『FF16』「シナリオは完成、次のTGSは見送り」と吉田氏が進捗報告─ヨコオタロウ氏が立候補する一幕も

シリーズ最新作『FF16』の進捗状況を、吉田直樹氏が直接明かしました。ヨコオタロウ氏の「FF16のシナリオを書きたいです!」発言の行方はいかに!?

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『FF16』「シナリオは完成、次のTGSは見送り」と吉田氏が進捗報告─ヨコオタロウ氏が立候補する一幕も
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「FINAL FANTASY XIV: The 7th 14-hour Broadcast」より

7月10日に配信された「FINAL FANTASY XIV: The 7th 14-hour Broadcast」にて、PS5ソフト『ファイナルファンタジー16』(以下、FF16)の進捗状況などが明かされました。

『ファイナルファンタジー14』(以下、FF14)のプロデューサー兼ディレクターを務めるほか、『FF16』のプロデューサーも担当している吉田直樹氏や、『FF14』の「アライアンスレイド」にゲストクリエイターとして参加したヨコオタロウ氏、齊藤陽介氏が、本番組のスペシャルトークセッションに登壇。『FF14』に関する様々な話題で盛り上がるひとときが繰り広げられました。

そしてこのコーナーの締めくくりとして、ヨコオ氏と齊藤氏に向け、「次に吉田さんと一緒にやってみたいことは?」との質問が投げかけられたところ、ヨコオ氏が「FF16のシナリオを書きたいです!」とまさかの立候補。驚きと笑いが登壇者の間に広がります。

この発言に対して吉田氏は、「FF16のシナリオは完全にFIXしてしまいまして」「現在、最後のボイス収録にかかっている」と、提案が受け入れられない理由を挙げ、真摯に返答。この回答から、シナリオが完成といえる状態に入っており、ボイス収録が終盤に差し掛かっていることが判明しました。

また吉田氏は、ヨコオ氏の立候補発言について「16.5とかでもよければ」との言葉も返しますが、こちらは笑いに満ちた中での発言だったので、実現性について判断するのは性急と思われます。

その後も、吉田氏による『FF16』関連のコメントが続き、しばらく情報公開がなかった件について「もったいつけて情報を出したくない、というわけではなくて、次に出す情報は“これ見たら全員買うわ”というものにしたい」「見た目のクオリティもそうだし、バトルや、全然明かせていない大きな売りの部分とか、全部ひっくるめて“どうだ”と出したいので」と、しっかり作り上げてから発表したい旨を述べました。

また、情報の公開時期についての補足も飛び出し、「TGS(東京ゲームショウ)も多分間に合いません」と発言。直前に吉田氏が口にした通り、情報を小出しにしない方針から、その公開時期はまだ少し先になる模様です。

公開時期こそまだ未定ですが、「中途半端なものを出すのは良くない」「(FF16が)どんなゲームで、ここが面白くて、でもここはあえてやってない──みたいなこともふくめて、ドンといきたい」と、公開方針について力強く告げたした吉田氏。期待感が高まるコメントと共に、スペシャルトークセッションが幕を下ろしました。

《臥待 弦》

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