コナミは、カードゲーム『遊戯王OCG』のリミットレギュレーション(2021年7月1日改訂予定)を公開しました。
公式大会などで“デッキに入れられるカードの枚数”について定めたルール「リミットレギュレーション」。これでキーカードが使用禁止・もしくは枚数制限を受け、環境トップにいたデッキが大幅に弱体化。使用率が一気に下がる……なんてのはよくある話。全デュエリストが注目する内容の最新版がこちらです。
■新禁止カード(デッキに入れなれなくなるカード)
・十二獣ドランシア■新制限カード(デッキに1枚まで入れられるカード)
今回は該当なし。■新準制限カード(デッキに2枚まで入れられるカード)
・PSYフレームギア・γ
・ペンデュラム・コール
・炎舞-「天璣」■制限解除カード
・ゼンマイマジシャン
・マスマティシャン
・ファイアウォール・ドラゴン
・ユニオン格納庫
今回の制限改訂で大きな影響を受けたのは「十二獣デッキ」でしょう。最大のキーカード「十二獣ドランシア」がまさかの禁止。過去に禁止→制限復帰を経験していましたが、再び禁止行きに。おまけに「炎舞-「天璣」」も準制限となり、サーチ手段を欠くこととなりました。正直「炎舞-「天璣」」は予想できたものの、「十二獣ドランシア」は予想外。
同じく環境上位の「鉄獣戦線デッキ」において、「十二獣デッキ」を混合させた型が活躍したのも影響があるのか。ともかく、これから「十二獣デッキ」が活躍するのは厳しいとしか言えません。
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様々なデッキで活躍する手札誘発「PSYフレームギア・γ」も準制限に。環境上位では「エルドリッチデッキ」が特に辛いと言えます。大方が予想していたであろう「真竜皇V.F.D.」の禁止、「天霆號アーゼウス」の制限などはスルー。「電脳堺デッキ」がまだまだ活躍しそうです。
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今回の制限改訂を経て、まず脚光を浴びるのは「鉄獣戦線デッキ」でしょう。「十二獣デッキ」が抜けた枠を「リリカル・ルスキニアデッキ」で補おうと考えている方も多い模様。
今後登場予定の中には「No.99 希望皇ホープドラグナー」や「アストラル・クリボー」など、可能性を感じるカードがいくつかあり、これらを活かした新デッキの台頭にも期待したいところです。