“ステータス極振り”しかできない猪突猛進ゲーマーが『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』を遊んだらどうなる!?(武闘派・脳筋刑事編)

今回は身体能力にオールインした“脳筋刑事”として事件を調査。ポンコツながらも大活躍(?)です。

ソニー PS5
“ステータス極振り”しかできない猪突猛進ゲーマーが『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』を遊んだらどうなる!?(武闘派・脳筋刑事編)
“ステータス極振り”しかできない猪突猛進ゲーマーが『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』を遊んだらどうなる!?(武闘派・脳筋刑事編) 全 35 枚 拡大写真

オリジナル版のリリースから約3年が経ち、日本国内の多くのゲーマーからその登場を期待されていたミステリーRPG『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』が、まもなく待望の発売を迎えます。

本作の魅力はポストモダン文学さながらの巧妙なテキストと、描かれる物語を自分好みに彩るRPG的ゲームプレイ。重厚なストーリーの中でロールプレイを楽しみながら、複雑怪奇な殺人事件を捜査していくことになります。

Game*Sparkはその国内向けリリースに合わせ、前後編にわたって序盤のゲームプレイと「自由度」に焦点を当てたプレイレポートを掲載。今回は「知性派・貧弱刑事編」に続いて「武闘派・脳筋刑事」として事件捜査を進めていきます!それでは早速、貧弱刑事の即死っぷりを振り返りながらフィジカル極振りアグレッシブ刑事のプレイを紹介していきましょう。

“ステータス極振り”しかできない猪突猛進ゲーマーが『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』を遊んだらどうなる!?(知性派・貧弱刑事編)『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』公式サイト




ストーリーの大筋は前回とほぼほぼ同じになりますが、まずはキャラメイクから。前回は合計12ポイントを割り振れる「アビリティ調整」にて「知性6・精神4・肉体1・運動能力1」というキャラメイクで挑んでいたので、今回は完全な鏡写しで挑戦です。「知性1・精神1・肉体4・運動能力6」というフルパワー感溢れる振り方で刑事を作成しました。

得意なスキルには「無敵のファイター」「不死身の男」「マゾヒスト」に向いているという“痛覚閾値”を選択。勘の良い方はお気付きかと思いますが、アビリティでは「運動能力」に振ったにもかかわらず、スキルでは「肉体」にかかわるものを伸ばしています。前回、知性派・貧弱刑事を始めたときに開始1分足らずで死んだのでぶっちゃけ日和ったわけですが、この差配はフィジカル性能を活かしやすいバランスなのです(筆者の体感です)。

「運動能力」は、いわゆる反射神経や運動神経などを高めるステータスとイメージしてもらえると良いでしょう。身体を張ったアクションが求められるときに大いに役立ちますし、そこで失敗しても「痛覚閾値」を伸ばしていれば挽回可能では……?という見立てです。

前回は「世界を推論する“論理”スキルに長けた知性派」。頼りない風貌でありつつも、会話の中からヒントを見つけたり、思考を巡らせて解決の糸口に辿り着こうとしたりと、なんだかブラックコーヒーとタバコが似合いそうなハードボイルド刑事ではありました。今回はフィジカル極振りということで、日頃からプロテインやBCAAをガブ飲みしてトレーニングに励むムキムキ刑事といったところでしょうか?前置きはここまでとして、事件捜査を開始しましょう!



あ……前言撤回……?一度プレイしているので分かってはいましたが、二日酔いどころの騒ぎではない完全な記憶喪失から物語が開幕。だらしない身体のパンイチおじさんが、ホテルの一室でフラフラしながら起き上がりました。頭では理解していたつもりでも、このおじさんのことを“フィジカル極振りアグレッシブ刑事”と呼ぶのは気が引けます。

しかし、今回のステータスなら序盤のトラップ「天井のシーリングファンにひっかかっているネクタイ」を無事クリアできるはず。前回は天井に手を伸ばしただけで胸が痛み、そのまま死亡してゲームオーバーを迎えていました。

今回は伸ばしに伸ばした運動能力にかかわるスキル「才覚」が発動し、刑事の頭の中に多重人格のひとつが“天の声”としてささやきます……!

無事にネクタイをゲット!「趣味の悪いネクタイ」を獲得し、知性派・貧弱刑事との差を見せつけてくれました。趣味が悪くてもいいんだ。この調子でがんばってくれ!!

前回と同じように、ホテルの1階へ降りて捜査を共にする相棒“キム・キツラギ”に自己紹介。知性派刑事はホテルで出会った女性の服装を見て、どのような人物であるのか推測していましたが……今回はスルー。知性派と違って、洞察力に劣るようでした。

キムへの自己紹介でも、「忘れてしまった自分の名前を無理やり考えてみる」という選択肢が選びにくい状況に。ちょっとした選択肢でも、“知性”や“精神”にかかわるモノは全体的に成功率が下がっています。

しかし、頭が回転しなくても身体を張ればいいだけの話。カフェテリア店長への聞き込みは知性派刑事ほど上手くいきませんでしたが、代金を請求されてしどろもどろになる場面で「気付かれないように逃げ出す」という選択肢のダイスチェックに成功。無事にその場を切り抜けられました。これも運動能力にかかわるスキル「才覚」のおかげです。

ここまでで、だいたいゲーム開始から10分程度。知性派刑事のプレイと比べた上での大きな違いは……「天井にひっかかってるネクタイをゲットできた」「女性の服装を見ても何も思わなかった」「同僚への自己紹介が前よりもグダグダ」「聞き込みがちょっとだけ足りなかった」「金の支払いから逃げ出せた」。本作は“RPG”ということで、ステータスの差が物語の雰囲気を異なる形に変えています。この時点でも前回との違いを結構感じられますが、端的に言うとちょっとフィジカルが強いだけの乱暴なクズ野郎ですね。

気を取り直して前回と同様、ホテル裏手にある「吊るされた男」の死体を確認します。記憶喪失の主人公が目覚めたホテルの近隣で起きた、意味深な殺人事件……刑事のクズオーラが強くて曖昧になっていましたが、その調査こそが『ディスコ エリジウム』の本筋です。今回は「耐久力」が高いおかげか、遺体の腐臭をガマンすることもできました。えらいね!

腐臭をガマンするどころか……なんと相棒から銃を借りて、遺体を吊るしていたベルトを狙撃することにも成功しました。こうなってくると話がまったく変わってきます。前回は腐臭に耐えきれず、遺体を直接触ることもロクにできず、周辺情報を集めるのみでした。今回は「体力」「運動能力」のおかげで直に遺体を調査できたので、その服装や傷痕から事件に迫っていきます……!

「借金相手でもあるカフェテリア店長になんとか頼んで、ゴミ箱のカギを借りる」というイベントも、持ち前のパワーでスルーできるように。キムのバールを借りて力技でゴミ箱をこじ開けたりと、フィジカル能力が『ディスコ エリジウム』の物語を大きく動かしていきます。知性派刑事と違い、荒削りではありながらもサクサクとゲームを進められる印象です。

そして、ホテル近隣でデモ運動中の労働者たちを調査。知性派刑事のプレイでは、この先にいるマッチョ野郎“メジャーヘッド”に政治思想を重ねていくことで、道中を進んでいけるようになりました。今回はそんな日和ったプレイをする必要はないかもしれませんね。ネクタイも死なずにゲットできたし、なんだか“力”が持つ素晴らしさに取り憑かれつつあります。

また、遺体を撃ち落として相棒・キムとハイタッチをしたところで、前回では見られなかった新たな“思考”がアンロックされていました。今回は「キムとの共感力」、そして警察組織“RCM”との団結心を高める思考である「エース・ハイ」を習得。この調子でマッチョ野郎のもとに向かっていきます。

取り巻きの女性は「メジャーヘッドには誰も近づけない」「どんな男もメジャーヘッドにはかなわないよ」「いつもあんたの夢を見てる」と口々に話し、当のメジャーヘッドは刑事に向かって「貴様の体は堕落を表している」と罵ってくる始末。アウェイ感がすごい飲み会でもここまで居心地悪くはありません。帰りて~……。

もし刑事の「肉体装置」スキルを伸ばしていなければ、シーザーサラダをつまんだり空いたジョッキをテーブルのすみっこに寄せたりしながら、愛想笑いでその場を凌ぐことしかできなかったでしょう。しかし、このフィジカル極振り刑事には“力”があるのです。頼もしいことこの上ない「ぶちのめす」という選択肢が、有力候補として挙がってきています。

前回はメジャーヘッドに媚びへつらい、不本意ながらも“思考”を変えてこの先に進んでいました。覚えたくもない「高等人種理理論」を学んで打ち解けたフリをした日を振り返りながら、筆者も心の中で拳を握りしめ、刑事を操ります。あのときの悔しさを思い出して……

筋肉野郎を殴打!からの……

回し蹴りがクリーンヒット!相棒のキムも固唾を飲んで見守り、周りの女性も心なしか驚嘆している気がします。

「ディスコ・インフェルノ!」……そう叫びながら、行く先のドアを開けるためにボタンを押す刑事。取り巻きの女性も、脳筋刑事のことを新しいメジャーヘッドとして認めてくれました。そういう話だったっけ?キムが秒速で否定する様をチラ見しつつ、筆者の頭の中では往年のディスコチューンが流れ、ミラーボールがギラギラ輝きながら回転し始めます。

メジャーヘッドが倒れてから、あたりは雪景色に。見下ろし視点で表現される美しい光景に、つい様々な感情がこもった溜め息を漏らしてしまいました。これがパワーの素晴らしさ……。知性派刑事のプレイでは見られなかった新しい“思考”のアンロックも可能となり、武闘派ならではの更なる活躍を期待させます。

こうして刑事とキムは先へ進み、このあたりの労働者を取りまとめるリーダーに面会へ。ここまでの道のりで得た事件解決のヒントは、知性派・軟弱刑事のプレイで得たものとは大きく異なるものでした。

知性に欠けるためか、会話のそこかしこにあったはずの糸口を見落としながらも、持ち前のフィジカル能力で遺体調査から殴り合いまでクリアした脳筋刑事。彼が迫っていく事件の真相は、どのような形となるのでしょうか?その先の物語は、ぜひあなたの目で確かめてみてください。



今回の企画ではネタバレも考慮して、刑事たちの行く手を阻む“メジャーヘッド”までの道筋を紹介しました。しかし、『ディスコ エリジウム』の進め方は人それぞれ。ステータスの上げ方だけでなく、もちろんプレイヤーの調査方法でも大きく物語を変えていけます。

他の場所を調査したりダイスロールをうまく進めたりすれば、マッチョ野郎“メジャーヘッド”との対峙を避けることもできますし、様々な装備品で刑事をオシャレに演出しながらステータス上昇を図ることもできます。今回のように脳筋キャラメイクをしつつ「視覚計算」「演劇」を上昇させるサングラスをかけて、肉体も頭脳も高めていく……なんてプレイスタイルもおもしろいかもしれません。

その物語からいわゆる「アドベンチャーゲーム」に見える本作ですが、実際のプレイ感はかなり「RPG」的。重厚なストーリーを楽しむのはもちろんのこと、高い自由度を生かして「ロールプレイ」にどっぷり浸るのもオススメです!




『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』公式サイト

様々な遊び方でハードボイルドな物語を味わえる『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』は、2022年8月25日よりPS4/PS5/ニンテンドースイッチ向けに発売予定。パッケージ版/ダウンロード版ともに4,939円(税込)でリリースされます。

パッケージ版を予約購入したユーザーは、特典としてゲームプレイガイドとなる「捜査ハンドブック」も入手できます。



『ディスコエリジウム ザ ファイナル カット』

  • 対応機種: ニンテンドースイッチ / PlayStation 4 / PlayStation 5

  • 発売日: 2022年8月25日

  • ジャンル:RPG

  • CERO: D(17歳以上対象)

  • 希望小売価格: 4,490円+税

  • プレイヤー人数: 1人

  • 開発元: ZA/UM

  • 販売元: スパイク・チュンソフト

《キーボード打海》

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