この先、種牡馬としてゴルシ旋風が吹き荒れる日が来るかも?