エアーマンの強さも自由自在! PC操作知識“0歩”から始められる「メイクロックマン」を体験 【TGS2021】

2Dアクションゲーム『ロックマン』の作成を通して、プログラミングが学べる「メイクロックマン 史上最大のプログラミング」。TGSで実際に味わったその魅力や特徴をお届けします。

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エアーマンの強さも自由自在! PC操作知識“0歩”から始められる「メイクロックマン」を体験 【TGS2021】
エアーマンの強さも自由自在! PC操作知識“0歩”から始められる「メイクロックマン」を体験 【TGS2021】 全 8 枚 拡大写真

今年の東京ゲームショウは、オンライン開催と平行し、限定的ながらも現地会場を設置。様々な試遊体験を提供する場所が、2年ぶりに用意されました。

まだ発売されていない注目作が遊べるのもTGSの大きなポイントですが、試遊の魅力はそれだけではありません。あまり知られていないマイナーな作品や、ゲームと関連づく商品などに触れられる場でもあり、ちょっとしたお宝探しのような楽しさもあります。

そして、今年の東京ゲームショウで筆者が巡り会ったのが、この「メイクロックマン 史上最大のプログラミング」でした。これは、直接的な意味でのゲーム作品ではなく、名作アクションゲーム『ロックマン』のゲーム作成を通して、プログラミングを学べる学習教材です。

こちらの商品は、解説書と専用キットで構成されており(それぞれ単体販売あり)、アメリカ マサチューセッツ工科大学のメディアラボによって開発されたプログラミングソフトウェア「スクラッチ3.0」をベースとした学習用プログラムを用いて、2Dアクション『ロックマン』のゲーム作成を書籍で解説すると共に、ソフトを通して実践の場を与えてくれます。

解説書に付属しているダウンロード用IDとパスワードがあれば、インターネット上から学習用プログラムをダウンロード可能。Windows・Mac・iOS・Android・ChromeOSといった、様々なパソコンやタブレットに広く対応しています。

この学習教材は昨年11月にリリースされて好評を博しましたが、実際に触ってみなければ分からない部分も少なからずあります。そのため、興味はあっても概要や詳細を知ることなく、そのまま時間が経ってしまった……という方も少なからずいることでしょう。メディアに関わる身でお恥ずかしい限りですが、筆者もそのひとりでした。

ですが、今回のTGSに「メイクロックマン 史上最大のプログラミング」の試遊ブースがあり、逃していた直接体験の場に巡り会うことができました。さすがに一からプログラムしてゲームを完成させるのは時間の都合で難しかったため、本商品の概要や特徴などを担当に方に伺いつつ、この教材で作り上げたゲームも触らせていただきました。

まず、本商品の企画が立ち上がった経緯について伺うと、アーテックの社員に『ロックマン』のファンがおり、その方が声を上げたのがきっかけだったとのこと。

アーテックは、学習・知育教材の開発や商品化を行っており、様々なブロックを組み立てて創造力を養う「アーテックブロック」や、このブロックと組み合わせるロボット教材「ロボティスト」シリーズ などを手がけてきました。

教材やプログラミングコンテンツのノウハウを持つアーテック、『ロックマン』を生み出したカプコン、そしてテキスト教材に長けている学研の三社が協力することで、この「メイクロックマン 史上最大のプログラミング」が完成。それぞれが得意の分野で関わっているため、解説書の内容は分かりやすく、プログラミング教材としても非常に魅力的です。

解説書は、全8ステップ+エクストラステージで構成。その入り口は、キーボードの基本的な操作や「ダブルクリックのやり方」など、プログラミング第1歩どころか、PC操作の第0歩からスタートしています。

全く知らない初心者に向けたステップから始まっているので、文字通りの意味で入門書として最適な一冊と言えます。それでいて、ステージをひとつずつクリアするゲーム感覚のまま進めていくことで、『ロックマン』を用いた自分だけのゲームが完成します。

書籍だけでなく学習用プログラムも分かりやすく、ドラッグ&ドロップでプログラムを組み立て。また、プログラムの条件付けなどを日本語で表現しているので、直感的に理解しやすいのも嬉しいところです。このように一目で分かる命令とシンプル操作を通して、プログラミングの本質を学べます。

プログラミングは、ひとつのミスだけで上手く動かないこともありますし、ちょっと変更するだけで在り方が大きく変わることも少なくありません。そのため、実行しては失敗し、その失敗の中から成功を見つける“トライ&エラー”を繰り返す一面を持ちます。

こうした“トライ&エラー”は、『ロックマン』のようなアクションゲームを遊ぶ上でも必要な心構え。その意味では、プログラミングの工程とゲームプレイの親和性は高いと言えるでしょう。また、アクションゲームはちょっとした変更がダイレクトに伝わるので、その点でもプログラミング教材として適しています。

ステージ構成や敵の配置などを自由に構成できるのはもちろん、敵の数やボスの攻撃頻度、体力などもカスタマイズ可能。こうした細かい点まで変更できるのもプログラミング教材ならではですし、ゲームバランスを左右する醍醐味を自分の手で味わえる点も見どころでしょう。

また、別売りの専用キットを導入すれば、あの「ロックバスター」をイメージしたコントローラーを作成できます。ゲームをプレイする際、もちろんキーボード操作に対応していますが、ブロックで組み上げたロックバスター型コントローラーでのプレイも楽しめます。

Bluetoothで接続するので、環境に左右される面はありますが、有線は不要なので自由に取り回し可能。内蔵されたジャイロでコントローラの傾きを検知し、ロックマンの移動やジャンプといった命令を送ります。

ロックバスター(型ブロック)を装着し、構成から難易度まで思うがままの『ロックマン』を遊べるのは、この教材だけの特権。あの手強かった「エアーマン」の難易度を再現するか、誰でも倒せるように調整するか、全てあなたの思うがままです。

プログラミングやPC操作のスタートラインに立ったばかりの人に寄り添い、分かりやすいステップアップで上達を促し、直感的な操作とプログラミングで導き、トライ&エラーの重要性と実践が学べる「メイクロックマン 史上最大のプログラミング」。分かりやすさに加え、ゲーム作成とプログラミングの相性の良さを実感した試遊体験となりました。子供に与えるだけでなく、一緒に学ぶ教材としてもお勧めです。

《臥待 弦》

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