汗と涙のリアルな表現こそが『IDOLY PRIDE』の真骨頂!ーアイドルは感情爆発の先で何を視る

少女たちが流す汗と涙。彼女らが本気であればあるほど、その雫は美しい。

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汗と涙のリアルな表現こそが『IDOLY PRIDE』の真骨頂!ーアイドルは感情爆発の先で何を視る
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アイドルが頑張る姿は得も言われぬ素晴らしさがあります。トレーニングや、ライブに励む彼女たち。その肌の上で弾みきらめく玉のような「汗」は彼女たちが「本気」であることの証であります。「汗」というと、元来暑苦しいイメージがあります。しかし、彼女たちのそれには―概念的な意味で―様々な成分が含まれ、それは元来のイメージを覆し、軽い色香を伴いながら場に爽やかな空気をもたらします。そしてそれは、筆者にとってとても魅力的に思えるのです。

端的に換言すれば、「汗を流す女性が大好き」なわけですが、少し語弊がありそうなのできちんと言葉にしておきましょう。私は「汗だくになるのも構わず、何かに本気で打ち込んでいる女性」が好きなのです。

そんな折り、私はこんな広告を目にしました。

思わず二度見。鬼気迫る様相で腹筋トレーニングに励む汗だく美少女……。それを広告の一面に登場させるなんて、なんと私のツボを押さえた作品なのでしょう。チェックしないわけにはいきません。

新世代アイドルメディアミックス作品

この作品の名前は『IDOLY PRIDE』。アイドルを題材にしたメディアミックス企画で、2019年より始動したプロジェクトです。音楽、漫画、単独ライブ、アニメと展開し、今回満を持してスマホアプリがリリースされる運びとなったわけです。

物語上の特徴は、「VENUSプログラム」と呼ばれるシステムの存在。これは、AIがアイドルのパフォーマンスを評価し、ランク付けするシステムです。このシステムの導入によってアイドルの評価が明確な形で可視化され、業界の競争も一層加熱。日本中のアイドルが互いに高め合い、競い合って「VENUSプログラム」の頂点を目指す、というのが大筋の物語です。

AIにより評価が下されるという世界観は、ゲームとの親和性も抜群。プレイヤーはアイドルたちを育成して「VENUSプログラム」のランキングシステムに挑むわけですね。

起用している声優にもこだわりが見られます。中心となる「星見プロダクション」のメンバーたちは、物語開始時点ではどの子も新人。その設定とリンクさせるように、メインのアイドル10人全員を新人声優で固めています。

一方「星見プロダクション」のライバルにあたる、「バンプロダクション」所属のアイドルは若手でありながらすでに一定の知名度と評価を得ています。三人組の「TRINITYAiLE(トリニティエール)」には実際の声優ユニットである「TrySail」のメンバーをそのまま起用。同様に4人組の「LizNoir(リズノワール)」には、もはやベテラン声優ユニットと呼ぶにふさわしい「スフィア」の4人が声をあてています。

どこか下剋上めいたこの構図……。応援する手に自ずと力が入り、没入度を高める構図と言えます。

育成とライブを繰り返して

『IDOLY PRIDE』のゲームシステムは先にも述べている通り、アイドルを育成してライブパフォーマンスを繰り返し、「VENUSプログラム」のランキング上位を目指すという流れが中心になります。

育成できるアイドルは星見プロダクション所属の10名はもちろん、ライバルであるバンプロダクションのメンバーも育成可能。自分だけのオリジナルメンバーでのライブを楽しむことができます。

アイドル達は皆、「ダンス」「ボーカル」「ビジュアル」「スタミナ」といったパラメータを持ち、それぞれ得意分野が異なります。

ゲームプレイの中心となるライブシーンでは、それぞれステージごとに必要な技能が異なります。事前に「レーン情報」を確認することが非常に大切。ダンスと書かれているレーンには同ステータスが高いアイドルを置くことで高得点を狙えるという仕組み。また、SPと書かれているところは、SPスキルの発動ポイント。高得点が狙えるところとなりますので、このレーンにはなるべくSPスキルを持っているキャラを配置しましょう。

ライブはオート進行。事前の育成と、正確なアイドルの配置が物を言います。ライブが始まったら、あとは成功を祈りながら黙って見守るのみ。スコアを気にせず自分のお気に入りのアイドルが活躍するライブ映像を楽しむのもアリでしょう。

美しい少女たちの汗と涙

以下はライブシーンが終わったあとのリザルト画面。注目していただきたいのは、少女たちの顔です。よく見ると、顔に微量の汗をかいていることがわかります。

全てのアイドルたちが、このリザルト画面で頑張った表情を見せてくれるのです。輝く努力の証……!いいですね、とっても。

ちなみにクリアできなかった場合は汗だけでなく涙も流します。本気でアイドルをやっているからこそ流される涙。そこには「悔しさ」が詰まっています。二度とこの涙を流させまい……次こそ笑顔を!そう強く誓うのでした。

2021年1月から放送されていたアニメシリーズでも、アイドルたちの舞台裏の努力が強調されていました。

ちなみにガチャで入手できる星3,星5のアイドルのイラストは汗の割合も多め。星3はアイドルの舞台裏が描かれており、レッスン中の様子をみることができます。個人的に推している京都弁の鈴村優ちゃんも、星5イラストは汗散らしながら輝くような笑顔を見せてくれています。好き。

アイドルたちとの交流要素も充実

アイドルを育成する作品において、ライブと同じく重要なのは、アイドルとの交流要素。個別シナリオや、着せ替え要素などはもはや必須と言えるでしょう。

『IDOLY PRIDE』でもこれらの要素は健在。★5のキャラには個別ストーリーが用意されており、育成をすることで徐々にストーリーが解放されていきます。また、「着替え」で特定のコスチュームに着せ替えて楽しむことができます。

特筆すべき点の一つは写真撮影の機能。これはアイドルたちのライブや、ビラ配りなどのお仕事シーンを自分の塩梅で撮影できるというもの。撮影した写真には、アイドルに装備させるとライブ時のパラメータがアップされるというメリットも。アイドルもののスマホゲームによくある、装備できるスチルを自分好みに生成できるシステムと言えます。

この撮影が結構難しい。カメラのセンスが問われます。

これなんかどこに焦点があってるかわかんないし。

こっちは目が半開き。なかなかうまく撮れてない…。

あっ、でもこれはかなりかわいく撮れているのでは!? 焦点もあっているし、表情もかなりイイ。上手く撮れたときの喜びは格別です。

プレイヤーランクが上がるにつれて撮影できる会場が変わったり、変更したコスチュームの反映が可能になったりするので、それらを駆使するとより多彩なフォトが撮れるようになるのでしょう。

そして、アイドルたちとのメッセージも、大きな楽しみの一つ。メッセージチャット機能が入ったスマホゲームはあまりないですが、『IDOLY PRIDE』にはしっかり実装されています。

メッセージの内容はキャラによって様々、ひとりひとりの個性を楽しむことが出来ます。これはかなり作り込みが細かい……!

さらにアイドルと電話することも可能。どんな話を聞くことができるのか楽しみにしていましょう。

画面の中のアイドルと直接交流気分になれるなんて、いい時代になったものです。ゲームを起動していない時も裏では進行しているようで、メッセージが送られてきたときは通知が出るようになっています。

スマホを確認する楽しみが増えました。朝目が覚めたらまず、推しのあの子からメッセージが来ていないかチェック…。


今回紹介したスマホアプリ『IDOLY PRIDE』は、6月24日サービス開始予定。アニメや音楽はすでに公開されており、YouTubeやSpotifyでも視聴できるので、まずはここからどっぷりハマってみるのも良いでしょう。サービス開始をお楽しみに。

《竜神橋わたる》

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