『FGO』「マイティチェインって結局なんなの?」と迷えるあなたに、一目で分かる活用法をお届け!─あの概念礼装が復権なるか!?

7周年に合わせて導入された「マイティチェイン」。これまでのカード選びに、新たな戦略を生む新要素が加わりました。それだけに、まだピンと来ていない方も少なくないはず。そんな迷えるマスターたちに、新要素の要点などを分かりやすくお届けします!

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『FGO』「マイティチェインって結局なんなの?」と迷えるあなたに、一目で分かる活用法をお届け!─あの概念礼装が復権なるか!?
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■「マイティチェイン」による影響や新たな可能性

マイティチェイン(とQボーナス見直し)により、Qカードの重要性が相対的に増しました。これまでは、各チェインを狙った「B3枚持ち」(ダメージ重視)や「A3枚持ち」(NP獲得=宝具重視)のサーヴァントが有利な傾向にありましたが、マイティチェインを狙うにはQカードも必要なので、バランスの良いカード編成を持つサーヴァントも見直されそうです。

また、戦略にも新たな可能性が生まれており、例えば1ターン目に「Qチェイン」でスターを稼ぎ、2ターン目にクリティカルが狙える「マイティチェイン」を発動。マイティチェイン単体だけでも全カードに20%のクリティカル発生率があるため、Qチェインで稼いだスターを合わせればマイティチェインの爆発力が向上します。こうしたシナジーを狙った立ち回りも、かなり有効でしょう。

Qチェインでスターを稼ぐ量が増え、マイティチェインでクリティカル発生率も向上。この追い風を受け、クリティカルアタッカーの地位も押し上げられる可能性があります。特に、「即時スター獲得」や「スターを毎ターン獲得」などの効果を持つスキル持ちは、確実性が増したので、重用される場面が増えそうです。

また、個人的に注目しているのが、概念礼装「2030年の欠片」です。現状、概念礼装は宝具の発動を大きく後押しする「カレイドスコープ」と、宝具威力を劇的に上げる「黒の聖杯」の2強状態にあり、他の概念礼装の価値を大きく引き離すほど重畳されています。ですが今回のマイティチェイン導入により、「2030年の欠片」の価値が再び見直されるのではと個人的に見ています。

「2030年の欠片」は、毎ターンごとに8個(最大10個)のスターが得られる概念礼装です。スターは選択前のカードに分配されるので、各カードにつき10~20%(クラス差や偏りはあるにせよ)のクリティカル発生確率が見込めます。

この概念礼装の効果だけだと、正直物足りないところです。しかしマイティチェインを成立させれば、各カードのクリティカル発生率が更に20%アップ。合算すれば30~40%なので、侮れない数字になってきました。

加えて、マイティチェインを毎ターン連続で繰り出すとすれば、前ターンで選ばれた1枚のQカードがスターを生み出しているので、発生率はもっと上がります。選んだ3枚のカードのクリティカル発生率がそれぞれ40%~50%であれば、まず1回のクリティカルは見込めるでしょうし、2回目が出ることも少なくなさそうです。そこに、スター即出しのスキルなどを絡めれば、さらに安定します。

「2030年の欠片」で得たスターはアタッカーにも分配されるため、宝具発動を狙わないサポートサーヴァントなどに装備させるのもひとつの手。「カレイドスコープ」と「黒の聖杯」の有用性に食い込むほどではなくとも、「2030年の欠片」の使用頻度がこれから上がるかもしれません。

■従来のチェインはもう使わないの? ブレイブだとどうなるの?

マイティチェインの導入により、カード選びに新たな選択が加わりました。ここまで述べた通り、戦略的に価値があり、使いこなせばかなり有利に戦うことができます。しかし、なんでもかんでもマイティチェインにすればいい、というわけでもありません。

従来のQチェインは、調整が入ったこともあり、揃えるだけでスターを20個稼げます。また、3回連続でQ攻撃を繰り出すため、ここでも相応のスターが稼げることでしょう。サーヴァントごとにカード性能に差があるため一概には言えませんが、同一サーヴァント同士で比べた場合、スターを最大限稼ごうと思った場合、マイティチェインよりもQチェインに軍配医が上がります。

これは、BチェインやAチェインも同様。共にクリティカルなし、または全てクリティカルと条件を揃えた場合、最大ダメージを叩き出すのはBチェインです。NPの総獲得量も、マイティチェインはAチェインに敵いません。

マイティチェインの強みは、全ての1stボーナスが乗る点にあり、どのコマンドカードも高水準の効果を得られます。従来のB、A、Qチェインのいずれも、効果が得られる種類は1つだけですが、その分最高水準を発揮できます。平均的に優れているマイティチェインは十分優秀ですが、B、A、Qチェインの方が有利な場合も少なくありません。

大事なのは各チェインの使い分けと、マイティチェインの場合は「カード順が後ろになるほど重要」なのでチェイン不成立時とは真逆のルールになること。この2点を覚えておけば、マイティチェインを使いこなす第1歩としては十分でしょう。

ちなみに、B、A、Qのカードをひとりのサーヴァントで揃えた場合、マイティブレイブチェインが発動。通常の効果に加え、エクストラアタックにも「攻撃力アップ」「NP獲得量アップ」「クリティカルスター発生率アップ」の効果がかかります。

単騎での戦いに向いたサーヴァントは、このマイティブレイブチェインを発動させる機会が増えることでしょう。また、アペンドスキル1の「追撃技巧向上」の価値も相対的に上がるので、サーヴァントコインに余裕があれば、育成を一考してみる価値があるかもしれません。


マイティチェインの登場により、戦闘面で有利な要素が増えました。そしてここから、ユニークな戦略が生まれたり、各サーヴァントや概念礼装の価値が見直されていくのでしょう。

あれこれと試行錯誤している時間は、存外楽しいもの。そうした新しい流れを『FGO』で改めて味わえることが、マイティチェインの実装によって生じた最も大きな影響なのかもしれません。


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《臥待 弦》

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