『ポケモンカードゲーム スカーレット&バイオレット』の新拡張パック「スノーハザード」「クレイバースト」が4月14日（金）に発売。販売が開始される朝には大手家電量販店や小売店に行列が出来るなど、圧倒的な人気ぶりで話題を呼んでいます。
その一方で営利目的とみられる悪質な転売行為も散見され、フリーマーケットサイトやオークションサイトで定価の数倍の価格で出品する行為が問題視されています。『ポケカ』プレイヤーとして知られるタレントの松丸亮吾さんも、自身のTwitterアカウントで注意喚起を発信しています。
営利目的の転売が一般プレイヤーに対して迷惑であることは言うまでもありませんが、転売されているパックには「レアカードが抜かれている可能性」もあります。通常、1BOXにレアカードが入っている確率は（ランダムなので絶対とは言い切れないものの）1枚前後です。1BOXからレアカードを引き当て、他のパックを未開封として販売することで、レアカードが入っていない確率が極めて高いパックを再包装して販売されている可能性もあるのです。
また、そのBOXが未開封であることを示す「シュリンク」と呼ばれる透明のフィルムは、一般に販売されている専用の機械を使うことで誰でも簡単にかけ直すことができます。もし第三者が販売しているもので「シュリンク付き」と謳われているものがあったとて、それが工場出荷時から付いているシュリンクであるとは限りません。
Amazonなどの通販サイトを見ても、定価以上の価格でAmazon以外の出品者から販売されているものが多くあります。Amazon.co.jpからの出品であることを確認してから購入しましょう。そのほか、大手量販店やカードショップ、公式のポケモンセンターオンラインなど、正規の手段で購入することが求められます。そうなると、悪質なレア抜きがされにくい店頭販売が人気になるわけです。
オンラインで簡単にモノが入手できる時代に、一周回って店頭が安心できる買い物の場所になっている現状は、なんとも物悲しいですね。
