『Apex』世界大会で覇権を獲ったレジェンドは?解説陣が驚くほどの“尖った”構成も

さまざまな戦略が絡み合う中、「ALGS」を席巻したのは“有翼の復讐者”でした。

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『Apex』世界大会で覇権を獲ったレジェンドは?解説陣が驚くほどの“尖った”構成も
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Apex Legends』の公式大会「Apex Legends Global Series」(ALGS)のスプリット2プレイオフが、熱狂のなかで閉幕。そこでは各国の代表チームが、さまざまな戦略にもとづき、独自の構成を披露していました。

それでは、大会において最も重宝された“覇権”レジェンドは一体誰だったのでしょうか?

世界の強豪たちに選ばれたレジェンドは?

「ALGS」の本配信では、ピックされたレジェンドの情報をまとめた「レジェンドピックレート」を公開。Day3で表示されたシートの内容を見てみると、そこで最も選ばれていたのは、シーズン9「レガシー」より登場したヴァルキリーでした。全レジェンド中、約94.4%とダントツのトップで、ほとんどのチームにピックされていたようです。

実際に、大会を通してアルティメットスキル「スカイハイダイブ」を活用する様子がつねに映し出されていた印象。たとえば、NA代表チームの「TSM FTX」では、Verhulst選手がほぼ全ての試合でヴァルキリーをプレイ。世界一に輝いた「Reignite」の司令塔・Zer0選手も同キャラをピックし続けていました。やはり、安全にエリアを移動できるという強みは全プレイヤーの共通認識となっていたのでしょう。

それに続いて2位には、約84.7%でジブラルタルがランクインしていました。いかなる場面でも戦術アビリティ「プロテクトドーム」で遮蔽物を作り出せるうえ、アルティメットスキルの「防衛爆撃」も非常に強力。その使い勝手のよさは唯一無二で、長らく競技シーンの必須レジェンドとして君臨しています。

ちなみに、ランクマッチなどではブラッドハウンドが圧倒的な人気を誇りますが、今大会ではほとんどピックするチームが見られなかったようです。スクリムを重ねてムーブが固定されていることや、敵を探し回る局面が少ないことなどから、あまり重宝されていないのかもしれません。

コアな構成を披露したチームも

その一方で、今大会第8位という好成績を残したヨーロッパ地域代表「Team Empire」は、ピックレート表から大きく逸脱する構成を披露。それはヴァルキリーに、ブラッドハウンドとバンガロールを組み合わせたものでした。相手にスモークを被せてブラッドハウンドの「全能の目」で一方的に攻撃するという、王道コンボが狙いだったようです。

さらに、2日目の第1試合ではマッドマギーシアを投入。シアは競技シーンで採用される機会があまりなく、マッドマギーもシーズン12「デファイアンス」で登場したばかりのレジェンド。研究が進んでいないことを逆手にとって、他チームを翻弄しようとしたのかもしれません。

あまりに意外な組み合わせだったため、日本向け配信で実況を務めた平岩康佑アナウンサーは、「シア自身もまさか呼ばれるとは思っていなかったでしょう」と驚きを隠せなかった様子。SNS上も、「ALGSでシアきたああああ」「シアとマッドマギー出ててビックリ」「ALGSでマッドマギー見れるとは思わんかったw」などと大盛り上がりしていました。

きたるシーズン13「救世主」では、新たなレジェンド・ニューキャッスルが参戦予定。アビリティの全てがシールド関連で、守りに特化したスタイルと予想されていますが、競技シーンに新たな風は吹くのでしょうか?


《サワディ大塚》

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