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10,000種類を超えるカードが収録されている人気オンラインカードゲーム『遊戯王マスターデュエル』。同作には魅力あふれるイラストのカードが数多く存在しているのですが、中にはグロテスクなイラストも…。
そこで今回は、あえて「グロテスクでおぞましいカード」を3種類ピックアップ。身の毛がよだつようなカードを一挙紹介していきます。
集合体恐怖症にはツラい「サウザンド・アイズ・フィッシュ」
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「オーシャンズ・オーパー」1体をリリースした場合にのみ、特殊召喚できる「サウザンド・アイズ・フィッシュ」。その見た目は名前の通り、数多の眼球が集まった球体のような姿をしています。
そんな見た目によるものなのか、表側表示で存在する限り、相手は手札を公開し続けなければならないというイヤらしい効果を保有。このモンスターに見つめられていると考えるだけで、ゾッとしてしまいますね。
なお、「魚族」に設定されているのですが、どうみても魚には見えません。ちなみに、海外名は「Thousand-Eyes Jellyfish」と書かれているため、本来はクラゲなのかもしれません。グロテスクなことに変わりはないですが…。
どストレート過ぎる「ゴキボール」
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グロテスク…というよりは単純に好かれていなさそうな「ゴキボール」。その理由は言わずもがな、見た目も名前も“G”を彷彿とさせるからでしょう。
TVアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』では、名物キャラのインセクター羽蛾が頻繁に使用。それもデュエルで使うというよりは、主に悪事を働く際に使われており、なかなかかわいそうなカードでした…。
ただ、『遊戯王OCG』には意外なことに“G”をモチーフにしたカードが数多く存在しています。たとえば、『遊戯王マスターデュエル』でも多くのデッキに採用されている「増殖するG」やロボットと化した「超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG」など。とはいえ、やはり“G”というだけで苦手意識を持ってしまいますね。
生々しい「寄生虫パラサイド」
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相手のデッキに文字通り寄生して悪事を働く「寄生虫パラサイド」。こちらも原作ではインセクター羽蛾が用いていたカードで、手下を使って城之内克也のデッキに忍び込ませるという姑息極まりない戦法は今でもファンの間で語り草になっているのだとか…。
それはさておき、イラストには兜を装備した騎士が虚しくも寄生されている様子が描かれています。顔面から触手のようなものがウヨウヨ生え、明らかに苦しそうにしている騎士の姿は生々しさバツグン。
『遊戯王OCG』の中でも屈指のグロテスクカードとして名高い「寄生虫パラサイド」ですが、そのせいか海外版では虫単体のイラストに変更されているそう。興味のある方は、是非探してみてください。
元々『遊戯王』はシリアスな世界観を描いていたため、グロテスクなカードも少なくはありませんでした。今回紹介したカードたちも、その世界観の名残だと思えば、むしろ歴史的な価値があるものと言える…かも?