使えないポケモンは好き勝手にパーティから外すでしょう?トレーナーの心に刺さる『ポケモン』のセリフ5選

敵キャラクターが放った“正論”に、ぐうの音も出なかったプレイヤーも…。

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YouTube「【公式】『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』紹介映像」より
YouTube「【公式】『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』紹介映像」より 全 5 枚 拡大写真

ポケットモンスター』シリーズに登場するNPCには、妙に達観した価値観を持っている人物も少なくありません。そのセリフを聞いて、心にグサッと刺さったことがある人も多いのではないでしょうか。

今回は歴代シリーズのなかでも、とくにプレイヤーたちに“こうかばつぐん”だったセリフをご紹介していきます。

◆『金・銀』カリン

まず注目したいのは、もはやファンのあいだではお馴染みとなったカリンの名ゼリフです。

彼女は『ポケットモンスター 金・銀』に登場するポケモンリーグ四天王の1人であり、「あくタイプ」の使い手。戦闘終了後に放たれる「強いポケモン 弱いポケモン そんなの人の勝手 本当に強いトレーナーなら好きなポケモンで勝てるように頑張るべき」というセリフは、シリーズ屈指の名言として知られています。

ゲームにハマるほど、好きなポケモンよりも強いポケモンで戦いたくなるのが当然。もちろん勝利を目指すのは悪いことではありませんが、時には初心にかえってみることも大切でしょう。

とはいえ彼女の持論が真理というわけでもなく、別作品には「本当に強いトレーナーならば好きなポケモンではなく、勝てるポケモンを選ぶ覚悟が必要になるときもある」と、真逆のことを主張するNPCも登場しています。

◆『ブラック・ホワイト』ギーマ

四天王つながりでいえば、『ポケットモンスターブラック・ホワイト』で初登場した四天王のギーマも、さまざまな名言を生み出していました。

なかでも特筆すべきセリフが、「勝つやつがいれば負けるやつがいる。それを覚悟せずに負けて騒ぐのは愚か。負けたら次勝つためにできることをする。それが勝負師さ」。

ポケモンバトルに負けたイライラから思わず暴言を吐いたり、モノにあたったりと、感情的になってしまう人は少なからずいるはず。ギーマのセリフは、そんなトレーナーたちに「勝負師とは何か?」をあらためて教えてくれます。

◆『ブラック・ホワイト』プラズマ団

思わずハッとするようなセリフを生み出すのは、何も四天王だけではありません。たとえば『ポケットモンスターブラック・ホワイト』において、主人公たちと敵対する組織「プラズマ団」の団員からは「あなた……ここに来るまでにどれだけのポケモンをきずつけたの?」と、良心を責め立ててくる“言葉のナイフ”が飛び出します。

たしかに冒険を進めるうえで、ポケモンバトルは避けて通れないもの。これまで当たり前のようにやってきた行動を咎めるような言葉は、当時多くのプレイヤーの心に突き刺さったはずです。

ただ、プラズマ団もプラズマ団でポケモンたちにかなり酷いことをしているので、「お前には言われたくない!」と思った人も多かったでしょう。

◆『サン・ムーン』ルザミーネ

ポケットモンスター サン・ムーン』に登場する「エーテル財団」の代表・ルザミーネもまた、トレーナーの心を惑わせる“迷言”の使い手です。

一見彼女はポケモンたちを慈しむ愛情深い人物なのですが、実際は「わたくしは、わたくしの好きなものだけがあふれる世界で生きるの」「わたくしが愛を注げる美しいものでなければジャマでしかない」といった危険な思想を持つ人物でした。

それを主人公たちに咎められた際に返したセリフが「あらひどいのかしら?」「たとえばトレーナーも同じ。使えないポケモンは好き勝手にパーティから外すでしょう?」。…彼女の考えに反論が浮かばす、悶々とストーリーを進めたプレイヤーも少なくなかったようです。

◆『サン・ムーン』ハウ

最後は、勝つことに執着するプレイヤーへ捧げたい名言をご紹介しましょう。

いまや「ランクマッチ」を通して、世界中のポケモントレーナーたちと対戦できる時代。トレーナーのなかには順位を気にするあまり、「勝たなければならない」と義務のように感じている人も多いのではないでしょうか。

その末にバトルを心から楽しめなくなってしまった時は、『ポケットモンスター サン・ムーン』に登場するハウの言葉を思い出してみてください。「勝たなきゃいけないバトルは楽しくないなぁ」と──。

良くも悪くも、心を強く揺さぶってくるNPCたちの言葉。妙に核心をついてくるセリフに出会えるのも、『ポケットモンスター』シリーズの醍醐味なのかもしれませんね。


《サワディ大塚》

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