死が不可避の1UPキノコに挑め!新技発見の『スーパーマリオ64』蹴りからの滞空3時間で届いた執念

TASを利用しているものの、あるステージでこれまで不可能とされていた「死亡せずに1UPキノコを取得する」方法が発見されました。

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死が不可避の1UPキノコに挑め!新技発見の『スーパーマリオ64』蹴りからの滞空3時間で届いた執念
死が不可避の1UPキノコに挑め!新技発見の『スーパーマリオ64』蹴りからの滞空3時間で届いた執念 全 2 枚 拡大写真

往年の名作『スーパーマリオ64』のファンの一人であるPaLiX _氏は、とあるステージで「死亡せずに1UPキノコを取得できる方法」を発見したと投稿しました。

スピードランでも有名

スーパーマリオ64』といえば1996年に発売されて以来、RTA走者たちによるスピードランでも有名です。グリッチなども利用しつつ、コンマ数秒の世界でしのぎを削るランナー達の記録は多種多様で、先日もケツワープで10年ぶりに世界記録が破られるなど、数々のドラマが生まれてきました。





死を克服した1UPの方法

こちらは別の走者による2021年の記録。最後、1UP取得と同時に死亡しています。

さて、死亡回避の方法が発見されたのは、「さむいさむいマウンテン(英語略称ではCCM)」ステージ内にあるスノースライダーのエリア。ここで出現するとある1UPキノコは、スポーン直後にスライダーの床をすり抜けてしまうため、通常のプレイでは取得ができません。

これに対して、壁抜けなどのショートカットテクニックを使い、そもそも裏側から取得するという方法があります。しかしこちらの動画(13秒ごろ)にもあるように、キノコがマリオの接近に合わせて移動してしまうため、結果的に「手持ちの残機1つと引き換え」という、死が不可避の状態でした。

これに対しPaLiX _氏は、途中までのルートと壁蹴りといった部分は同じであるものの、およそ1分近く部屋の隅で連続蹴りを繰り返しました。執念の壁蹴りマリオは、空中でふわりと動きを止めたかと思えばじわじわと上昇を始め、映像は早送りされましたが(同氏曰く3時間経過)スライダーコース内へワープ。見事、死亡せずに1UPキノコを捕まえることに成功しています。

今回はあくまで方法の発見ということで、TAS(Tool-Assisted Speedrun)の使用によるものではありますが、もし将来ツールを使わず自身の操作で再現するランナー現われたら、人類のスピードラン界隈で新たな記録が樹立するかもしれませんね。


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《麦秋》

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